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三里塚一斉行動 署名170筆集める "3本目の滑走路"に怒り

週刊『前進』08頁(2618号06面02)(2014/02/03)


 三里塚一斉行動 署名170筆集める
 "3本目の滑走路"に怒り

(写真 〈上〉農家で署名をとる伊藤信晴さん 〈下〉一日行動の集約をする反対同盟)
 1月26日、三里塚芝山連合空港反対同盟による新年第1回目の周辺地域一斉行動が行われた。午前9時に約30人が市東孝雄さん宅に集まって意思一致を行った。
 集まった面々に反対同盟ニュース第4号が配られた。周辺住民を対象にしたこの号では、「新3万人署名を」の訴えとともに、千葉県経済利権団体による「3本目の滑走路要求」に対する批判が強調された。
 伊藤信晴さんの司会で、打ち合わせ開始。北原鉱治事務局長が「新年第1回の一斉行動だ。署名集めを全力でがんばろう。宣伝カーは支援の人たちが回っている地域を中心にアピールし、署名の訴えを支えよう」と呼びかけた。
 市東孝雄さんは「去年、千葉地裁に仮執行宣言をつけさせなかったのは、何と言っても1万2千人の署名の力。3万人の署名を集めて、東京高裁に突きつけよう」と訴えた。そして「3本目の滑走路の要望書のことが報道されていた。この点について住民の感想はどのようなものか、聞いてきてほしい」と要望した。
 地域の担当を再確認して、新たに作成されたパンフレット、リーフレット、そして反対同盟ニュース、署名用紙を抱えて飛び出していった。
 伊藤信晴さんは今回も芝山町川津場地区を回った。ある家で年配の男性と議論になった。「私は空港がここまでできた以上、賛成せざるをえない。だけど、市東さんの農地問題は別だから反対する」として署名してくれた。宮本麻子さんは、騒音下全域を北から南へ宣伝カーで網羅して、「市東さんの農地取り上げに反対する署名を」とアピールした。
 午後には気温が下がるなど、厳しい気候の中、署名活動を貫徹して、午後5時に再び集まって一日の活動の集約を行った。署名の合計数は「170筆です!」という伊藤さんの発表に歓声が上がった。
 全員から一日の闘いの報告と感想が述べられた。口々に出されていたのは、継続した取り組みの成果についてだった。一斉行動は去年の5月からすでに9回目だ。「住民との距離が縮まった」「いつもビラ入ってますねと言われた」など、前進が実感される報告が相次いだ。
 さらに「3本目の滑走路」について怒りの声が湧き上がっている事実が報告された。そして成田空港の今後について「沈下する一方だ」などの指摘も住民からあったと報告された。「30人からの人間が月に1度とはいえ、地域全域を一日駆け回り制圧することは、権力側にとって脅威だ」との感想も語られた。
 継続した取り組みの成果も報告された。旧大栄地区のある男性から年末に反対同盟に電話があった。「ぜひ署名したいから家に来てくれ」とのこと。その男性は署名した上で、反対同盟ニュースの「地域住民の声」欄の取材にも応じてくれた。
 「去年の第1回と比べても上々の成果」と萩原富夫さんが感想を述べた。「市東さんの農地を守れ」の声が確実に地域を制圧しつつある。
 最後に市東さんが「2月、3月と続けていこう」と一日を締めくくった。
 萩原進事務局次長が亡くなった後の最初の一斉行動だったが、好調な滑り出しに「3万人署名は達成できる」「萩原さんに報告できる」と全員が自信を深めた。
 反対同盟の呼びかけに応え、3・23三里塚全国集会(東京・芝公園)、3・26東京高裁控訴審第1回弁論闘争へ向けて全力で闘おう。労農連帯のきずなを固め、市東さんの農地を守りぬこう。