163 (2010年1月1日発行)
最末期の危機に陥る帝国主義を打倒しよう 世界大恐慌の本格化と〈大失業・戦争〉の激化 島崎光晴
プロレタリア革命の防波堤=民主党政権打倒 争闘戦激化・改憲に突き進む民主党・連合政権 林佐和子
2010年三里塚農地死守決戦の全階級的決起へ 2・25現闘本部裁判での反動判決を断じて許すな 小寺麦
イラク・アフガン情勢の泥沼化と米日帝の軍事動向 労働者と兵士の団結をかちとり世界革命へ 軍事問題研究会
JR体制を打倒し、1047名解雇撤回を 検修業務外注化阻止の国鉄大決戦 長沢典久
2010年教育労働者の闘争課題 道州制・教育民営化粉砕へ卒・入学式闘争の爆発を 桐原正彦
全国機関紙担当者会議基調報告 レーニンの機関紙活動に学び無数の職場細胞建設を 『前進』で拠点職場・地区党づくりを推し進めよう 前進経営局
No.163号 (2010/01)の内容の紹介(週刊『前進』第2423号6面記事より)
大恐慌-争闘戦論と国鉄決戦軸にした民主党政権打倒論
すべての事態が大恐慌と争闘戦の未曽有の激化の中で旋回している。今号のテーマは、@世界大恐慌と争闘戦の激化論を軸にした時代認識と路線の深化、A検修全面外注化阻止の国鉄決戦―4大産別決戦論と、それを突破口とする民主党・連合政権打倒論である。さらに、B本格的労働者党建設に向けたレーニン党組織論の学習と実践の武器として、全国機関紙担当者会議の基調報告=前進経営局論文を収録した。全体が新年号アピールと一体で準備され、それを肉付けする関係にある。
第1章 ドル暴落切迫―戦争危機を論証
巻頭の島崎光晴「世界大恐慌の本格化と〈大失業・戦争>の激化」は、現在の大恐慌の本格化を〈大失業の増大と戦争の激化>の問題として実証的に掘り下げた。「資本主義の終わり」の情勢が「プロレタリア世界革命を実現する歴史的条件の圧倒的成熟」であることをリアルに実感させる論文である。まさに「〔大恐慌の到来と労働者階級の世界的拡大・普遍化という〕この両方の意味で〈資本主義の終わり>なのだ。新自由主義が強行されてきたからこそ、客体と主体の両方から『大恐慌をプロレタリア革命へ』転化する条件が成熟した」のである。
本稿では特に、〈ドル暴落による大恐慌の本格化の不可避性>に着目。大恐慌とドル暴落の一体的進行は世界経済の分裂化・ブロック化と争闘戦の絶望的激化・戦争化に行き着く。すでにその過程が激しく進行している。
それは同時に、「最弱の環」としての日帝の問題を焦点化させる。日本経済は08年秋以降、輸出の激減から全帝国主義国中で最大・最速の生産低下に陥った。とくに「海外現地法人の利益が国内を上回る」ことが強調されている。輸出と海外投資が両方とも逆に日帝の致命的弱点に転じた。景気の「二番底」は避けられず、ドル暴落と相まって大恐慌がこれから本格化する。財政危機の破滅的激化の中で日帝は、戦争と改憲、道州制・民営化攻撃にしゃにむに突入する以外にないのだ。
検修外注化阻止と三里塚決戦論
林佐和子「争闘戦激化・改憲に突き進む民主党・連合政権」でも強調されているとおり、自民党政権とは違う小沢・鳩山政権の際だった性格、その凶暴性と脆弱性は、大恐慌と争闘戦の極限的激化、日帝の戦後最大の体制的・崩壊的危機という世界史的情勢の中でとらえたときに初めて明らかになる。
綱領草案を武器にプロレタリア世界革命に向かう10年階級決戦は、JR検修全面外注化阻止を切っ先とする民主党・連合政権打倒の闘いで火ぶたを切った。長沢典久「検修業務全面外注化阻止の国鉄大決戦」は、検修全面外注化阻止の闘いこそが1047名を動労千葉派に獲得する絶好の水路であることを明示している。
