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市東さんの農地守れ!10・9三里塚へ 反対同盟は訴える

週刊『前進』04頁(2783号03面03)(2016/09/26)


市東さんの農地守れ!10・9三里塚へ
 反対同盟は訴える

 10・9全国総決起集会に向けて、三里塚芝山連合空港反対同盟各氏から大結集を訴えるアピールが寄せられた。労農学連帯の力で市東孝雄さんの農地強奪を阻止し、第3滑走路を粉砕しよう。(編集局)

安倍戦争政治を許さぬ
 事務局長 北原鉱治さん

 今何よりも懸念しているのは、安倍政権による戦争政治だ。朝鮮情勢などニュースを見ると危機感を感じる。三里塚闘争は反戦平和を掲げて一歩も譲らず闘いぬいてきたと自負している。それだけに第3滑走路は、成田空港の軍事転用問題として深刻だ。戦後「二度と戦争をしない」と誓った決意をかみしめなければいけない。われわれには子どもや孫たち、若者を悲惨な戦争に導いてはならない責任がある。
 市東孝雄さんの農地を、国は再び権力によって奪おうとしている。親子3代100年にわたって耕してきた農地がなぜ奪われなければならないのか。農地を奪われることは農民にとって命を奪われることと同じだ。TPP問題を含め、今日本の農民はますます生きられなくなっている。市東さんの農地を守る闘いは、日本農民の未来を守る闘いだ。
 ぜひとも10・9全国総決起集会への大結集をお願いします。

沖縄・多見谷判決に怒り
 敷地内天神峰 市東孝雄さん

 反対同盟は、7月3日に東京で三里塚50周年の集会を開きました。予想を上回る630人の方が集まってくれました。諸先輩から受け継ぎ、自分たちがやってきた「農地死守・軍事空港反対」の闘いの正しさをあらためて実感しています。
 農地法裁判は去年8月10日に最高裁に上告して、1年と1カ月がたちました。その後の一日一日が決戦だという緊張感で、農作業に闘争に励んでいます。
 農地法裁判と一体で、千葉地裁で耕作権裁判を闘っています。NAAは裁判所から文書提出命令が出されても「ない」と言い張って提出を拒み、窮地に陥っています。本当ならこれでこの裁判は私の勝ちですが、最後は裁判所に助けられて「書類はないということで、これで結審」という方向に持っていくつもりかもしれません。
 国策だから何をやってもいい、農地法も自分たちのいいように勝手にねじ曲げて解釈し悪用する、そんなやり方は絶対に認められません。
 どんな判決が出るかわかりませんが、どんな判決が出ようと私は天神峰で農業を続ける。その気持ちにはまったく変わりありません。
 私の農地法裁判一審で農地取り上げの不当判決を出した多見谷裁判長が、辺野古の訴訟でも沖縄の人びとを踏みにじる反動判決を下しました。多見谷は法廷で翁長知事に対し「判決が確定したら従うか」と何度もしつこく迫りました。絶対に許すことはできません。国策と闘う沖縄、福島の人たちとともに、そして労農連帯を強めこれからもますます闘います。
 反対同盟の闘いが第3滑走路推進派を破産に追い込んでいます。10・9集会を大成功させ、ともに闘いましょう。皆さんの力を貸してください!

