2009年1月20日01:12

東北石けん労組、「会社解散・全員解雇」撤回求め、スト突入!

 仙台市の、純石けん「釜出し一番石けん」を製造している有限会社・東北石鹸佐藤工場の労働組合、東北石けん労働組合は、組合つぶしのための「会社解散・従業員全員解雇」攻撃に対して、1月19日、24時間ストライキに突入しました。

 この間、営業譲渡、工場移転合理化を進めてきた東北石鹸資本は、新オーナーの下で工場を移転する動きを労働組合を無視して進めてきましたが、組合の団体交渉要求に追い詰められ、さらに攻撃をエスカレートして、17日に開かれた団交において、弁護士を立てた上で、「会社解散、全員解雇」を通告してきました。
 これに先立って組合では臨時大会を開催してスト権を確立して団交に臨みました。団交の場では、会社の攻撃に怒りを爆発させ、組合員、組合側同席者の長谷武志さん(全金本山労組副委員長)が一丸となって会社を徹底的に追及しました。「法に則って」と繰り返す会社に対して、私たちは、現場で実力で反撃する意志をたたきつけました。
 明けて迎えた19日、当初の方針にはありませんでしたが、青年のA組合員の「もう会社に何の協力もしたくない」という声を受けて、他の組合員も全く同感。即座に朝礼中の会社に対して、「こんな仕打ちを受けて身も心も働ける状態ではない。今日は休みます」と通告して、山猫ストライキに突入しました。この一撃で会社は全く仕事が回らない状況にたたき込まれました。
 労働者の怒りを思い知れ!工場を回しているのは労働者だ!という真実を会社に「音の出る」形で突きつけたのです。
 東北石けん労組は、文字通り「生きさせろ!」09ゼネストの先陣を切る闘いに突入しました。今後何度でもストライキに突入して、会社に大打撃を与え、社会的に会社の悪行を暴き、支援の陣形を強固に作り上げながら闘います。
 当面の頂点をなすのは、28日の「東北石けん闘争勝利!総決起集会」、それに続く29日の24時間ストライキ突入の闘いです。地域の労働者・学生・市民の総結集で闘います。
 資本主義は終わった!労働者が社会の主人公になる時代が来た!この時代認識の元に、東北石けん労働組合は徹底的に資本と非和解の闘いを展開し、必ず勝利します!地域で、全国で、全世界で闘われている労働者・労働組合の怒りのうねりの一翼を担う気概を持って闘います。
 すべての仲間のみなさん! 共に勝利の日まで、革命を実現するその日まで、徹底的に闘い抜きましょう!

東北石けん労働組合 執行委員長 洞口 明

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