桐原正彦「道州制・教育民営化粉砕へ卒・入学式闘争の爆発を」は、教員養成・免許制度改革を始めとする民主党の教育政策を新自由主義・道州制攻撃の最先端として具体的に暴露。4大産別決戦を軸に、教労での動労千葉型労働運動―「日の丸・君が代」不起立闘争の勝利性を突き出した。
日米争闘戦激化の中で対米対抗的あがきを強める小沢・鳩山政権との最大の激突点の一つが三里塚決戦だ。小寺麦「2010年三里塚農地死守決戦の全階級的決起へ」は、その攻防の重大性・緊迫性とともに三里塚闘争の正義性と勝利性、労農同盟・国際連帯の目覚ましい発展の姿を鮮烈に描き出している。軍事問題研究会の「イラク・アフガン情勢の泥沼化と米日帝の軍事動向」も、戦争・軍事の面から米帝・日帝の体制的危機をえぐり反軍闘争の革命的前進の課題を明らかにした。
機関紙で無数の職場細胞建設を
前進経営局「レーニンの機関紙活動に学び無数の職場細胞建設を」は、1917年10月革命に至るロシア革命の過程を「機関紙による党建設」の視点から追究し、機関紙活動の大前進を熱烈に呼びかけている。党と階級、〈党・労働組合・ソビエト>の一体的関係が具体的な歴史的分析をつうじて現在のわれわれの課題―職場細胞建設に生きた教訓を与える。本号を10年春の実践の中で活用しよう。
162 (2009年10月15日発行)
革命的共産主義者同盟第25回全国委員会総会報告・決定集
革共同第25回全国委員会総会を開催
【第1報告】11月1万人決起を実現し、日本革命勝利へ大前進を
プロレタリア世界革命の急速な接近と革共同の任務体系 革共同書記長 天田三紀夫
【第2報告】革共同半世紀の闘いの到達点
綱領草案の意義と革共同建設の新段階突入 綱領起草委員会
綱領草案 革命的共産主義者同盟全国委員会
動労千葉の訪米報告 社会主義をめざす労働運動の新たな世界的胎動
サンフランシスコ国際会議の画期的意義
77日間広三場占拠スト 労組破壊と対決し、職場復帰へ500人が団結
階級戦争に勝利した双龍自動車労組
労働組合こそ革命の原動力だ ランク&ファイルで多数派に
ロシア革命で労働組合が果たした決定的な役割 丹沢望
2009年『前進』夏季特別号アピール
大恐慌と自民党崩壊を革命へ
1047名解雇撤回・農地死守・国際連帯で11月1万人人結集を
No.162号 (2009/10)の内容の紹介(週刊『前進』第2411号5面記事より)
革共同50年の到達地平示す綱領草案と25全総報告掲載
本号は、革共同第25回全国委員会総会報告・決定集の収録号である。この25全総で採択された綱領草案と基調報告2本のほかに、関連する3本の論文と『前進』夏季特別号アピールを掲載。
巻頭言にあるとおり、25全総は労働者出身の「階級の指導部」の結集と徹底討論によってかちとられた。革共同がついに手にした初の綱領草案は、「革命的共産主義運動の新段階突入を宣言」し、「革共同50年の歴史にあってじつに画期的な地平」を切り開くものだ。内容的にもまさに〈現代の『共産党宣言』〉(本紙前号)と呼ぶにふさわしい。11月1万人組織化にとっても決定的バネとなるだろう。
24全総後を総括した「第1報告」
天田書記長の第1報告「プロレタリア世界革命の急速な接近と革共同の任務体系」は、綱領草案を生み出すにいたった06年党の革命―07年24全総以降の革共同の闘いの政治的・組織的総括と路線的整理を行い、綱領の背景をなす情勢認識と「綱領をもつ党」としての任務体系を全面的に提起している。
