ZENSHIN 1998/05/04(No1860 p10)

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週刊『前進』(1860号4面3)

 狭山要請行動

 高裁に怒りの糾弾 再審棄却切迫と対決し

 四月二十日、解同全国連と部落解放共闘は約四十人の結集で東京高裁に対する狭山糾弾要請行動を闘いぬいた。午後一時から始まった要請行動は、裁判所当局者のあまりにも差別的な対応に怒りが大爆発し、六時間にわたって徹底糾弾が闘いぬかれた。
 要請行動では参加した各団体から要請文が読み上げられた。そして、無実の石川さんを「犯人」に仕立てるためにデッチあげられた「証人」=内田幸吉、中田健治(被害者の兄)の証言の矛盾が具体的に突き出された。
 また昨年十二月末に弁護団が提出した追加意見書の内容に沿って、被害者の死後経過時間の問題を取り上げ、自白に基づく「犯行時刻」に被害者・善枝さんは生存していたこと、ここからも「自白」のデッチあげは明白であり、石川さんは無実であることがあらためて明らかにされた。
 さらに部落解放理論センターの研究員が、一九五一年から七六年までの間に二十三件にのぼった国家権力による部落民への差別的デッチあげ事件を一つひとつ取り上げ、国家権力は人民を支配するためにこのようにして部落差別をあおってきたこと、狭山差別裁判もそのひとつであることを、鋭い怒りをもって暴いた。そして、事実調べ−再審開始を強く要求した。
 鈴木・新主任書記官ら裁判所当局は追いつめられ、休憩を要求して退席した。さらに、再開予定時刻から十分も遅れてその理由も明確にせず、また不正確な引き継ぎを指摘したことに対して「個人的なメモですから、お答えしません」と居丈高に答えるなど、差別意識をむきだしにしてきた。全国連の怒りが爆発、「土下座して出ていけ」と怒りの声が飛ぶなど、徹底的な糾弾がたたきつけられた。
 東京高裁のきわめて差別的で硬直的な対応は再審棄却攻撃の切迫を示すものだ。高裁糾弾行動をさらに強め、五・二三狭山中央闘争の大爆発で棄却攻撃を打ち破ろう。

 

 

 

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