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知る・考える 用語解説 1917年ロシア革命/4大産別決戦

週刊『前進』06頁(2665号05面06)(2015/01/19)


知る・考える 用語解説
 1917年ロシア革命/4大産別決戦

1917年ロシア革命―世界革命への突破口を開く

 1917年のロシア革命は、帝国主義戦争を内乱に転化したプロレタリア社会主義革命であり、世界革命の突破口を切り開いた。現代史の出発点をなす。
 17年2月(西暦では3月)革命では、労働者と兵士が「パンと平和」を求めて大デモとストに決起し、帝政(ツァーリズム)を打倒し、労働者階級の自己権力として労兵ソビエトを打ち立てた。しかし右派の社会主義者が主導権を握ったソビエトは、ブルジョアジーが組織した臨時政府に国家権力を譲り渡してしまった。ここに二重権力状態が生じた。臨時政府は戦争を継続し、国内経済を一層の破局に陥れた。
 4月に亡命地から帰国したレーニンは直ちに「4月テーゼ」を発表し、臨時政府を倒してソビエトが全権力を握り、戦争をやめて生産と分配を労働者が自ら組織すること、すなわちプロレタリア社会主義革命=世界革命に向かって進むべきことを提唱した。労働者と農民は実際に、それなしには生きていけない状態にたたき込まれていた。レーニンとボルシェビキ党は宣伝・扇動と革命的大衆行動の組織化によってソビエトの多数派となり、反革命の反乱をも打ち砕き、ついに10月(西暦の11月)に武装蜂起を決行し、ソビエトによる全権力の掌握を実現した。これが10月革命である。

4大産別決戦―革命勝利の基軸をなす闘い

 4大産別とは、国鉄(JR)、郵政、教労、自治体のことである。
 4大産別の労働組合は戦後の労働運動・反戦運動の中軸を担ってきた。基地反対や改憲阻止の闘いも日教組や自治労などの労働組合がその中心にいた。こうした国家機構内部や運輸・通信などの公共部門に闘う労働組合が存在する限り、戦争をすることはできない。
 今や大恐慌と大失業が本格化し、「戦争か革命か」の時代に突入した。安倍政権は、労働者の団結を破壊して戦争への国家総動員体制をつくりだすことに存亡をかけている。とりわけ民営化・外注化の推進をテコに、4大産別の労組を破壊することに全力をあげている。安倍の意を受けた桜井よしこは、日教組や自治労と決別し連合を分裂させよと叫んでいる。逆に国鉄決戦を基軸に4大産別で階級的労働運動の爆発をかちとるなら、戦争を阻み帝国主義を倒すことができる。
 4大産別など公共部門の労働者は社会を成り立たせている中心的存在である。その職場支配権を支配階級の手から奪い返すことは、ブルジョア国家の全機構を転覆・解体し、労働者階級の手で全社会を運営していくことを可能にする。4大産別をめぐる決戦は、プロレタリア権力を打ち立て、労働者が主人公の社会をつくりだす戦略的闘いである。