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UAゼンセンが改憲支持 大会で「自衛隊保持の明記」求める

週刊『前進』04頁(2881号02面02)(2017/10/02)


UAゼンセンが改憲支持
 大会で「自衛隊保持の明記」求める

(写真 2015年2月1日、ダイエーによる解雇に対し、UAゼンセンの脅しをはねのけストに立ち、八王子店前で行動する合同労組八王子【現・多摩連帯ユニオン】組合員)

 9月13〜14日、連合最大の労働組合、UAゼンセン(全国繊維化学食品流通サービス一般労働組合同盟、172万6356人)の定期大会で、会長の松浦昭彦は安倍が打ち出した自衛隊の憲法9条明記への支持を表明した。

労組の名をかたり労働者を戦争動員

 松浦は「自衛隊の存在がいつまでも解釈によるのではなく憲法に明記されることを積極的に捉えている」「国民的議論が行われ方向づけがなされるよう望む」と述べた。UAゼンセン出身の連合事務局長・逢見直人が主導し現場の怒りで頓挫した「残業代ゼロ」法推進とともに、安倍の手先となって改憲・朝鮮侵略戦争翼賛の旗を振る宣言だ。
 すでに2005年、前身のUIゼンセンは大会で改憲、集団的自衛権行使、徴兵制賛成を打ち出し、連合全体の方針としようと画策してきた。
 極右ジャーナリスト・桜井よしこは14年11月、産経新聞でUAゼンセンを称賛する一方、「連合本部は日米安保条約を容認し憲法改正は議論すべきだとしているのに、各地で反基地、改憲反対運動が展開され自治労や日教組が前面に立って旗を振っている」と息巻き、「官公労と決別し連合を分裂させよ」と叫んだ。現場労働者の戦争・改憲絶対反対の闘いに悲鳴を上げ、UAゼンセンを使ってなんとか潰そうとしてきたのである。

資本の手先となり組織を急速に拡大

 UAゼンセンは闘う労組潰しのための第二組合結成と組織統合で膨れ上がってきた。組合員減が続く連合の中で唯一、12年の結成以来5年で非正規職・女性労働者など30万人を増やした。16年9月時点でパート労働者は56・2%、女性労働者は59・6%であり、東レやイオン、イトーヨーカドー、ローソン、介護クラフト、ニチイ学館など多くの産業に広がる。
 UAゼンセンは資本の手先となって組織を拡大してきた。その手口は極めて悪質だ。まず企業に「闘わない労働組合をつくりませんか」と持ちかけ、会社ぐるみで全員加盟の組合を立ち上げる。加入組合員数で評価されるそのオルグは資本の営業と変わらない。現場からは「会社でUAゼンセンに加盟することになり、全社員が組合員になるようにと説明されました。給料が安くて組合費を払うメリットがあるのか疑問です。委員長に任命されたのは直属の上司。その上司は有給休暇を取るのも一苦労なくらい会社に言いなりです」という声が上がっている。組合費は天引きのため組合員であることを知らない労働者も多い。これが組合員数を誇るUAゼンセンの実態だ。

全国協に総結集し連合倒す闘いを!

 UAゼンセンは資本とのユニオンショップ協定(職場労働者に労組加入を義務付ける)で「UAゼンセンから脱退、除名された労働者は解雇される」と脅し、資本と闘おうとする労働者を屈服・排除させようとしてきた。しかしその不当性は解雇無効の最高裁判例として示されただけでなく、現場の怒りはこうした支配を突き破って燃え広がりつつある。すでに15年2月、ダイエー八王子店閉店による大量解雇に直面した非正規職労働者は、UAゼンセンの脅しをはね返して合同・一般労組全国協の合同労組八王子(現・多摩連帯ユニオン)に結集し3波のストライキに立って解雇攻撃を打ち破った。組合員は「組合に入ったからやれた」と闘い続けている。
 朝鮮侵略戦争と改憲、労働契約法の「無期雇用転換か解雇か」をめぐる決戦が始まった。連合・UAゼンセン打倒へ合同・一般労組全国協が主流派として躍り出よう。2千万人の非正規職、1千万人を超える「個人請負」労働者の怒りを結集して全職場・地域で闘う労働組合をつくり出そう。
 小池都知事と手を組む連合東京会長はUAゼンセンの岡田啓である。衆院選決戦―11・5労働者集会・1万人大行進で安倍・小池・連合を倒そう。