ZENSHIN 1998/09/14(No1876 p08)

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週刊『前進』(1876号2面2)

 狭山高裁行動

 青年の怒り爆発 ”再審棄却断じて許さぬ”

 八月二十四日、解同全国連と解放共闘は、東京高裁に対する狭山糾弾要請行動を五十人の結集で闘った。 十時から開始された要請行動は、解同全国連の青年部が中心となった。
 日比谷公園で行われた前段集会で、中央青年対策部から、「狭山青年部、安保全国連としてぶっ立とう。差別への怒りを裁判所にたたきつけ、狭山青年部の本格的登場として闘おう。九月全国青年交流集会への大結集をめざす青年の主体形成として闘い、今秋再審棄却を絶対に阻止しよう」と熱烈に基調が提起された。
 前回七月二十七日の要請行動では、「部落差別をなくす立場を明らかにせよ」と追及し、高木裁判長の、「お答えできない。なぜかもお答えできない」との差別的回答に徹底した糾弾が行われた。
 今回も、「東京高裁は差別をなくす立場に立つのか否か」を徹底して追及した。青年は全国でひきおこされている差別事件の実態を明らかにし、自分たちの思い、怒りをぶつけた。鈴木書記官は、「同対審答申は尊重する。中立公正な審理をする」と言うばかりで、「部落差別をなくす」とは絶対に言わないで、だんまりを続ける。差別への怒りを涙を流しぶつける青年に対する差別的対応にさらに怒りの糾弾がたたきつけられた。
 ついに原田訟廷管理官は、「高木裁判長の『予断・偏見のない白紙の状態で審理する』ということの中に、差別をしないことも当然入っていると思います」と返答した。しかし鈴木は、「答える立場にない」と、部落差別をすると言わんばかりの差別者そのものの態度をあらわにした。
 怒りに燃えた高校生が書記官に突進しようとした。その時突然、鈴木は脱兎(だっと)のごとく逃げ出した。裁判所ホールにいた三十人の警備員が一気に百人に増え要請団を取り囲む。原田も要請を打ち切ろうとして鈴木に続き逃げだそうとした。それを要請団は弾劾し、押し止どめ、裁判所内は騒然となった。
 要請団は鈴木の逃亡を徹底糾弾し、裁判所正面玄関で抗議のシュプレヒコールをあげた。石川さんの「やつらを死刑に」の思いを体現した青年の実力決起が、棄却を策動する高裁を震え上がらせた。昼の霞が関デモを挟んだ七時間に及ぶ実力糾弾の要請行動は、高裁を確実においつめたのだ。
 総括集会で、小森勝重狭山中央闘争本部事務局長は、「今日の要請行動の勝利を九月全国青年交流集会につなげ、大動員を実現しよう。実力糾弾で棄却を阻止しよう。九・二三へ全力で闘おう」と訴えた。
 狭山再審闘争は決定的な局面に入った。高木裁判長は、「自分の任期中に結論を出したい」と発言し、来年三月までに事実調べなき決定=棄却決定を下そうと策動している。今秋、狭山再審闘争の生死がかかった決戦に突入している。
 九・二三闘争と結合し、今秋狭山再審棄却策動を粉砕し、再審を貫徹しよう。高裁糾弾要請行動をさらに強力に闘おう。

 

 

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