2010年3月18日08:05

東京西部地区で青年先頭に春闘一日行動

 3月14日、「国鉄1047名解雇撤回 沖縄の怒りで鳩山政権倒せ!」を掲げて東京西部地区の春闘行動が勝ち取られた。地区の労働者60人が結集し、集会・デモ、街宣の一日行動を青年を先頭に集中性のある、自己解放性あふれる闘いとして勝ち取った。
 動労千葉支援する会の労働者が司会を行い「動労千葉は外注化の4月1日実施を不可能なところに追い込んだ。組織破壊攻撃に対して、組織拡大で闘っている。1047名闘争の決定的局面に腹をくくって解雇撤回闘争を切り開こう。沖縄基地撤去、3・20へ総決起しよう」と集会の方向性を鮮明に提起した。

 基調報告は、昨年一年、不屈に解雇撤回闘争を闘ってきた青年労働者が行い、「中野洋動労千葉顧問の意志を引き継ぐ者として10春闘行動を成功させ、3・20の爆発を実現しよう」と呼びかけた。とりわけ、「自分の職場での闘いをとおして、この場で基調報告やれるほどに自分が変わった。労働者は闘うことで変わる」と真っ向から確信をもって提起し、「負けない」闘いをやっていこうと明るく訴え、全体をつつみ牽引した。
 西部ユニオン・鈴木コンクリート工業分会から分会長ら組合員3人が参加し、職場闘争報告を行った。資本による組合きり崩し攻撃をうち破って、組合を守り、団結を強めていること、不当労働行為のオンパレードの資本に対して弾劾の闘いをやりぬき、闘う団結を職場全体に拡大し、職場での支配権をとっていく闘いに入っていくこと、さらに地域の同業職場などに団結を拡大していくべく闘っていることをそれぞれが報告し、頼もしい姿を見せた。
 討論では、18人の労働者(全逓、教労、区職、清掃、医療介護、タクシー)や各運動(百万、全国連杉並支部、星野さん救う会、区議会議員)の仲間が次々と発言に立った。青年もベテランも、それぞれが職場でスイスイうまくいってるわけではないが、時代認識と路線、絶対反対論、階級的団結論、組織拡大論で闘えば展望が開ける、職場で青年獲得の展望をつかんだ、体制内執行部に変わって闘いの方針を出す存在になっていく、など確信をつかんだ報告が出され、3・20への決意が述べられた。また、職場の仲間が初めて一緒に参加しているという報告も複数の仲間から出された。
 集会後、阿佐ヶ谷駅近くのけやき公園に結集し、区役所前まで、青年を先頭に明るい元気あるデモを意気揚々と貫徹した。阿佐ヶ谷駅前では、首都圏の星野再審連絡会の街宣隊とエールを交換。デモ後は、街宣隊に合流し、40人余で駅の南北を制圧、星野再審署名と3・20への宣伝戦を行った。一日の行動を戦闘的に闘い抜き、3・20の爆発と民主党・連合政権打倒に向かっての決意と意志を打ち固めた。(東京西部・K)

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