ZENSHIN 1999/11/01(No1931 p06)

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週刊『前進』(1931号3面3)

 卑劣なデマ攻撃許さぬ

 解同全国連がカクマル弾劾

 ファシスト・カクマルはニセ「白井パンフ」やニセ文書をねつ造してバラまき、反戦闘争や大衆運動団体への敵対・破壊の策動を強めている。全人民的な反撃で粉砕し尽くそう。部落解放同盟全国連合会は、カクマルの全国連破壊策動を弾劾する声明を発表した。その全文を紹介します。(編集局)
 差別者集団・革マル派による 全国連破壊策動を打ち砕け!
 全国連にたいする許しがたい破壊策動がおこっています。
 七・八高木決定を前後して、全国連各支部、役員あてに、八・六ヒロシマ大行動への全国連の参加をおしとどめんとするデマ文書の郵送がありました。つづいて、「白井パンフ」なるものの郵送。さらに、瀬川選挙投票日の直前に、荒本の一部の団地の集合ポストにデマビラが投げ込まれたのをかわきりに、西日本各地に同じデマビラがまかれています。また、役員宅への脅迫電話もかかっています。

 第1章 革マル派のしわざと断定する

 この一連の破壊策動は、いったい何者のしわざなのか?
 江戸川支部内本書記長への例がその正体を物語っています。革マル派が彼らの機関紙『解放』を送り付けてくるときと、こんどの「白井パンフ」を送ってきたとき、同じ宛先の間違いをしています。宛先のアパート名が正しくは「サンコスモス」であるのに、これら二つは「サンコーポ」とまったく同じ間違いをしています。内本書記長あての郵便物に、他にこのような間違いをしたものはありません。
 したがって、全国連は一連の破壊策動を、革マル派によるものと断定し、弾劾します。

 第2章 中田書記長への誹謗・中傷

 そもそも全国連と「白井問題」なるものは、一切関係ありません。
 しかし、「白井問題」を使って、革マル派が福岡の全国連脱落・逃亡分子=鶴野、高岡に会い、鶴野、高岡がこれに応じて自分たちの全国連からの脱落、解放運動からの逃亡の経緯をしゃべっています(九月三日頃)。これに革マル派がとびつき、鶴野、高岡らのデマにさらにデマで脚色してビラにしているのです。
 そのデマの特徴は、中田書記長へのあらぬ誹謗中傷。西村理論センター所長、茨城県連への攻撃をならべ、これをもって、全国連に分断と撹乱(かくらん)をもちこもうとしているのです。

 第3章 革マル派とは何か?

 こんなことをする革マル派とは、いったい何者なのか。革マル派いがいに、こんなことはだれもしない。
 革マル派とは、一九七〇年代いらい「狭山無差別裁判」「真犯人に酷似している石川」などと叫び、狭山闘争、部落解放運動に一貫して敵対してきた集団です。
 全国連はもとより部落解放運動に一度たりとも責任ある係わりをしないばかりか、ことごとく敵対し、外から破壊をくりかえしてきた連中です。まさに差別者集団です。
 だからこそ、正体をかくし盗聴、窃盗、脅迫、テロ、デマ……権力が用いる卑劣な手段を平気で使って、たたかう者を攻撃するナチスまがいの連中です。
 こんなやからが、全国連を破壊せんとすることなど断じて許せません。

 第4章 徹底弾劾・追放しよう

 だが、革マル派が大騒ぎしているのは、もはや三百万部落大衆の誰からも相手にされない鶴野、高岡。いっぽう全国連・福岡は、彼らの逃亡をものともせず、新しい指導部のもと躍進大会を成功させ、組織建設の前進をかちとっています。
 革マル派のデマに全国連は微動だにするものではありません。狭山闘争基軸の三大闘争路線のもと、全国連組織建設の大道を堂々と歩みます。
 同時に、革マル派がデマをまきちらし全国連を破壊しようとすることを、全国連は断固粉砕します。さらに、差別者集団・革マル派にくみするまで腐敗を深めた鶴野、高岡らを徹底弾劾します。
 一九九九年十月十日
 部落解放同盟全国連合会
 

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