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障害者総合支援法に反対 関西交流集会 労組軸に新たな運動へ

週刊『前進』04頁(2933号04面02)(2018/04/16)


障害者総合支援法に反対
 関西交流集会
 労組軸に新たな運動へ


 3月18日、大阪府八尾市プリズムホールで、実行委員会による「障害者総合支援法に反対!関西障がい者交流集会」がかちとられました。八尾北医療センター労組を軸に神奈川・東京・広島・岡山などから闘う仲間80人がかけつけました。
 豊中市職の深町加代子さんが司会を務め、ユニオン自立の見谷渉さんが基調を提起しました。見谷さんは「自立支援法反対の闘いに対して、政府はあらゆる障害者団体をテーブルにつかせ、裁判を取り下げさせた。就労支援も『ふれあって生きたい』という障害者の思いとは全く違った。措置から契約へ、全てを自己責任にした」「A型事業所の閉鎖=大量解雇や介護保険への統合問題に対し、決起が始まっている。労働組合を軸に新しい理念の作業所づくりなど、本集会を出発点に新しい障害者解放運動のネットワークづくりを、総合支援法反対から始めたい」と提起しました。
 現場からは最初に八尾北労組の灰垣美佐子書記長が報告(写真)。「労働を奪い返す闘いを始める中で、支援学校卒業のA君を退職に追い込んでしまった。総合支援法反対交流会で労組の葛藤と苦悩を率直に出し議論した。労働者の協働とは『個人の能力ではなく、得手不得手を出し合い、お互いを知り合い、助け合い、補い合って労働すること』とつかんだ。これが職場を変えた。分断と競争の今の社会を変えていきたい」
 次に横浜クーニーズショップ(作業所)のCさんが報告。「引きこもって命を絶つしかないとまで思いつめたが、共同作業所を知り入った。労働組合に出会い自分に能力がないのではなく、この社会構造が自分を追いつめてきたと分かった。膨大な数の自分≠ェいるこんな社会を変えたいと思い、生きる活力に変わっていった。そして合同労組の分会を立ち上げた。1カ月に30分働くのがやっとの人も、かけがえのない、共に運営している存在だ。障害者とか評価とか全部が分断だ。労組として一つになることが権力は怖い。弾圧で逆に、社会を変える力がここにあるとつかんだ」
 続いて、泉佐野市議選に立つ中川いくこさんや、にしおぎ館の高橋道子さんが発言しました。
 最後に、深町さんが「戦争反対の労組や団体は全部つぶすための弾圧や解雇が起きている。障害者は誰よりも団結を求める存在だ。階級として団結して先頭で闘い、障害者を再結集していこう」とまとめました。
 全国からの参加で、障害者解放の路線と運動が切実に求められていると分かりました。総合支援法下で既成の障害者解放闘争が失速している中、階級的労働運動を軸に全国的な障害者解放運動をつくる一歩を踏み出しました。
(八尾北医療センター労組・青木麻季)