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週刊『前進』(1891号5面2)
高裁に「事実調べ」迫る
解同全国連 狭山再審へ12月総力戦
東京高裁刑事第四部(高木俊夫裁判長)が狭山再審請求の棄却を狙っている緊迫した情勢の中で、部落解放同盟全国連合会は、十二月六日から十一日まで、東京高裁近くの日比谷公園で六日間の座り込み行動を貫徹した。これと結合して高裁に対する糾弾要請行動を五日間、連続的に闘った。
この闘いは、日帝・東京高裁を大きく揺るがし、高木裁判長の十二月棄却策動に決定的な打撃を与えた。
高裁要請行動は毎日闘い抜かれた。要請団は、事実調べも行わないままに第二次再審請求以来十二年間も経過していること自体が異例のことであり、部落差別そのものであることを徹底的に明らかにして裁判所を弾劾した。
石川一雄さんの無実を示す新証拠が第二次再審段階で数多く提出されている。また検察側が提出した鑑定書の内容は、「殺害方法」という核心問題で寺尾確定判決と決定的に食い違っている。このように寺尾判決の立証はすでに崩壊している。しかも検察は、膨大な証拠を隠し持ったまま、開示していない。
こうしたことを見れば、直ちに事実調べが行われなければならないことは明らかだ。高木裁判長の姿勢は、断じて許されない。
要請団はこの点を徹底的に追及し、ついに鈴木書記官から「白鳥決定(注)はきわめて重要な判例だと認識しており、再審事件については、その判例を踏まえて裁判官が判断する」という発言を引き出した。
六日間の行動を断固打ち抜いた解同全国連と解放共闘会議は、最終日十一日午後一時から七十人が参加して総括集会を開いた。
解同全国連の瀬川博委員長があいさつし、「石川さんが頑張ったからこそ、部落解放が多くの人民の課題となった。石川さんの再審無罪をかちとることが全国連の使命だ」と呼びかけた。六日間の連続闘争が狭山闘争の新たな爆発の突破口を開いたことを確認し、さらに高木を打倒し、再審棄却を絶対に阻止することを全員で誓った。
座り込みと狭山街頭宣伝は労働者人民の共感を集め、六日間で計千四百人を超える署名と圧倒的なカンパが寄せられた。
(注)白鳥決定 ゛確定判決における事実認定について、合理的な疑いが生ずれば、再審を開始しなければならない”という一九七五年十一月の最高裁決定。
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