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改憲絶対阻止へ決戦宣言 11・4全国労働者集会 安倍打倒!波状的国会デモへ 4800人が労働運動の変革と国際連帯を誓う

週刊『前進』02頁(2988号01面01)(2018/11/08)


改憲絶対阻止へ決戦宣言
 11・4全国労働者集会
 安倍打倒!波状的国会デモへ
 4800人が労働運動の変革と国際連帯を誓う

(写真 集会は入場行進から始まり、参加した労組・団体の旗が壇上に勢ぞろいした【11月4日 東京・日比谷野外音楽堂】)

(写真 関西生コン支部、港合同、動労千葉の呼びかけ3労組を先頭にデモに出た【11月4日 東京都千代田区】)


 11月4日、全国労働者総決起集会/改憲阻止!1万人大行進が東京・日比谷野外音楽堂で開かれ、4800人が集まった(関連記事2面、次号続報)。集会が掲げた「ストップ9条改憲発議! 労働大改悪・総非正規職化と闘おう! 国鉄1047名解雇撤回! 第3の分割・民営化攻撃粉砕! 改憲・戦争に向けた労組破壊を許すな! 連帯労組関西生コン支部弾圧をはね返そう!」のスローガンはこの時代を闘う指針だ。「関西地区生コン支部への弾圧を許さない」決議(別掲)が採択された。11月ゼネスト総力闘争へ進む韓国・民主労総ソウル地域本部の26人の訪日団や台湾の労働者をはじめ、東アジアと世界の労働者の感動的な国際連帯が実現された。集会後、警察権力と右翼の妨害をはねのけて銀座デモが行われた。

戦争阻む闘う労働運動を

 呼びかけ団体と賛同団体の旗の入場行進から集会が始まった。動労千葉の関道利副委員長、新潟地域一般労働組合の山口元子さんが司会を務めた。
 開会のあいさつに立った国鉄闘争全国運動呼びかけ人の金元重(キムウォンジュン)さんは国鉄解雇撤回をめぐる不当労働行為救済の申し立てに対する千葉県労委の審議打ち切りと却下策動を許さず、新たに行政訴訟闘争を開始したことを報告した。
 特別報告の「関西生コン支部弾圧をはね返そう」では全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部の武谷新吾書記次長が「弾圧との闘いで若い幹部が成長している」と明るく報告し、荒川勝彦執行委員が「現場で原則的に闘い、弾圧をはね返して必ず勝利する」と表明した。全国金属機械労働組合港合同の中村吉政委員長は「争議行為は団結権の行使として当然の権利」と述べ、大弾圧を許さない声を全国から上げることを訴え、東京西部ユニオン鈴木コンクリート工業分会の吉本伸幸さんが決議を読み上げ、採択された。
 「動労千葉からの報告」を行った田中康宏委員長は、「『改憲・戦争だけは絶対許してはならない』が労働運動の原点だった」と述べ、改憲・戦争阻止!大行進運動の当面する課題として「臨時国会での国民投票法改悪、改憲発議を許さないために力を結集すること」「来年春までに本当に力を持った無数の運動体を全国各地に立ち上げ、闘う労働運動を取り戻すこと」を熱烈に提起した。
 民主労総ソウル地域本部の訪日団が全員登壇し、チャジンガク事務処長が「積弊清算・労働基本権・社会大改革ゼネスト闘争」へ向かうと表明した。大量解雇に無期限ストライキで反撃している台湾富士ゼロックス労働組合の闘いを桃園市産業総労組書記のウーチャホンさんが報告した。
 在日・滞日外国人労働者も多数結集し、入管当局と日本政府を弾劾した。
 「第3の分割・民営化との闘い/解雇撤回・JR復帰へ」として、動労千葉の関和幸執行委員が来年3月の乗務員勤務制度改悪を止める決意を語り、幕張支部の山田護支部長が外注先での闘いと職場代表選挙の勝利を報告した。動労水戸の石井真一委員長は常磐線特急車掌1人乗務化と水郡線ワンマン拡大の大合理化反対のストを報告した。動労千葉争議団の中村仁さんと動労総連合1047協議会の羽廣憲さんが解雇撤回を貫く決意を述べ、動労千葉弁護団の葉山岳夫弁護士が千葉県労委による審理打ち切りの大反動と闘うことの重大性を訴えた。
 「『働き方改革』との闘い」として、東京過労死を考える家族の会が、家族の命を過労死で奪われた悔しさと憤りを語り、「働き方改革」と労働者を守らない御用労組を弾劾した。合同・一般労働組合全国協議会の清水彰二さん、多国籍労働者組合の組合員、JP労組・銀座郵便局の星野勝紀さん、医療職場の一陽会労働組合の坪井静委員長が、職場で「働き方改革」に反対し、勝ちぬいている報告をした。
 改憲・戦争阻止の先頭で闘う全国の教育労働者、自治体労働者が登壇した。日教組奈良市、三浦半島教組など3人の教育労働者が発言し、さらに史上最悪の大幅賃下げ人事委員会勧告と闘う東京の特別区職員労組連合会の労働者、自治労倉敷、解雇と闘う仙台市社会福祉協議会職員労働組合が決意を述べた。

地域の怒りひとつに束ね

 第2部「改憲阻止!1万人大行進」は、青年労働者の歌や朗読劇「新しい世界を見よう」などもあり、会場の一体感は一層高まった。とめよう戦争への道!百万人署名運動事務局長の西川重則さんは、自衛隊と国家緊急権を憲法に明記する改憲を許さないと述べ、国際連帯を訴えた。改憲阻止!大行進・神奈川準備会の野本三吉さんは、子どもたちの未来を戦争で奪うことはできないと訴え、沖縄県北中城村の前村議・宮城盛光さんは辺野古新基地建設阻止、改憲・戦争阻止の闘いに勝利しようと檄(げき)を飛ばした。
 さらに横田・基地被害をなくす会の福本道夫さん、福島診療所建設委員会の佐藤幸子さん、浪江町・希望の牧場の吉沢正巳さんが発言した。築地市場の豊洲移転に反対する水産仲卸の仲間の「築地に戻るために頑張る」という決意にひときわ大きな拍手が起こった。三里塚芝山連合空港反対同盟の萩原富夫さん、市東孝雄さんは「団結の力で農地強奪の強制執行を止める」と語った。星野さんをとり戻そう!全国再審連絡会議の星野暁子共同代表は、更生保護委員会への要望書を集めて11・25高松闘争に立つことを訴えた。
 全学連の高原恭平委員長は、新たに決起した学生とともに登壇し、「共産主義者として、労働者階級を支配階級に高める闘いを貫く」と決意を表した。
 憲法と人権の日弁連をめざす会の山本志都弁護士は、改憲阻止の先頭に立つ決意を述べた。

学生不当逮捕許さずデモ

 「改憲・戦争阻止!大行進運動の発展を」と題したアピールを港合同の木下浩平執行委員が読み上げ、国民投票法改悪と改憲発議を許さないために闘いを強化し、無数の運動体を組織化しようと運動の方向性を提起した(2面)。関西生コン支部の西山直洋執行委員は閉会あいさつで、大阪府警に不当逮捕された19人を奪還できたと報告し、武建一委員長をはじめ残る4人の年内奪還を訴えた。
 最後に団結ガンバローとインター斉唱で集会を締めくくった。
 集会開始を前に警視庁は、全学連の学友2人をでっち上げで不当逮捕した。参加者はこの弾圧に怒りを燃やし、闘う意欲に満ちたデモに出発した。