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韓国ゼネスト連帯! 11・6集会へ 外注化阻止・労働改悪粉砕 動労千葉の30年の闘いに続こう

週刊『前進』02頁(2790号01面01)(2016/10/20)


韓国ゼネスト連帯! 11・6集会へ
 外注化阻止・労働改悪粉砕
 動労千葉の30年の闘いに続こう

(写真 9月13日、動労千葉は運転士の過酷な労働条件改善を要求して指名ストに立った【JR千葉支社前】)


 国鉄分割・民営化から30年。動労千葉は今、1985―86年の2波のストライキから30年間の闘い、17年間の外注化阻止闘争の集大成ともいうべき大決戦を闘っている。
 日比谷野音での11・6労働者集会は労働運動の未来をかけた闘いだ。職場生産点で労働者が団結して闘うことを復権させる闘いだ。これこそが戦争を革命に転化するプロレタリアートの最深部の力をよみがえらせる。今年は新自由主義との闘いの中から生み出された韓国・民主労総ソウル地域本部と、新自由主義の労組解体を打ち破って勝利してきた3労組による国際共同行動の一環だ。民主労総ゼネストと連帯して闘い、国際階級闘争の構図を一変させよう。

分割・民営化以来の決戦

 プロレタリア革命論の見地から考えた時、新自由主義の核心は何よりも労働者階級が団結して闘うことを粉砕し、その可能性と基盤を破壊し尽くすことにある。
 スターリン主義の裏切りに助けられて戦後革命を圧殺した上に成立した帝国主義の戦後世界体制は、一定程度、労働者の諸組織(労働組合や政党など)を体制の一方の支柱としていた。しかし1960年代半ば、戦後世界体制の根底的動揺が始まる中で、階級支配のあり方を大転換し、労働組合と労働者政党の粉砕・絶滅に向かった。それは、この点にこそ革命の現実性があることを逆説的に示すものである。
 その出発点が新自由主義の実験場と呼ばれた1973年チリ・クーデターであり、80年代の中曽根政権による国鉄分割・民営化の強行、英サッチャー政権による炭鉱閉鎖と炭鉱労働組合(1年のストを闘った)破壊、米レーガン政権による航空管制官労働組合(PATCO)のストへの軍隊投入と全員解雇だった。
 中野洋委員長を先頭とした動労千葉1100人の労働者は、団結を守り抜くためにすべてをかけて、2波のストを闘い抜いた。1万人の機動隊に包囲されたスト拠点の津田沼電車区では100人の青年労働者が対峙し、構内デモを敢行した。中野前委員長は「ここに革命の現実性がある!」と叫んだ。それから30年間、動労千葉は階級的団結と力関係を守り抜き、新自由主義を根底において打ち破ってきたのだ。
 国鉄分割・民営化反対闘争とその後の30年間の闘いは、動労千葉労働運動と革命的共産主義運動が固く団結・連帯・共闘し、あらゆる犠牲をいとわず、満身創痍(そうい)となって守り抜いてきた現代革命の現実性である。決定的な歴史的地平である。国鉄分割・民営化反対闘争とその後の継続した闘いなしに、新自由主義と闘って労働者階級が団結を回復し、階級的労働運動の再生と党と労働組合の一体的前進、プロレタリア国際連帯と革命の展望を切り開くことはできなかった。
 国鉄分割・民営化は新自由主義の始まりであった。あらゆる産別で民営化・外注化・分社化・転籍・非正規雇用化などの嵐が吹き荒れた。その核心は労働組合を無力化し解体し、雇用や賃金、労働条件のすべてをズタズタに分断し、労働者が団結して闘う基盤を破壊し尽くすことであった。
 資本と生産性協定(合理化への協力)を結び、一定のパイを得ることを路線化した右派労資協調組合は、89年の総評解散後に連合主流派となり、特にバブル崩壊後の90年代以降、外注化や分社化、請負や派遣に積極的に協力して延命を図り、2千万人規模の労働者を無権利の非正規雇用に突き落とした。
 日教組・全逓・自治労・私鉄総連など総評労働運動の主流派であった労働組合は国鉄分割・民営化に白旗を掲げて雪崩をうって連合に合流し、その後、満展開された分社化や外注化、非正規雇用化に対し有効な闘いを提起し得えず、自らの団結の基盤の解体を許した。国労はシニア協定を締結し、保線など拠点職場の外注化に協力して組合員を売り渡し、1047名闘争の最終的幕引きに向かっていった。こうして日本労働運動の深刻な後退が生み出された。
 しかし動労千葉・動労総連合は団結を守り抜いてJRに乗り込み、外注化と非正規雇用化に徹底抗戦してきた。この現場攻防と一体で1047名闘争の原則を貫き、国鉄闘争の一掃を狙った2010年4・9政治和解を打破して闘いを継続させた。こうして新自由主義を無力化し、プロレタリア革命に向かって階級的団結と階級的労働運動と党の一体的前進を復権させる展望を切り開いた。

