2010年6月 3日03:52

国鉄キャラバン・鳩山打倒情勢で圧倒的注目!

 6月2日、「国鉄闘争の火を消すな」6・13大集会のキャラバン隊は東京・南部地区での宣伝活動に決起した。最初の目黒駅に向かう途中、ラジオから流れる鳩山の許し難い辞任演説に怒りを燃やし、ただちにPRカーで「沖縄の怒りは鳩山を打倒した! 次は闘う労働組合を職場に作ろう! 一人の首切りも許さない6・13大集会に集まろう!」と沿道の労働者に訴えると圧倒的な注目を浴び、若者はガッツポーズで振り返った。キャラバンは目黒、五反田、大井町の駅頭に登場し、地区の労働者と団結して、鳩山政権と4者4団体指導部による国鉄闘争解体策動をぶっ飛ばして、1047名解雇撤回の新たな運動への決起を呼びかけた。

 会社から休職攻撃を受けているという労働者が立ち止まり、「組合に復職したいと訴えたら『辞表を出したら』と逆に言われた」と、会社とその手先と化した組合指導部への怒りで一致し、6・13への参加を約束した。「私は血のメーデーに参加したのよ」と誇らしげにカンパしていく女性や、「私は日教組だった」と胸を張ってチケットを2枚買った元教育労働者など、みな国鉄闘争をとおして自分の労働者としての誇りを取り戻していくことがよくわかる。中には「2000万円ももらってまだ闘うのか」などとケチ付けをしようとしてきた連合の役員もいたが、「そんな涙金で解雇撤回を売り渡す裏切りに反対しているのだ」と訴えるとそそくさと逃げていった。
 今日の特徴は、「鳩山政権を打倒しよう!」というゼッケンをみて多くの労働者が「鳩山はもう打倒されたよ!」と嬉しそうに近づいてきたことだ。
 夕方、南部で開かれた4者4団体の和解集会の入り口にもキャラバン隊は登場し、参加者に6・13大集会のチラシを手渡した。多くの参加者が受け取ったが、4者4団体の一部指導部は鳩山の打倒にすっかり打撃を受けた様子で、沈痛な顔をして、チラシを受け取る元気も、文句を言う元気もない様子であった。鳩山の辞任は、鳩山政権打倒を掲げ続けてきた動労千葉派の決定的勝利であり、6・13大集会大運動がたぐり寄せた決定的な追い風だ。一日一日の激動に勝利し、3000大結集の大成功を勝ち取ろう!(SG)

 写真1は五反田駅前、写真2は大井町駅前で署名を集めるキャラバン隊

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