2008年7月 1日13:43

China: Rebellions of the tens of thousands in Province Guizhou

中国貴州省で数万人規模の暴動

 6月28日、中国の貴州省黔南プイ族ミャオ族自治州甕安県で数万人規模の暴動が起こり、政府庁舎が燃やされた。新華社通信をはじめ、複数の中国・香港のメディアが伝えている。 事件は15歳の少女の死をめぐり、少女の家族が、「暴行殺人事件である」と訴えていた。ところが犯人が当局者の息子であったことから、警察は「自殺」として適正な捜査を行わず、もみ消した。さらに適正な捜査を求めた同級生と家族が逆に警察に暴行され殺害されたとの話もあるという。これらの情報に対して、怒りを爆発させた住民数万人が地元政府庁舎や公安当局の建物3塔を襲撃して火を放ち、パトカーなど数十台の車を炎上させたとのこと。 現地では1500人以上の武装警官が暴動鎮圧にあたり、これまで約200人が逮捕されたという。
 

 チベット暴動に続く大暴動が、今起きている。
 いずれにしてもこの事件をきっかけにして、貴州省の労働者と諸民族のつもり積もった中国スターリン主義体制への怒りが歴史的な大爆発をしたのだ。そしてこの怒りは、今後、中国全土の労働者と諸民族の怒りに火をつけ、さらに大きく発展していこうとしている。北京オリンピックを前にして、チベット暴動に続いて、貴州でも大暴動が起き、中国スターリン主義体制は根底から揺さぶられている。

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