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「現代の治安維持法」を許さない 9・19共謀罪学習討論会へ

週刊『前進』04頁(2873号04面04)(2017/09/04)


「現代の治安維持法」を許さない
 9・19共謀罪学習討論会へ


◆監視社会化と闘おう
 「現代の治安維持法」とは、今般成立・施行された共謀罪だけではなく、特定秘密保護法や盗聴拡大・司法取引・証人隠蔽・取調録画録音などの刑訴法の改悪、さらにマイナンバー制度などによる国家権力の秘密体制と私たちに対する監視社会化への危機感から名付けたものです。
 かつての治安維持法下での思想弾圧は激しいものでしたが、ある意味、監視体制は21世紀の現在の方がより広範に、かつ強力に推し進められているといってもいいでしょう。通信手段がインターネット環境などの拡大により飛躍的に広がると同時に、電話だけでなくメールやSNS、ラインなどすべてが監視の対象となり、かつ把握されることが可能な状態にあるのです。
 国家権力は、私たちの会話・やりとりを盗聴し、街頭のさまざまな所にある監視カメラ(民間のものを含む)で動向をつかみ、その動きが彼らにとって都合の悪いものであれば、何らかの犯罪をデッチあげて逮捕・勾留することができる、ということです。
 「そんなデタラメが通るのか!?」----そう思うかもしれません。しかし、今年に入ってからだけでも、レンタカーを割り勘にしただけで道路運送法違反で逮捕、集会の趣旨が申請と違うとして詐欺罪で逮捕など、明らかに弾圧としかいいようのない動きが始まっています。このことは認識しておく必要があります。
◆戦争と改憲を阻止しよう
 朝鮮半島での戦争の危機が切迫しています。米韓合同軍事演習が行われ、自衛隊も北海道で大規模な共同訓練など、北朝鮮を挑発し威圧する戦争行為が始まっています。さらに安倍政権は、支持率低下の危機を突破しようと改憲をめざしています。今ほど戦争反対、改憲阻止の私たちの闘いが必要な時はありません。
 政府がこれまで3度も廃案に追い込まれた共謀罪をなりふり構わず強行採決で成立させ、すぐさま施行したのは、この私たちの闘いを心底恐れ、前もってつぶさなければならないと危機感を募らせたからです。
 「共謀」とは、私たちの「つながり」であり、団結や連帯の萌芽(ほうが)です。国家権力は、私たちの団結を犯罪と規定し、私たちが大きな力を持って戦争に反対することを弾圧するための「武器」として利用するつもりなのです。
 だからこそ、私たちは、ひるまず団結を拡大し、パククネ政権を打倒した韓国の労働者民衆のゼネストのような闘いで、戦争と改憲を阻止しましょう!
 私たちは労働組合などの団結体を軸に闘う、その確信と実践が必要です。「残業代ゼロ法案」を容認してしまう「連合」のような労組ではなく、「闘う労働組合」が今こそ求められています。そして、そこに勝利の展望があります。
 そのためには、「現代の治安維持法」体制の仕組みと現実を学習することは欠かせません。現在の弾圧の手段、方法を知り、その上で大胆に闘う、これが勝利への道です。しっかりと権力の「手口」を学習することが闘いの飛躍につながります。学習会に結集を!
(現代の治安維持法と闘う会 弁護士・森川文人)

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9・19共謀罪学習討論会
 9月19日(火)午後6時30分開会(6時開場)
 港勤労福祉会館(東京都港区芝5―18―2)
 主催 現代の治安維持法と闘う会