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10・8三里塚全国集会へ 反対同盟から総結集の訴え

週刊『前進』04頁(2879号03面01)(2017/09/25)


10・8三里塚全国集会へ
 反対同盟から総結集の訴え


 三里塚芝山連合空港反対同盟は10・8全国総決起集会を呼びかけています。故北原鉱治事務局長の闘魂を受け継ぎ、市東さんの農地強奪阻止・第3滑走路粉砕へ闘う三里塚芝山連合空港反対同盟のみなさんの訴えを紹介します。(編集局)

攻撃押し返す力を実感
 敷地内天神峰 市東孝雄さん

 全国のみなさんの支援に心から感謝しています。
 北原鉱治事務局長が亡くなって本当に残念ですが、北原さん、戸村一作さん、萩原進さんら諸先輩方が執念をもって貫いた闘いを残された私たちが受け継ぎ、がんばる決意です。
 農地明け渡しの最高裁不当判決の強制執行を阻止するために請求異議裁判を闘っています。私に対して国やNAA(成田空港会社)は、「収用されるはずの土地に住んでいる」「騒音を知ってて帰ってきたから文句をいう権利はない」などと悪態をついていますが、51年かかっても反対同盟をつぶせない。彼らが間違っていて正義がこちらにある証しです。彼らの不正をとことん暴き絶対に勝利できると確信しています。
 この間現地を訪れる方も増え、周辺住民の決起が始まり、権力の攻撃を押し返す力を実感しています。空港機能強化・第3滑走路などに対しても、地元の雰囲気は、あきらめムードから「もうだまっていない」へと変わっています。
 安倍政権は「攻めの農業」を叫び、私たちのような家族経営の農業をつぶそうとしていますが、もともと農家は金もうけを求めるものではない。先祖から受け継いだ土地を守りながら家族を養うのが元来の百姓の姿です。
 安倍の戦争・改憲、農業つぶしを許さず、私はこの天神峰で農業を続け、自分の生き方を貫きます。全国のみなさんのご協力をお願いします。10・8三里塚にぜひ集まってください。

権力者ぶっ倒す気概で
 敷地内東峰 萩原富夫さん

 強制執行攻撃を見すえ、反対同盟は1月冒頭から太郎良さんを本部長に決戦本部を立ち上げ、多くの人たちを現地に迎え入れてきました。7月の樫(かし)の木まつりでは、市東さんと同じ気持ちで天神峰を守る思いをみなさんと共有できたと思います。そこに参加した韓国・済州島の空港反対闘争の方が向こうでのデモで反対同盟旗を掲げて「成田空港反対」とシュプレヒコールを上げてくれ、勇気付けられています。
 51年、3世代にもわたり、国家権力と真っ向から闘い圧倒している。こんな闘いは世界にも類例がないし、日本の反戦運動や住民運動の中心に三里塚があるとあらためて感じます。
 安倍やトランプのもとで戦争の危機が深まり、差別・排外主義が横行しています。今三里塚が「差別を許さない。権力者をぶっ倒す」という気概を見せることはものすごく重要です。小池都知事も右翼の正体をあらわにしています。ファシズムや排外主義の勢力との闘いに勝たねばなりません。沖縄、福島ともしっかりとつながり、大きな闘いのうねりをつくりたい。
 そして『前進』で労農連帯が訴えられ、三里塚裁判の記事が毎回載っていることは重要です。三里塚の勝利は革共同の奮闘にも一層大きくかかっています。
 10・8集会を、北原さんの遺志を継ぎ、みなさんがそれぞれの闘いの現場で勇気を増すことのできるものにしたいと思っています。大結集を実現し、権力を圧倒し勝利しましょう。

全国の闘いの司令塔に
 事務局員 太郎良陽一さん

 私は02年に木の根で強制執行の攻撃と闘いました。鈴木謙太郎さんや萩原進さんが駆けつけてくれて、家の屋根に上って実力で闘いました。自分ではやりきった気持ちだったわけですが、直後に北原さんは私に会うなりこう言ったのです。「お前は次に何をやるんだ」----あの言葉は鋭かった。あの言葉があって、今の自分が存在している。即座に、市東さんとともに闘うと結論を出しました。
 各地に出かけ「三里塚は終わっていない」と訴えるたび、全国の人びとが三里塚に大きな期待と信頼を寄せていると実感しました。
 全国各地の労働運動、住民運動、反原発運動などをひとつの力ある闘いにするために、三里塚が接着剤の役割を果たす。あるいは萩原進さんが言っていたように、「全国の闘いの司令塔になる」という気概です。
 今年初めに決戦本部を立ち上げた時は、現地支援勢力を中心に実力闘争で強制執行を迎え撃つという想定でしたが、市東さんの支援陣形が力強く拡大し、闘いは一層豊かに前進し、北原さんの「三里塚で勝利して社会を変えよう」という実践が進んでいます。これこそが、83年の3・8分裂で反対同盟を破壊しようとした権力に対するリベンジだと感じています。
 10・8を市東さんの農地を守る決起の場として、労働組合、住民団体、学生団体、政治党派など、あらゆる人びとが旗を掲げて参加してくれることを期待しています。ぜひ大結集を!

国際連帯・労農連帯が力
 事務局員 伊藤信晴さん

 17年冒頭から決戦本部を打ち立てたことで、誰よりも市東さんが喜んでくれました。
 17年はNAAの側から言っても「決戦」で、夏目社長は年頭のあいさつで社員に発破をかけた。市東さんの農地を取り上げて反対同盟をつぶし、他方で第3滑走路建設を推進して周辺住民を黙らせるという二面作戦。こちらはそれを正面から迎え撃ち、四つに組んで押し返したという手応えがあります。敵が空港機能強化の説明会を計100回以上開き、反対同盟を裏切った相川・石毛らが推進で動いたが、その物質力にも負けなかった。住民から「騒音を許さない」「生活を守れ」という声が次々と上がってきました。
 安倍政権は「北朝鮮の脅威」を声高に叫んで、戦争ができる国づくりをめざしています。これを打ち破るのは国際連帯・労農連帯の力です。動労千葉、動労水戸、沖縄、福島も必死に声を上げている。反戦の砦(とりで)=三里塚もそうです。住民と一層強く連帯し、空港内労働者も声を上げる陣形をつくる。そうした結合で軍事空港廃港への展望も開けると思います。
 北原さんが亡くなっても私たちは「北原派」反対同盟として「空港絶対反対」の旗を守り、市東さんの農地を守り、闘いを継承し発展させていく。その出発を高らかにうたうのが10・8集会です。全国のみなさんの大結集をお待ちしています。