2010年5月31日

徳島刑務所の面会妨害弾劾 星野奪還闘争の前進を恐れ

週刊『前進』06頁(2441号6面2)(2010/05/31)

徳島刑務所の面会妨害弾劾
 星野奪還闘争の前進を恐れ

 5月20日、徳島刑務所は長年にわたって星野同志を支援している大野恭子さんと星野文昭同志との面会を拒否した。
 大野さんは、星野同志との初めての面会を楽しみにし、家族全員で徳島刑務所を訪れた。ところが徳島刑務所は「星野受刑者から申請が出ていない」と言って、大野さんの面会を認めないというのだ。「そんなことはありえない。兵庫県から来たのだ」と必死に抗議したが、とうとう会うことができなかった。
 この日一緒に面会予定であった青柳晃玄さんと星野暁子さん2人が星野同志に面会して確認したところ、星野同志は大野さんの面会申請を出していることが分かった。徳島刑務所はうそをついて面会不許可にしたのだ。大野さん、青柳さん、暁子さん、徳島の救援会の仲間の怒りは爆発し、1時間にわたって徳島刑務所を追及した。
 3月24日には徳島弁護士会が、08年に友人面会を不許可にしたことが人権侵害にあたるとして、徳島刑務所あてに「勧告書」を出していた。「勧告書」では、「再審事件においては、法廷活動に留まることなく、再審請求人の無実を広く社会に訴えて世論を喚起するといった活動も重要である」と面会の必要性を指摘し、「今後速やかに面会を許可するように」と勧告した。
 大野さんの面会はこの「勧告」後、最初の友人面会だった。徳島刑務所はそれを拒否したのだ。断じて許すことができない。
 星野同志との友人面会は、06年から今日まで総計96人になる。いったん08年11月から09年1月までの間、8人の面会が拒否されたが、それをも粉砕して友人面会を熱烈に連綿と闘いとってきた。星野同志との面会は、第2次再審闘争を前進させる最も重要な闘いとなっている。また青年労働者や学生は、35年間の獄中闘争を、不屈に明るく闘う革命家の魂に直接接することで「星野同志のように闘おう。星野同志を奪還しよう」と、階級的労働運動前進のテコにしてきた。
 国家権力と徳島刑務所は、星野同志と星野奪還闘争が、革命の拠点として打ち立てられていることに恐怖して、星野同志への攻撃を強めているのだ。3月には連続で「懲罰」を加え、星野同志に1週間もの「閉居罰」を強制した。それを口実に、面会回数を1カ月3回から2回に減らしてきた。その上さらに、大野さんの面会を妨害する暴挙に出たのだ。危機を深める民主党・連合政権によるなりふりかまわぬ星野闘争解体攻撃を断じて許すな。
 星野同志と星野奪還闘争は、5・15—17沖縄闘争を全力で闘った。「国鉄闘争の火を消すな」と声をあげ、新たな1047名解雇撤回闘争の全国運動が始まる6・13大集会に賛同し、その成功のために総力で決起している。大恐慌情勢の中で、最大火点として火を噴いている国鉄、安保・沖縄、三里塚、法大の闘いと、完全に一体だ。
 階級的労働運動を猛然と巻き起こし、星野同志を奪還しよう。「懲罰」攻撃、面会拒否に全国から抗議をたたきつけ、星野同志を守り抜こう。
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★徳島刑務所長に抗議の葉書を集中しよう!
 徳島市入田町大久200-1 徳島刑務所長 宛
★星野文昭同志に激励の手紙・葉書を出そう!
 徳島市入田町大久200-1  星野文昭 様