週2回月・木発行『前進』
[メニュー][トップ]

難民の親子を引き裂くな¢S米700カ所で一斉に集会・デモ

週刊『前進』02頁(2956号02面02)(2018/07/12)


難民の親子を引き裂くな¢S米700カ所で一斉に集会・デモ

(写真 UTLAは反入管活動家クラウディア・ルエダスさんの出身校のルーズベルト高校前で集会を開催。「国境警備隊はクラウディアを解放しろ」「『違法』な人間などいない」【昨年6月8日】)

(写真 6月30日のロサンゼルス市庁舎前集会)


 6月30日、「難民・移民の親子を引き剥がすな!集会」が全米で行われた。ロサンゼルス7万人を始め700以上の集会が行われた。各地のICE(移民税関捜査局)事務所に対しては出入り口を封鎖するなどの実力行動が行われた。
 国境パトロール隊とICEによる凶暴な弾圧への怒りが高まっている。特に、オバマ時代に急拡大した民営収容施設の拷問的処遇が大問題になっている。過酷な気候の地域にあるにもかかわらずエアコンがなく、食料もひどい。幼児も親から引き離される。
 トランプは「不法移民は犯罪者だ」として刑事訴追している。だが、現在増えているのは内戦下の中米諸国からの難民だ。米資本の利益のために極右・麻薬ギャングを育成し、社会を破壊してきた結果だ。

職場の闘いで反撃

 ロサンゼルス統一教組(UTLA)など、多くの労働組合が6月30日の巨大な闘いの組織化に大きな役割を果たした。
 労働者の資本家階級への怒りをそらすため、トランプ政権は「移民が仕事を奪っている」として凶暴な弾圧をしている。ICEが職場に突入する事件が多発している。4月3日、テネシー州の食肉工場ではICEが労働者に銃を突き付け97人を逮捕した。これは労働組合運動への攻撃でもある。安全や賃金などの要求を抑え込むため、また労働組合の結成を阻止するために、雇用主自身がICEに「不法移民だ」と通報することが多い。
 昨年6月、UTLAは地域の高校の卒業生がICE弾圧に反対して逮捕されたことに対して、組合をあげて闘った。
 客室乗務員労組の組合員はICE調達の飛行機への乗務を強制された。だが、移民の子が親から引き剥がされる姿をフェースブックに掲載し、極悪行為への協力拒否の決意を示し、職場の仲間も抗議行動をした。航空会社もICEからの請負を止めざるをえなくなった。トランプの労働者分断に反撃し、新たな連帯・団結形成が始まっている。
 日本の入管当局による難民受け入れ拒否、難民申請者の強制収用・送還、家族からの引き離しは、米帝トランプの難民政策よりもさらに悪質で許しがたいものだ。アメリカ労働者の決起に続き、日本で入管法・入管体制粉砕、改憲・戦争阻止の闘いを巻き起こそう。