闘って組織拡大の実現へ

 08年リーマンショックから8年。国際帝国主義の大恐慌のりきり策は完全に行き詰まり、帝国主義の根本矛盾は戦争(中東・ウクライナにおける戦争と東アジアの戦争危機)に転化している。大恐慌の世界戦争への転化のダイナミズムは全世界をとらえている。
 ブルジョアジーの恐慌対策はただひたすら労働者階級への攻撃を強めることしかない。韓国やフランスなど世界各国で始まった階級的激突、戦争阻止のための国際連帯はプロレタリア世界革命の接近を知らせている。
 動労千葉は17年間に及ぶ外注化阻止を必死に闘い、JR職場での階級的団結と力関係を守ってきた。4年前の外注化と強制出向の悔しさに対して血へどを吐く思いで反撃の闘いを構築している。
 CTS(千葉鉄道サービス)の就業規則改定は安倍政権の「働き方改革」を忠実に実践・体現する攻撃である。動労千葉は「労働者の未来にかかわる大問題」としてJR本体の労働者がストに入り、CTSの全事業所で地をはうようなオルグを展開し、ついに「CTSでも職場に闘う労働組合が必要だ」という認識を生み出しつつある。CTSから十数人の動労千葉への結集を実現した。
 運転士には異常なまでの背面監視・締め付けが行われている。検修・構内業務外注化で運転士は60歳まで極度の緊張と負担を伴う本線乗務を強いられ、脳・心臓疾患などの健康障害を受けている。しかし会社は「駅停車中の放尿」を理由に動労千葉組合員を減給処分し、二度と運転させないことまで画策している。
 運転中に生理的現象が我慢できなければ仕事を奪うというのか。何千人もの乗客を乗せた列車を長時間運転する運転士にとって、トイレを我慢することがどれほど危険で深刻なことか。運転士が生きた人間であることさえ認めないのか。
 1973年の船橋事故では、「事故問題は労働組合の闘いにならない」という動労本部の制動を、現場に充満した「明日はわが身」の深い怒りと闘いの意欲が突き破った。事故問題で初めて実力闘争が展開され、全国を揺るがす順法闘争が貫徹された。今、現場組合員の雰囲気はそういう状況だ。9・13工事用臨時列車指名ストはその号砲である。
 検修職場の外注化阻止×生理的限界を超える運転士への労働強化との闘い×CTS闘争は、総じて〈反合理化・運転保安闘争路線における外注化阻止決戦〉として動労千葉の四十数年の歴史、国鉄分割・民営化から30年の闘い、外注化阻止闘争17年のすべてを集約する決戦に押し上げられている。闘って闘い抜いて組織拡大を実現し、平成採の青年労働者やCTS労働者の中に動労千葉に続く闘いをつくるのだ。

全職場で労働運動再生を

 6年余り前に亡くなった中野前委員長が万感を込めて発した最後の言葉は「負けるな」だった。この一点にかけて動労千葉は田中康宏委員長を先頭に闘い、そのすべての努力があざなえる縄のごとく大決戦を醸成している。
 安倍政権は今、「働き方改革」を叫んで国鉄分割・民営化型攻撃を全社会的に貫徹しようとしている。労働者は職場生産点で団結して闘う以外に生きる道がない。労働者階級に真に必要な闘いを回避したところに階級的労働運動も革命党の建設もない。動労千葉の30年間の闘いと存在は、新自由主義を打ち破って労働者が団結を回復し、闘いの中から階級的労働運動を再生させ、党と労働組合の一体的前進をかちとり、プロレタリア革命に向かうことは可能であることを示している。われわれは、党・組合組織を維持するために国鉄分割・民営化に協力し他労組を売り渡したカクマル松崎の道を拒否する。
 外注化阻止を全力で闘って動労総連合を建設しよう。全産別・全職場に労働組合をよみがえらせよう。