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東京・立川 帰還強制と対決を=@11・6へ杉井医師が講演

週刊『前進』04頁(2793号04面02)(2016/10/31)


東京・立川
 帰還強制と対決を
 11・6へ杉井医師が講演

(写真 杉井医師の講演を聞く【10月23日 立川市】)

 10月23日、東京・立川市内で「福島の子どもたちへの甲状腺検診打ち切り反対! 原発事故避難者への帰還強制反対! 国際連帯で戦争とめよう!」を掲げ、「安倍の改憲許すな!10・23集会」が開催された。主催は「戦争絶対反対!許すな改憲!大行動・多摩」で、集会と懇談会に延べ138人が結集した。
 集会のメインは国分寺の本町クリニック院長、ふくしま共同診療所医師の杉井吉彦さんの講演だ。杉井さんは冒頭、原発再稼働慎重派が勝った新潟県知事選に触れ「意識が変化している」と指摘。その根底にある福島の現実をスライドで示し、新たな帰還強制と被曝との対決を訴えた。
 中でも強調したのは、安倍や福島県、県小児科医会らによる甲状腺検査打ち切り策動だ。福島県は、事故当時18歳以下の全員を対象とした甲状腺検査の同意確認書に、今回初めて「同意しません」という欄を設けた。「受けなくてもいい」というのだ。がんの多発に震え上がり、「検査のデメリット」を絶叫して「検査の必要はない」とあおっている。杉井さんは、これを「恐るべき話だ」と弾劾。「その狙いは、統計上成り立たなくして因果関係を否定する、事実上の打ち切りだ」と断罪した。最後に「すべての人びとの心で支えてほしい。何十年続くが、私も医者人生をかけて診療をやっていく」と結んだ。
 次にNAZEN事務局長の織田陽介さんが保養活動を報告し、「保養は奪われたものを一緒に奪い返していく運動。一緒にやろう」と訴えた。

鈴木氏が訴え

 集会後半は鈴木達夫弁護士が改憲・戦争絶対反対のアピールを行った。
 鈴木さんは、「朝鮮戦争は『北朝鮮が攻めてくる戦争』ではない。米日が圧倒的軍事力で北朝鮮の政権を転覆する。労働者権力の一歩手前まで来ている韓国労働者人民の闘いをつぶす戦争だ」と提起。「しかし、第1次朝鮮戦争とはまったく違う。戦争切迫の中で労働者がゼネスト、民衆決起でパククネを倒して戦争を阻む情勢が生まれている。人類史の未来をかけて闘う韓国労働者人民との国際連帯の原則を貫き、実際に手をつないで立ち上がれるかが問われている」と、11・6集会への結集を訴えた。
 さらに賛同団体として日本機械工業労働組合、三多摩・星野文昭さんを救う会、全学連の斎藤郁真委員長が、それぞれ闘う決意を語った。
 懇談会では、「社会を変える力はどこにあるのか」「朝鮮―アジア情勢をどう見るか」「御用学者の論をどう打ち砕けばよいか」をめぐって活発な議論が行われた。鈴木さんは「社会を変えるのは国会の議席ではない。労働者の利益を貫く新しい労働者の党、万国の労働者の団結が必要だ」と力説した。
 集会は福島圧殺への怒り、改憲・戦争への怒りなど全人民の怒りを11・6に大結集させるうねりをつくり出した。
(多摩連帯ユニオン・U)