2010年2月24日11:10

関西労組交流センターが春闘決起集会開く

 2月19日、大阪市内で、関西労組交流センター春闘決起集会が110人が参加して開催された。「国鉄決戦に勝利し10春闘を階級決戦を闘いとろう」「国鉄労働運動の主流派へ―1047名解雇撤回・検修全面外注化阻止決戦に勝利しよう」「反合理化・保育安全闘争に勝利し、道州制・橋下打倒闘争に立とう」の3本の問題提起を受けた後、闘う各組合・各職場からの報告と訴えが相次いだ。集会の最後に、この日にJR西本社が動労西日本の山田和広副委員長に雇い止め解雇の通告をしたことが報告され、直ちに弾劾と支援の闘いに立ち上がることが訴えられた。

 黒瀬事務局次長は「動労千葉のストライキは体制内派を打倒する労働者の大反乱の始まりだ。経団連は連合をのりこえる階級的労働運動に恐怖している。鳩山の施政方針演説は『新しい公共』を打ち出して大政翼賛会をつくろうとしている。連合やJR総連を下からぶっとばして労働者が労働組合に結集して社会を変えていく闘いを起していくのが国鉄決戦だ。労組交流センター総会の5大方針で10春闘を闘おう」と提起した。富田代表は「検修全面外注化はJR東労組の青年労働者の怒りに火をつけている。われわれが国鉄労働運動の主流派になる手応えをつかんだ。1047名闘争の年度内和解策動をぶっとばして、11月派が責任勢力として解雇撤回・JR体制打倒で闘おう。第2弾のJR西日本本社に対する闘いに立とう」と訴えた。深町副代表は「子どもとの接触事故を理由とする解雇攻撃をはねのけ、処分撤回を闘っている。『資本・当局の言うことを聞かない労働者は処分』という攻撃との闘いと、『職場で起こった事故はすべて当局の責任』と言い切る闘いが一つになって、道州制をぶっとばし組合権力を奪取する闘いとなった」と報告。「国鉄闘争を軸に労働組合をめぐって激突する大動乱期に突入する中で、処分撤回闘争で団結をつくって社会を変えていく闘いをやる」と訴えた。
 それを受けて、全逓労働者、教育労働者、八尾北医療センター労働組合から報告と訴えが行われた。続いて春闘一日行動を闘いぬいた関西合同労組の仲間が一斉に登壇した。「森精機で400人の解雇攻撃が始まった。森精機の中に組合を立ち上げ、ストライキで闘って解雇を撤回し、来年は統一の春闘要求書を出す決意だ」「一月前に組合に加盟した。あまりに一方的な解雇を受けて、どうしても腹の虫が治まらなかった。就労闘争をやる中で仲間が増えた」「街宣で分会長への弾圧を許せない!と訴えたら反響がすごい」と、闘いへの決意が表明された。ス労自主は代理店闘争と再雇用裁判闘争の報告を行い、「裁判は勝利命令だけを求めているのではなく、どこまでも資本と粘り強く闘うためだ」と訴えた。
 泉佐野市議選を労働運動を基軸にして闘う特別決議が提起された。最後に野口代表がJR西日本による雇い止め解雇攻撃を報告・弾劾し、「階級決戦がどんどん進んでいることの現われだ。追い詰められているのは資本家たちだ。主導権は11月派が握っている。この主導権をでっかくすればわれわれは絶対に勝てる」と締めくくった。(関西・E)

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