国鉄を軸にした4大産別決戦の白熱的実践―職場生産点での体制内派との断固たる対決をつうじて「現在、青年労働者のなかから、革共同結集、地区党結集の大運動が始まっている」現実、「〈団結の拡大を総括軸〉にする闘いが、この党(地区党)への結集運動を生みだしている」事実に着目。「2000万青年労働者―6000万労働者全体をプロレタリア革命に獲得する階級的立場」で闘うことの重要性を説き、その核心こそ「マルクス主義で〈細胞と地区党〉を武装(再武装)すること」だと熱烈に訴えている。
綱領草案の意義提起「第2報告」
綱領草案の目的・意義・背景などについて起草者の立場から問題提起した第2報告「綱領草案の意義と革共同建設の新段階突入」(綱領起草委員会)は、これ自体が画期的な内容をもつ歴史的文書である。
「この綱領草案採択をもって、革命的労働者党建設のまったく新しい段階に踏み出します」という冒頭の言葉に、「綱領をもつ党」の重みが込められている。「革共同50年」のみならず、「19世紀以来の国際共産主義運動が今日、ついに到達した歴史的地平」と言って過言でない重みと広がりをこの草案はもっている。
第1項目に掲げられた「マルクス主義の全面的な復権の宣言」、その核心である「労働者自己解放の思想」=プロレタリア革命の思想の復権こそ、今日の世界の労働者階級にとって最も重要な共通の実践課題なのだ。そしてその革命は、「現代においては反帝国主義・反スターリン主義世界革命としてのみかちとられる」。綱領草案第3章の「プロレタリア独裁」「党」「労働組合」という「革命の核心問題」に関して、第2報告はさらに深く掘り下げている。スターリン主義批判、塩川一派批判としても決定的である。
後半では、革共同半世紀の闘いの総括が試みられ、反スターリン主義・革命的共産主義運動の激闘の過程と世界史的意義が浮き彫りになる。今日の闘いに直結する実践的な党史だ。最後に、『共産党宣言』『資本論』の大学習運動の具体的指針が示されている。
ロシア革命の教訓示す丹沢論文
綱領草案の学習と階級的労働運動路線の実践にとって、丹沢望同志の「ロシア革命で労働組合が果たした決定的な役割」は大きな力となる。夏季特別号の掲載論文に大幅加筆したもので、労働組合論の革命論的確立やプロ独をめざす闘いという今日的課題がロシア革命史に即して具体的に明らかにされる。党と労働組合とソビエトの関係のほか、工場委員会とその「労働者統制」の闘いなど今日に通じる実践的教訓を引き出している。
夏季特別号アピールもまた、綱領草案と併せて読み返すとき、プロレタリア世界革命につながる11月1万人組織論、4大産別決戦論のもつ意義が一層明確になるだろう。
161 (2009年7月15日発行)
TOP 革共同中央労働者組織委員会・全国会議 基調報告
革命的労働者党建設の新たな段階へ
〈戦争・改憲、民営化・労組破壊〉と対決し、11月集会1万人結集へ全党の総決起を 松丘静司
オバマ打倒! 北朝鮮侵略戦争阻止!
8月反戦反核闘争の爆発をかちとれ 革共同広島県委員会
志位「書簡」に示されたスターリン主義党の転落
米帝オバマにに共鳴する日本共産党 高田隆志
全国連本部派と塩川一派の野合による革共同攻撃をうち砕け
大恐慌情勢と対決する部落解放闘争の革命的発展を 柏木俊秋
モスト原著『資本と労働』を学び『資本論』に挑戦しよう
資本主義社会の仕組み暴き労働者自己解放の道照らす 畑田 治
2009年『前進』春季特別号アピール 6・14大結集で麻生打倒へ
国鉄軸に4大産別決戦の前進で日本革命勝利の扉を押し開こう
戦争・改憲と民営化・労組破壊粉砕 坂本千秋
160 (2009年4月1日発行)
米帝の没落と日帝の「最弱の環」化を暴く
「大恐慌を革命へ」−−この時代認識・路線の勝利性
世界金融大恐慌に立ち向かう全国学生の団結を!
