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週刊『前進』(1921号6面1)
”婦人の力で狭山勝利を”解同全国連婦人部大会
石川さんと連帯誓う
戦争・差別と闘う新体制
部落解放同盟全国連合会の婦人部第八回大会(部落解放婦人交流集会)が七月二十四、二十五日に長野県上諏訪温泉で開かれた。全国から二百五十人が参加し、交流を深め、闘う体制を固めた。当面する狭山異議審闘争と、九月東大阪市議選の必勝を誓い合った。
大会は、七・八狭山第二次再審棄却に対する怒りの大会となった。あいさつに立った中田潔解同全国連書記長は、「荒々しい部落解放運動と五万人組織建設をもって、高木に対する回答としよう」「婦人が変われば部落が変わる」と婦人部の一層の奮闘を訴えた。
開催県・長野を代表して木藤シズ子さんがあいさつし、「高裁前で若い人たちが機動隊とぶつかるのを見て、血が騒ぐ思いだった。石川さんが勝利するまで、一緒に闘おう。二日間、大いに討論し、交流して下さい」と呼びかけた。
三里塚芝山連合空港反対同盟の郡司とめさん、北富士忍草母の会の天野美恵さん、婦人民主クラブ全国協議会代表の西村綾子相模原市議、都政を革新する会の新城節子杉並区議が、熱い連帯のあいさつを行った。
続いて、狭山闘争本部の小森勝重事務局長が狭山決戦アピールを行い、「高木決定は、部落民は煮て食おうが焼いて食おうが自由という国家権力の差別意志の表れだ」「解同中央は高木決定に闘わずして旗をまいた。私たちの手で高木を裁こう」と訴えた。
兵庫県西宮市の芦原地区と奈良県橿原市の大久保の婦人が、同和住宅家賃値上げ反対闘争を報告、さらに大阪から解放保育・教育経験交流会の報告が、広島から今春の卒業・入学式での「日の丸・君が代」反対闘争が報告された。
本大会の記念講演を荒井糸江婦人部副部長が行った。今年七十六歳の荒井さんは、三月の高裁要請行動で、差別・貧困と闘ってきた自らの生い立ちを語り、裁判所を圧倒した。七・八棄却決定には直ちに東京に駆けつけ、四日間の座り込み抗議を闘い抜いた。
その荒井さんが、青年たちとともに狭山闘争を闘い続けてきた自らの歩みを語り、「狭山の学習をすればするほど部落差別への怒りがわいてくる」「狭山パンフを読んで興奮して眠れなかった。このパンフで部落差別に負けない人間をつくろう」「異議審で、一日も早く石川さんの無罪を」と呼びかけた。真剣で熱のこもった講演に、参加者は大きな拍手でこたえた。
続いて大会議案の提起が行われた。荒本支部の岩崎喜子さんが、全力で闘いとってきた九八年度の活動報告を行い、小林あや子婦人部事務局長が九九年度運動方針案を提案した。
小林さんは、狭山再審棄却を怒りをこめて弾劾し、差別と戦争の攻撃の強まりの中で、部落の婦人の労働と家庭をとりまく厳しい現状を批判し、婦人の間に大きな危機感と怒りが広がりつつあること、解同本部派がこれに何ひとつこたえられない中で、全国連婦人部の飛躍が待ったなしに求められていると提起した。
具体的な運動方針として@狭山異議審闘争の勝利、A同和住宅家賃値上げ反対を軸に、同対事業全廃に反対し部落の生活と権利を守る、B解放保育・教育経験交流会を発展させ、教育闘争を再建する、C介護保険制度反対、部落の命と健康を守る、D新安保ガイドラインに反対し、反戦・平和を守る−−の五大方針を提案した。この運動方針の提起に、会場は大きな拍手でこたえた。
九二年の創立以来全国連の闘いを指導してきた三木輝子さん(荒本支部)が今大会限りで婦人部長を退任することとなった(新たに顧問に就任)。三木さんに花束が贈られ、小林事務局長が「柔らかい言葉の中にものすごい闘志を秘めて私たちを導いて下さった。これからも三木さんの指導力、行動力に婦人部は学んでいく」と、ねぎらいと感謝の言葉を述べた。
一日目の議事終了後、夜はアトラクションと諏訪太鼓の熱演があり、夜遅くまで交流を深め合った。
二日目は分散会で、高木の棄却決定を批判し、介護保険制度問題を中心に婦人部運動をめぐる意見と経験の交流を行った。まとめの全体集会で議案と決議案を全体の拍手で採択した。新婦人部長に選出された奈良の北浦寿恵子さんが新役員を代表してあいさつし、大会の成功をかちとった。
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