2010年5月31日

沖縄 鳩山再訪に全島の怒り爆発

週刊『前進』06頁(2441号2面2)(2010/05/31)

帰れ! 二度と来るな!
 沖縄 鳩山再訪に全島の怒り爆発

 5月23日、再び鳩山が訪沖した。「鳩山は帰れ!」「二度と来るな!」、辺野古移設を押しつけるための訪沖を絶対に許さない、沖縄全県で怒りの声が爆発した。県庁前に結集した1000人の労働者人民が鳩山を迎え撃った。「県内移設を絶対に許さない、辺野古新基地建設絶対阻止」の新たな闘いが始まった。警備の機動隊に「それでも同じウチナーンチュか」という罵声(ばせい)が飛ぶ。「民主党に票を入れてしまった者の責任として抗議に来た」という女性労働者。地元紙も鳩山民主党・連合政権を「きわめて悪質」「暴挙」と批判している。翌日の地元テレビで鳩山を取材したマスコミ労働者は「鳩山首相の目が据わってきている」と述べている。鳩山は正面突破を決断して沖縄に乗り込んできたのだ。
 沖縄労組交流センターはパレット前広場で「普天間即時閉鎖・辺野古新基地建設阻止・日米安保をぶっとばせ」の横断幕を掲げて街頭宣伝を闘った。鳩山民主党・連合政権打倒を訴え、闘う労働組合をよみがえらせるために、国鉄1047名解雇撤回闘争の新たな闘いを呼びかけている6・13大集会のタブロイド判チラシをまき、賛同署名を集めた。多くの労働者が署名に賛同し、また「法政大学のことは知っています」という学生がカンパを寄せていった。
 名護では防衛省の職員が徘徊(はいかい)していると言われている。あくまでも辺野古に新基地を押しつけるというのだ。しかし、14年間にわたって基地建設を阻止してきた名護・沖縄の労働者人民は、鳩山民主党・連合政権の新たな基地建設を絶対に阻止する。
 大恐慌情勢下の新たな安保・沖縄闘争が、激しい勢いで闘われている。今こそ闘う労働組合が闘いの最先頭に鮮烈に登場することが求められている情勢だ。6・13集会の大結集がその回答だ。国鉄闘争と沖縄闘争をさらに一体化させて闘い、爆発させて、鳩山民主党・連合政権を打倒し、プロレタリア革命勝利へ一気に攻め上ろう! 沖縄現地の激しい攻防を闘い抜いて6・13大集会へ!