2009年12月14日

大恐慌を世界革命へ!革共同に絶大な支援を

週刊『前進』06頁(2420号1面3)(2009/12/14)

大恐慌を世界革命へ!革共同に絶大な支援を

 革共同はこの秋、結成以来初めて綱領草案を採択しました。革共同半世紀の歴史を総括し、世界大恐慌をプロレタリア世界革命に転化する、その現実的突破口を日本から開く宣言です。
 1917年ロシア革命以来、陸続たる労働者階級の革命的決起を抑え込んできた最大の理由は、帝国主義とスターリン主義による「党と労働組合」の徹底した切断にありました。11月労働者集会の勝利を実現した〈革共同と動労千葉労働運動〉の結合は、この長きにわたる労働者分断支配の暗雲を切り裂くものです。それが、世界の革命運動において普遍的意義を有していることが国際連帯闘争の画期的発展として示されたのです。
 綱領草案冒頭に記された「労働者階級の解放は労働者自身の事業である」というマルクス主義を復権する闘い、すなわち労働者階級の怒りと誇りに依拠し、「階級的団結と絶対反対」路線を総括軸とする闘いが全党の同志たちによって貫徹されてきました。さらに革共同は、この階級的労働運動を保証するものが反スターリン主義・革命的共産主義の階級的実体である地区党建設にあることに絶対的確信を持つにいたりました。これこそ綱領草案の核心であり、革共同半世紀の到達地平、国際階級闘争の到達地平です。
 11月労働者集会の勝利は、国鉄1047名闘争を軸に、沖縄・韓国・欧米で「民営化・労組破壊」と闘うひとつの路線となって火を噴き拡大しています。国労5・27臨大闘争弾圧公判での画期的勝利、4大産別決戦の爆発、星野同志を奪還する第2次再審闘争開始など、労働者階級は11月勝利の地平で立ち上がれば勝利できることを次々と証明しています。
 他方、民主党・連合政権は大恐慌に直撃され、最弱の帝国主義として労働者への大失業と賃下げ攻撃を全面化していますが、実際には労働者階級の革命的決起の前にグラグラになっています。
 なによりも日帝を直撃しているのが、いまも獄中にある法大弾圧8学生の闘いです。権力が弾圧すればするほど学生のリーダー・階級のリーダーが次々と登場し、獄壁をこえて世界にマルクス主義を波及させています。この若きリーダーたちを奪い返すことが、どれほど国家権力をして心胆寒からしめることか。保釈金5千万円カンパはそのための資金です。壮大な2010年春季ゼネストの実現へ、「綱領をもつ党」=革共同と、8学生年内奪還のために絶大なカンパを訴えます。