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週刊『前進』(1927号1面2)
東大阪市議選
瀬川博解同全国連委員長が5選勝利
「介護保険絶対反対」を訴え
第1章 2897票の支持集め当選
東大阪市議選は九月十九日に投票が行われ、瀬川博部落解放同盟全国連合会委員長は二八九七票を獲得、定数五十人中四十四位で見事に五選勝利をかちとった。
深夜午前零時半、「当選」の報が伝えられると選挙事務所前に詰めかけた百人あまりの支持者、運動員から大きな拍手と歓声が起こった。やがて、瀬川さんが事務所前に登場し、詰めかけた支持者とがっちり握手を交わし、勝利を喜びあった。
花束を贈られた瀬川さんは、次のように支持者へのお礼と今後の決意を述べた。
「当選できました。支援していただいたすべての皆さんに心から感謝します。
六十六人を相手に、一人で介護保険反対で闘ってまいったわけです。それに、日本共産党の差別キャンペーンも入っているし、この二八九七票は大変重い票です。それを大切にして、私はこれから議会で介護保険反対のために闘っていきます。介護保険廃止十万人署名運動もやっていきます。
また、長谷川英憲さんの衆議院選挙には、全力を尽くします。より一層のご奮闘をよろしくお願いします」
二八九七票の東大阪市民の支持は、荒本支部を先頭とする解同全国連の部落大衆と共闘の労働者人民が連日の炎天下、持てる力のすべてを出して闘いとったものであり、部落大衆と労働者人民の命が託された、かけがえのない一票一票である。
第2章 自自公・日共と全面対決貫き
今回の東大阪市議選は、かつてない熾烈(しれつ)な政党間党派闘争の戦場となった。自自公の戦争政治と、それに屈服し市政権力を行使して翼賛政治を推進する日共・長尾市政、そしてそれと真っ向から対決する唯一の勢力=瀬川議員を先頭とする全国連・戦闘的労働者人民の三つどもえの激突となった。
現職議員八人が落選したが、それは今回の選挙戦の激しさを示している。このうち三人が自民党であった。日共は東京・足立区の情勢(区議会の不信任案可決で日共系区長が失職)の再現に恐怖し、志位書記局長らが全国動員で乗り込み、長尾・共産党市政の防衛に躍起になった。しかし、現職議員一人が落選した。公明党も党代表・浜四津を送り込み、反共主義をむきだしにして総力戦を展開したが、汚職事件で失った旧議席を回復したにとどまった。
自由党は現職を含む三人が落選して惨敗した。民主党は、自治労出身の現職と新人が落選した。まさにすべての政党がその存亡をかけて総力戦を展開したのであり、どの候補者が落選してもおかしくない激戦だった。それは国政の縮図であり、衆院選の前哨(ぜんしょう)戦そのものだった。
瀬川陣営はこの激戦の中で、「介護保険絶対反対」を軸とする以下の五大政策を選挙綱領に掲げて全力で市民に訴えた。
▽ガイドライン関連法、自治体・民間協力反対、有事立法と改憲を阻止しよう
▽介護保険反対、来年四月実施をやめさせよう
▽首切り、賃下げ反対、雇用と賃金の保障を行政の責任で行わせよう
▽同和事業打ち切り反対
▽福祉切り捨て、公務員首切りの長尾市政を打倒しよう
とりわけ「介護保険廃止」の闘いを、日帝の新安保ガイドライン攻撃との闘いの一環として位置付け、階級決戦の重大テーマとして闘った。
荒本支部は、支部員が根こそぎ総決起した。七・八狭山再審棄却攻撃と一体となった日共・長尾市政の荒本支部つぶしの攻撃に対して、「荒本の命とくらしを守ろう」と訴え、解同本部派をねじふせ、圧倒して闘った。革共同と部落青年戦闘同志会は、解同全国連とともに全力で決起した。
第3章 住民の感動的決起かちとる
「介護保険廃止は命の叫び」「瀬川への一票は命の一票」という真剣な訴えは、確実に労働者人民の心をとらえていった。市の全域で「介護保険廃止」の要求が労働者階級人民の「命の叫び」となり、自自公と日共をくし刺しにして、彼らを追いつめていった。
こうした中で労働者人民の、生きんがための感動的な決起が次々とかちとられていった。
「こうなったら市役所に旗を立てて押しかけるしかない」「国は軍隊や戦争のことばかりに金をかけて、私らを殺す気か」「おれも一緒に立ち上がる」「団地のビラは自分でまく」「貧しい者、弱い者の味方は瀬川さんしかいない」。
それは、階級の心の底からの叫びだった。たった一人であれ、戦闘的議員の存在と闘いが、労働者階級人民の怒りと不安を闘いの力に変えていったのである。
これに対して自自公・日共は一転して反革命的に野合し、「介護保険改善論」を対置し、「介護保険絶対廃止」の瀬川陣営の闘いを圧殺しようと策動した。公明党は「国で決まったことに反対してもどうにもならない」などと屈服を迫り、日共は「瀬川一人では何もできない。共産党市政で東大阪はよくなる」とスターリン主義「権力」をふりかざして長尾市政防衛に躍起となった。
そして投票日直前、反革命カクマルも焦りにかられてデマビラを荒本にまき、瀬川落としを狙った。瀬川陣営は、こうした妨害に猛然と怒りを燃やし、その怒りを終盤局面の総決起の力に転化し、多くの市民の決起と合流して、瀬川候補の五選勝利をかちとった。
東大阪市議選闘争の勝利を跳躍台として介護保険導入阻止を闘い、衆院選決戦、ガイドライン・沖縄・三里塚決戦、十一月労働者集会の勝利へ決意も新たに前進しよう。
「狭山差別裁判取り消し」百万人署名を推進し、高木棄却決定粉砕−異議審闘争の勝利へ闘おう。 十・三一狭山闘争に総力決起しよう。
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