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全世界へ核戦争阻止を訴え 被爆73周年 広島から新たな国際共同行動

週刊『前進』04頁(2963号01面01)(2018/08/13)


全世界へ核戦争阻止を訴え
 被爆73周年 広島から新たな国際共同行動


動労千葉8月ストを共に闘い 9月臨時国会決戦・安倍打倒へ 全国から改憲・戦争阻止!大行進を

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(写真 韓国、アメリカ、中東の仲間と共に国際反戦反核集会を開催。「全世界労働者の団結で世界戦争・核戦争阻止、核をなくそう」と共同行動宣言を採択した【8月5日 広島市】)


 被爆73周年8・5―6ヒロシマ闘争(国際反戦反核集会、原爆ドーム前集会と安倍弾劾デモ、ヒロシマ大集会とデモ)が、西日本豪雨災害の困難の中で闘いを呼びかけた中四国地方の仲間たちと団結して大成功した。世界核戦争と改憲を阻み、社会を根底的に変革する労働者国際連帯の新たな闘いが広島から始まった。

8・5集会
 核廃絶へ国境越え団結 星野解放へ国際決議

 8月5日、広島市東区民文化センターホールを満杯にして国際反戦反核集会が開かれた。韓国からの11人の訪日団、米、中東など20人を超える海外からの仲間と共に、8・5ヒロシマアピール「国際連帯共同行動宣言」(2面に掲載)を採択し、全世界に向かって「全世界労働者の団結で、世界戦争・核戦争を阻止、核をなくそう!」と高らかに呼びかけた。また、「星野文昭さんの解放を求める国際決議」も採択した。

韓、米、中東から

 集会は国際連帯共同行動研究所所長の鈴木達夫弁護士のあいさつから始まった。広島の被爆2世・中島健さん、長崎の被爆者・城臺美彌子(じょうだいみやこ)さんの真に迫る訴えに続き、ふくしま共同診療所の杉井吉彦医師が「原爆と原発は同じ健康被害を与える。原発は地上に置かれた核兵器だ」と、ヒロシマとフクシマの闘いは同じであることを強調した。
 基調提起では、8・5集会事務局の吉永博さんがトランプ・安倍の朝鮮核戦争阻止を訴えた。
 国際アピールでは、韓国から、サード阻止を闘うソンジュ住民対策委員会ソソンリ対策本部長のパクチョルジュさんが、サード撤回闘争が戦争を阻む現場であることへの誇りを語り、「北朝鮮への脅威となるアメリカの戦略武器、特にサードを撤収させるべき」と確信に満ちて訴えた。城西(ソンソ)工団労組委員長のキムヒジョンさんは「酷暑の戦場のような死の現場で仕事をする労働者がいる。ムンジェイン政権の平和は誰のための平和ですか? 誰かを排除する平和を私たちは拒否します。資本主義は平和をもたらさない。最後のただ1度の勝利のために共に闘おう」と呼びかけた。民衆行動代表のイドクチェさんは「資本主義の危機が深刻化するほど戦争ムードは大きくなり、労働者に返ってくるものは解雇と犠牲、死だけだ。全世界のプロレタリアは団結しよう」と力を込めた。
 アメリカからは、平和と正義センターのシャラット・G・リンさんがアメリカの原爆投下を断罪し、ピースダンスも披露。「反戦の母」シンディ・シーハンさんは「問題はトランプだけではない。アメリカ帝国主義だ。民主党も共和党も戦争、ウォール街の連中だ」と弾劾し、抑圧されたすべての人々と共にアメリカ帝国主義打倒へ闘うとの決意を表明した。
 中東からは、イラクの医師・フサーム・ムハンマド・サリッヒさんが、イラクでアメリカのかいらい政府に対する広範なデモが闘われていることを報告。パレスチナ・ガザからは「故郷に帰ることは人としての権利だ」とイスラエル軍の撤退が訴えられた。
 集会にはトルコ・UID―DER、ドイツ・ゴアレーベン、米・UTLAのアーリーン・イノウエさん、ブラジル・コンルータスを始め海外から多くの連帯メッセージが寄せられた。
 熱烈な国際アピールに応え、広島連帯ユニオンのチョンイジャさん、沖縄の元基地労働者・水島満久さん、動労千葉の田中康宏委員長が発言に立った。

歴史刻む闘いへ

 田中委員長は「資本・国家が生き残るためには人間の命を犠牲にしてかまわないという思想が戦争を生み出す。私たちがなすべきことは労働運動を再生させ、労働者階級が力を取り戻し、戦争を生み出す政府を倒すことだ。改憲情勢に立ち向かう日本の労働者の新しい歴史の1ページを開こう」と、11・4労働者集会の大成功を呼びかけた。
 星野暁子さんが「星野解放国際決議」を、広島大学の森田寛隆さんが「国際連帯共同行動宣言」を提案、満場の拍手で採択された。
 最後にインターナショナルを大合唱し、労働者国際連帯の新たな扉を開く高揚感のうちに集会を終えた。