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労働者国際連帯の力示す 11・3集会 日・韓・台湾の労組一堂に

週刊『前進』02頁(2988号02面02)(2018/11/08)


労働者国際連帯の力示す
 11・3集会
 日・韓・台湾の労組一堂に

(写真 韓国・民主労総の労働者の闘争報告と国際連帯の呼びかけに聞き入る参加者【11月3日 千葉市】)

 11月3日、労働者国際連帯集会が千葉市民会館で開かれ、300人が会場を埋めた。労働大改悪と改憲・戦争を阻止する国際連帯の力の登場を示す集会となった。
 冒頭、全米を揺るがしたウェストバージニア州の教育労働者の闘いを始め世界の労働者の闘いを上映。港合同の木下浩平執行委員が「完全黙秘で闘っている関西生コン支部への大弾圧を粉砕することは、日本の労働運動を再生する出発点になる」と開会を宣言した。
 主催者あいさつに立った動労千葉の田中康宏委員長は、「今日明日の闘いから改憲・戦争阻止!大行進運動を爆発的に推進していこう」と呼びかけた。
 今年も大挙来日した韓国・民主労総から3人が登壇した。公務員労組ソウル地域本部のクォンジョンファン事務処長は、「136人の解雇公務員の原職復職は、労働三権を勝ち取る闘いの正当性を立証する闘いだ。大統領府の前での無期限座り込みと共に11月9日に年次休暇闘争を準備し、公務員労働者の強力な闘争で勝利する」と語った。
 ソウル交通公社労組のファンウジン駅務支会長は、「20年以上分離・運営されてきたソウルメトロとソウル都市鉄道が合併し、労組も今年2月21日にソウル地下鉄労働組合として歴史的統合を成し遂げた」「労使合意を通じて地下鉄保安官、車両整備、食堂労働者、理髪師、スクリーンドア管理者など1200人を正規職に転換させた」と胸を張った。
 公共運輸労組仁川地域公共機関支部のイジョンヨル支部長は、「公務職は、道路補修、街頭清掃など市民生活に密着した公的サービスに従事しているが、多くの差別を受けている」とし、「労組を結成し、仁川地域全体の公務職の統一した労働条件をつくるために闘っている」と報告した。
 集会後半は、田沼雄一さんの労働歌で会場が一つになった。ドイツ機関士労組のクルト・シュナイダーさんからのビデオメッセージも上映された。
 全日建運輸連帯労組関西生コン支部の西山直洋さんが「権力弾圧の真っただ中ですが、全国的に団結の輪が広がっている。弾圧を倍返し百倍返しにして安倍を打倒しよう」と訴えた。
 富士ゼロックス本社が1万人リストラ計画を打ち出し、台湾富士ゼロックスは従業員1000人中、300人の解雇を狙っている。これに対し台湾富士ゼロックス労働組合が10月23日から11日間のストライキに立ち上がった。急きょ上部団体の桃園市産業総労働組合のウー・チャホンさんが来日。「今回のストライキで台湾富士ゼロックス労働者は、労働者が国境を越えて団結することの重要性を証明した。国境を越えた資本に対し共に闘いましょう」と呼びかけた。
 在日の闘う労働者・労組からの発言が続いた。関西合同労組阪神支部の許用皓(ホヨンホ)支部長は、「今年は1948年阪神教育闘争から70年。民族学校を閉鎖し、少年らを殺すという激しい弾圧だった。戦後革命を共に闘った日本と朝鮮の労働者階級を分断し、朝鮮戦争を遂行しようとするものだった」と語り、「民主労総のように闘い、改憲・戦争を阻止しよう」と訴えた。
 広島連帯ユニオンの在日3世であり被爆3世の女性労働者は「改憲は労働組合のない社会、労働者が声を上げられない社会をつくることが最大の目的です。労働組合が立ち上がれば戦争を阻止できる。労働組合が反戦運動の軸になることが求められている」と発言。
 動労水戸の石井真一委員長が、車掌1人化、ワンマン化という大合理化に反撃した10・16―17ストライキを報告し、「世界の労働者が団結すれば勝てるんだ」と国際連帯の地平を確認し、インターナショナル斉唱で集会を締めくくった。