最高裁に署名2万提出
 敷地内東峰 萩原富夫さん

 反対同盟は7・3三里塚50周年東京集会に全力で取り組み、皆さんの協力を得て大成功しました。私もあちこちに出かけて結集を訴えました。そこでわかったのは、かなりの人が「三里塚闘争はもう終わった」と思い込んでいたことです。「そうじゃない、今が決戦の最中だ」と訴えて、それが徐々に浸透してきたかなと感じています。
 9月7日、最高裁判所に対する農地の取り上げを許さない署名の第3次提出行動を行い、初めて最高裁に向けてデモ行進を行いました。2347筆、通算2万539筆の署名を提出しました。最高裁第3小法廷の大谷剛彦裁判長、日置朋弘調査官に対し何度でも、「こんな憲法違反、農地法違反を認めるのか!」と突きつけなくてはなりません。耕作権裁判の千葉地裁に対しても、裁判のたびにデモを行う予定です。三里塚実力闘争の真骨頂を示しながら、裁判を闘おうと思います。
 第3滑走路建設の攻撃に対しては、反対同盟一斉行動を通じて推進派や国交省、地元自治体の策動を敵に先んじて住民に知らせ、怒りを組織してきました。第3滑走路は破綻にひんしています。
 今、経産省前の反原発テントの強制撤去、機動隊の暴力を使った沖縄の高江でのヘリパッド建設強行、辺野古訴訟での多見谷裁判長による反動判決など、参院選後の安倍政権の攻撃が強まっています。相模原事件が起き、ヘイトスピーチが横行し、安倍のもとでファシズム的な差別・排外主義がはびこっています。
 これらに対し大反撃を宣言するのが10・9集会です。大結集し私たちの実力を示しましょう。

労農連帯で社会変える
 事務局員 伊藤信晴さん

 「労農連帯の力でこの社会を変えよう」、10・9へ向けてこのことを特に強調したいと思います。労農連帯こそ、市東さんの農地を守り第3滑走路を阻止する根本的な力です。
 一斉行動で芝山町を回ると、多くの人が反対同盟ニュースを読んで怒りと共感を表します。そして大騒音による廃村化と分断攻撃のもとで、地域の未来に展望を失っている人と次々と出会います。本気でこの社会を覆すという視点を持てないと絶望に陥るしかない。元反対同盟の相川勝重町長や石毛博道はそこにつけ込み、第3滑走路誘致をたくらんでいます。
 3・8分裂をのりこえてきたわれわれがこんなやつらに負けてなるか、第3滑走路など絶対に粉砕するという決意です。現状でこの計画は「地元住民の合意」など一切なく、4者協議会の日程も発表できません。
 朝鮮半島情勢が危機を深め、安倍政権の戦争・改憲攻撃が強まり、成田が侵略戦争の出撃拠点とされることが現実味を帯びています。この中で、労働者・農民・学生が連帯して絶対にこの戦争を阻止する≠ニいう気概を見せなくてはならない。それが同時に市東さんの農地を守る力となります。その力を10・9で強力に示しましょう。

市東さんの闘いと共に
 事務局員 太郎良陽一さん

 反対同盟は50周年という節目の年を迎え、7・3東京集会を大成功させました。私自身も三里塚闘争を闘って40年の歳月を重ねました。そして1986年の成田2期工事着工から30年。成田治安法を発動し、国家権力の暴力で団結小屋を次々と破壊して進められたあの2期攻撃に対し、反対同盟は全力で立ち向かい、30年たっても2期を完成させていない。これも重要な年月です。
 市東さんは「空港絶対反対、農地死守・実力闘争」という反対同盟の基本路線を体現しています。おやじさんの東市さんは、敷地内・天神峰から菱田の反対同盟と連帯し、成田用水闘争に出かけ、機動隊に立ちはだかり逮捕・流血を辞さずに闘いました。あの実力闘争の魂を受け継ぎ、最高裁判決がいつ振り下ろされてもおかしくない状況で、孝雄さんは農業を続けています。この「農地死守」の闘いを市東さんとともに担うため、私も決意を新たにします。
 安倍の戦争政治に対し怒りと悔しさでこぶしを握る労働者階級、そして福島・沖縄はじめ全国の闘いとの積極的な交流と連帯の拡大、共同闘争の実現へ全力で取り組みます。そのために10・9全国総決起集会を成功させたい。全国の皆さん、ともに闘いましょう。

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最高裁の強制収用を許さない! 第3滑走路粉砕! 安倍政権打倒!
10・9三里塚全国総決起集会
 10月9日(日)正午 成田市東峰・反対同盟員の畑
 主催 三里塚芝山連合空港反対同盟