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国会内でテロ対策′P練 機関銃構えた警官ら400人で

週刊『前進』08頁(2689号06面01)(2015/07/13)


国会内でテロ対策′P練
 機関銃構えた警官ら400人で

(写真 国会議事堂内で銃を構える特殊部隊【5日】)

 7月5日、警視庁と衆議院・参議院両警務部による「テロ対策」と称する異例の合同訓練が国会議事堂内で実施され、機関銃などで武装した警視庁特殊部隊員と機動隊員ら約150人、国会警務部衛視約270人が訓練を行った。国会内に警察官が入るのは(要人警護のSPなどを除いて)1960年安保闘争以来であり、国会が警視庁に要請して合同訓練を行うなど戦前戦後を通じて初めてである。
 訓練の内容は「テロリストが国会に侵入した」との想定のもと、警視庁が特殊部隊を投入し、銃撃戦の末にテロリストを捕獲するというものだ。その場で相手を射殺することも想定した極めて実戦的な訓練である。
 国会法に基づく衆参両院の規則では、国会内の警備は「三権分立」の建前から原則として国会警務部(衛視)が行うとされ、警察は両院議長が「特に必要と認めるとき」を除いて国会敷地内に入れない。だが、今や国会を牛耳る自民党と警視庁はこうした建前さえ平然とかなぐり捨てた。そして政府・与党が今月16日も戦争法案の衆院採決を強行すると公言し、これに対する労働者階級人民の怒りが沸点を超え、数千数万の抗議行動が連日国会周辺を包囲する中で、あろうことか国会議事堂内に武装警官隊を導入して「内乱鎮圧型」の治安訓練を行ったのだ。その銃は誰に向けられたのか? 戦争反対の声をあげて国会に押し寄せる労働者人民に向けられたのだ! 絶対に許すことはできない。
 そもそも60年安保闘争時、国会敷地内に導入された警視庁機動隊は何をやったか。安保反対のデモ隊に襲いかかり、頭部に警棒を乱打するなどした揚げ句、東大生・樺美智子さんを虐殺したのだ。これが国会内に警察を入れるということだ。この国家犯罪を日本の労働者人民はけっして忘れていない。
 だが、安倍・自民党が今回の訓練を行ったのは、戦争法制定を狙う安保国会への怒りが、60年闘争を上回る規模で爆発することに震え上がったからだ。追い詰められているのは安倍の方だ。
 戦争法の衆院採決絶対阻止・安倍打倒の7・15国会包囲大闘争に全国の職場・キャンパスから総決起しよう。