3年間の勝利的地平から4・24法大1千人集会へ 革共同中央学生組織委員会
在日・滞日外国人労働者と団結し、「生きさせろ!」ゼネストへ
国鉄決戦と道州制粉砕を軸に4〜5月入管闘争の前進を 五十嵐茂生
07年7月テーゼに敵対する塩川一派を批判する
障害者解放闘争の新たな路線的確立のために 岩崎泰明
マルクス『賃金・価格・利潤』を学ぶ ●資本との日常的攻防と賃金奴隷制廃止の闘いは一体
プロレタリア革命を切り開く賃金闘争 岩崎芳之
革共同政治局の2009年1・1アピール
闘う労働組合とマルクス主義を蘇らせ、09年「生きさせろ!」ゼネストの爆発を
大恐慌をプロレタリア世界革命へ
〈国鉄決戦勝利、民営化・道州制攻撃粉砕へ〉
No.160号 (2009/04)の内容の紹介(週刊『前進』第2386号8面記事より)
〈大恐慌を革命へ!〉の時代認識と路線の決定的な前進
〈大恐慌を革命へ〉のスローガンほど、今の情勢にふさわしいものはない。「大恐慌は労働者に災厄をもたらすだけではない。それは世界革命の扉を荒々しく 押し開く。世界は革命情勢だ。求められているのは、命脈の尽きた資本主義体制の改良ではなく革命である」――革共同政治局の09年1・1アピールの提起の とおり、「大恐慌をプロレタリア世界革命へ」の時代認識と路線の実践は、すべての体制内勢力の限界と反動性を暴き出した。そして激烈な党派闘争をつうじて 青年労働者・学生の情勢牽引(けんいん)力を爆発させ、3・20国際反戦闘争を中心に今春決戦の高揚を切り開いた。
情勢論を深化させた島崎論文
本号では、巻頭・島崎論文が1・1アピールのこの画期的提起を情勢論の面でさらに深化させた。今日の世界大恐慌情勢を不可逆なものにしている最大要因は 何か。それこそ、新自由主義による「『金融帝国』化と過剰消費という80年代以来の米帝の延命のあり方が終わった」ことだ。「米帝の歴史的没落」こそが全 世界的に「資本主義の終わり」を刻印しているのだ。労働者の国際的・階級的団結の力で今こそ資本主義・帝国主義を倒せる。このことが島崎論文で一層明確に なった。
帝国主義の基本矛盾とは「29年型世界大恐慌の不可避性」と「帝国主義体制の危機と帝国主義戦争の不可避性」である。革共同6回大会報告の提起を塩川一派に突きつけ、〈大恐慌を革命へ〉のスローガンこそレーニン主義の今日的な革命的継承であることを明らかにした。
中央学生組織委員会の論文は、06年3・14法政大弾圧以来3年間の激闘をつうじて学生戦線が切り開いた地平の巨大さと清新な迫力を力強く押し出している。
「3年間の法大闘争は、60年闘争・70年闘争をこえる『21世紀の学生運動像』を生みだし、マルクス主義学生同盟1000人建設の指導部の中核を形成 した。今こそ、法大決戦の全内容で3万法大生のみならず300万学生をマルクス主義で総獲得するときだ」――この自信と心意気を生み出したものこそ「動労 千葉労働運動のストレートな実践」であり「『労働者・学生は必ず決起する』というマルクス主義的確信」だ。新自由主義大学・法政への痛烈な批判も、突き抜 けた明るさと勝利感に満ちている。
07年7月テーゼと階級的労働運動路線のもとで諸戦線の綱領的・路線的深化と実践をさらに闘いとろうという1・1アピールの訴えは、各戦線で路線的再確立への成果をあげ始めている。
路線確立に向け2つの戦線論文
前号の反軍闘争論文に続いて、入管闘争と障害者解放闘争の2戦線で4者4団体派、塩川一派らとの対決軸を鮮明にさせつつ、階級的労働運動路線−プロレタ リア革命の中でこそ各戦線の課題が根本的に解決されることを解明している。「動労千葉労働運動の全面的実践が入管闘争の勝利の路線である」と言い切り、道 州制攻撃の重要な一環としての新たな入管法改悪攻撃に立ち向かおうと提起した五十嵐論文。07年7月テーゼの再確認を軸に血債主義・糾弾主義を批判し、プ ロレタリア革命の闘いそのものとして障害者解放をすえきった岩崎論文。ともに重要な路線提起だ。
賃金闘争論復権させる岩谷論文
階級的労働運動路線の実践のために、マルクス主義の学習と復権が強く求められている。本号でも、『賃労働と資本』を取り上げた前号畑田論文の成果に続 き、『賃金・価格・利潤』に関する岩谷同志の力作を掲載。労働者にとって賃金とは何か、賃労働とは何か、賃金闘争とは何か、そして労働組合とは何かが現実 の実践課題と結びつけて提示された。
「@賃金闘争をはじめとした資本との日常的攻防戦の不断の貫徹、A賃金制度の廃止−労働者階級の究極的解放に向けた闘い、を一個二重のものとして闘いぬ くことが労働組合の任務」である。岩谷論文は、賃金闘争がプロレタリア革命につながる決定的な闘いであることをはっきりさせ、両者を分断する体制内派の誤 りをえぐり出した。マルクス主義的時代認識と路線の獲得に今号を役立ててほしい。 |