週刊『前進』(1889号6面3)
狭山再審闘争の重大局面
全国連が座り込みへ
12・6〜11日比谷公園 連帯し棄却阻止を
東京高裁刑事第四部・高木俊夫裁判長による狭山第二次再審請求棄却の動きが切迫している。部落解放同盟全国連合会は十二月六日から十一日まで東京高裁に対する再審棄却絶対阻止の座り込み、高裁要請行動、霞が関デモに連続決起することを決定した。六日からの座り込み行動は東京高裁に近い日比谷公園西南角の「郷土の森公園」で行われ(予定)、連日高裁要請行動と街宣が闘われる。部落解放共闘会議はともに決起する。連帯・支援・激励行動に立とう。
高木裁判長が担当裁判官になって四年八カ月が経過し、来年三月には異動が確実と言われている。その高木が「私の任期中に決定を出したい」と言い、解同本部派は「高木裁判長のもとで決定を出してほしい」と言っている。十一月十七日に東京高検と狭山弁護団の折衝が行われ、十二月八日には高木裁判長と弁護団の折衝が予定されている。このように、高木の三月異動を前にして、狭山再審をめぐる情勢が大きく動き出しているのである。
高木裁判長が現状のまま行う決定とは、再審請求棄却以外にあり得ないのだ。なぜならば、八六年の第二次再審請求以来十二年三カ月が経過したが、現在まで事実調べは一度も行われていない。事実調べなしに再審開始が決定された例は一度もないからだ。
高木裁判長は、石川一雄さんの不屈の闘いと、解同全国連を先頭とする部落大衆の怒りと闘いに追いつめられながら、日帝支配階級の意志を体現して、再審請求棄却=差別裁判強行を虎視眈々(こしたんたん)と狙っている。それによって狭山闘争−部落解放闘争を解体し、部落差別を強め、侵略戦争と強権支配のもとに労働者人民を屈服させようとしているのだ。絶対に許してはならない。
石川一雄さんは「本審のあとに再審はない」「第二次再審にかける」と、無罪戦取に向けて全力で闘っている。この決意をわがものとして、棄却決定を全力で阻止し、再審無罪をかちとるために一週間決戦を闘おう。石川さんの無実を承知で棄却を狙う差別裁判官・高木を〈棄却決定なき退官〉に追い込もう。
高裁・高木を徹底糾弾11・30
十一月三十日、解同全国連と部落解放共闘は約五十人の参加で東京高裁糾弾・要請行動に決起した。午前十時からの要請行動に先立って日比谷公園で決起集会が行われ、亀井広敏解同全国連副委員長が、「命がけの闘いに立ち上がろう」と呼びかけた。基調報告に立った小森勝重狭山闘争本部事務局長は、「棄却を許すか否かは、われわれの闘いにかかっている。これまでの力以上のものを発揮して闘わなければ、決定をひっくり返せない」と全員の奮起を呼びかけた。
高裁に対する糾弾・要請行動では、再審段階における検察意見書の内容を徹底批判する文書を提出し、「事実調べもせずに棄却決定を出すことは絶対に許されない」と、事実調べ・再審開始を強く求めた。
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