2010年4月 4日23:36

東北石けん労組、解雇1周年弾劾し総決起集会

 4月2日、東北石けん労組は、仙台市内で「解雇1周年弾劾!東北石けん闘争勝利!総決起集会」を35人の結集で勝ち取った。東北石けん労組は3月12日の地労委において、資本と労働委員会一体となった「金銭和解」策動を完全に粉砕し、闘いの新たなラウンドに突入した。国鉄1047名闘争解体策動が密集した反動として襲いかかっている中で、解雇撤回の旗を高々と掲げて勝利するまで実力闘争として闘い抜く決意を満天下に明らかにしたのだ。この総決起集会は、1047名闘争・第2次国鉄決戦勝利への闘いに大合流する、熱気あふれる集会として打ち抜かれた。

 冒頭、主催者挨拶に立った洞口委員長は、「解雇、地裁仮処分反動決定、そして地労委での金銭和解攻撃という敵の攻撃を、そのたびに組合の団結を強化することで跳ね返してきた。その上に立ってこの集会が開催されていること自体が、組合が日々勝利している証しだ。今日の集会は、第2次国鉄決戦に合流し、大恐慌時代の解雇撤回闘争の新たな地平を切りひらく集会だ」と鮮明に提起し、新たな戦闘宣言を発した。
 連帯のメッセージが遠く沖縄をはじめ全国から寄せられた。集会では、全金本山労組、仙台市職労、福島合同労組、平和を守る戦中派の会の小野寺さんから、次々と東北石けん闘争に連帯する挨拶がなされた。「東北石けん闘争は自分自身の闘いだ」、「解雇撤回闘争が決定的だ」、「1047名闘争解体攻撃を許さない」と熱気あふれる発言が相次いだ。
 集会の圧巻は、小原書記長の基調提起だ。「金銭和解攻撃を完全に粉砕した。構図は国鉄1047名闘争破壊策動と一体のもの。断固闘い抜く」という宣言に全参加者が「そうだ!」と答える。「昨年の闘いでわが労組は、2・16国鉄集会において全金本山労組・熊谷春男さんと共に発言し、全国デビューを勝ち取った。そこを出発点として1年間国鉄闘争を闘い、国鉄1047名解雇撤回・第2次国鉄決戦勝利を自らの闘いとして闘うという勝利の路線をつかみ取ってきた。 門前闘争、地労委闘争、すべての闘いを路線で闘い、団結強化を総括軸として闘い抜いた。すべての戦場で、参加した仲間も元気になる自己解放的な闘いをやり抜いてきた。革命が現実の問題となる時代が到来している。首を切られても、これと闘い抜くことが無上の喜び。解雇撤回は革命のスローガンだ。 東北石けん労組は、アルバイト先でも、すべての場所で団結を求めて闘う。地域の青年をみやぎ連帯ユニオンと共に組織していく。志半ばで斃れた全金本山労組の菅原徹さん、熊谷春男さん、交流センターの東正策さん、そして中野洋さんの遺志を引き継いで、勝利するまで闘いましょう!」
 総括と展望は圧倒的だ。集会の熱気は最高潮に達した。
 決意表明は、兄弟組合のみやぎ連帯ユニオン、「東北石けん闘争から学んだことは、労働者は資本に飼われる存在じゃないということ。革命の日まで闘う」。そして当該を代表して成田副委員長、「解雇撤回を捨てたら労働者の魂を売るということ。首を切られるべきは社長だ。この闘争がなければ自分も何も知らないつまらない人生になっていた。すべてを作っているのは労働者だ。革命で社会を変えよう!」。熱烈な決意に満場の拍手が答える。
 この集会を新たな出発点として、東北石けん労組は2010年決戦を国鉄闘争と固く団結して闘い抜く! すべてのみなさん、共に勝利の日まで闘い抜きましょう! (東北石けん労働組合・H)

関連記事:この記事と同じカテゴリーの記事

Previous Next Move Close