2009年4月 6日04:23

France, Strasbourg: Fierce street-struggle against NATO Summit

NATO首脳会議に抗議の実力闘争

 4月4日、フランス東部アルザス・ロレーヌ地方のストラスブール市で開催されたNATO結成60周年の首脳会議に対して激しい抗議デモが闘われた。2万5000人の警察官を動員した厳重な警備を打ち破った数千人のデモ隊は、アメリカ帝国主義とNATOの侵略戦争政策と軍事予算の増大、核兵器に抗議して、催涙ガス弾とゴム弾を撃ちまくる警察機動隊と激突して闘った。デモ隊はサミット会場のシティーセンターに突入を試み、数度にわたって機動隊と激突した。市内にはバリケードが築かれた(写真)

 警察は、ストラスブールの市内を無人化するほどの重警備体制を敷いた。サミット期間中は小学校から大学までのすべての学校が休校になり、ほとんどの会社やレストランが休業させられた。デモ隊は重犯罪人扱いされ、警察はサミットが開始される直前の木曜日の夜、市内に入ろうとした300人のデモ隊を逮捕した。ライン川をはさんで対岸にあるドイツのケール市でも、同時に数千人のデモが闘われた(写真)
 首脳会議では、オバマ米大統領やサルコジ仏大統領、ドイツのメルケル首相などが、とりわけアフガニスタン侵略戦争体制の強化について話しあい、NATOとして5000人の増派を決めた。帝国主義強盗どもによる侵略戦争の拡大は、労働者階級への階級戦争の強化と一体だ。階級的労働運動の前進が、戦争を阻止する上でもますます決定的となっている。(TZ)

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