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団結ひろば 投稿コーナー

週刊『前進』02頁(3003号02面02)(2019/01/17)


団結ひろば 投稿コーナー

セブンの降格減給を撤回!
 長野 千曲ユニオン

 セブンイレブンは1月10日付で、千曲ユニオン河野正史組合員に対してOFC(店舗経営指導員)としての人事発令を行った。2017年3月にOFCからAFC(補助指導員)に降格減給人事を行ってから1年10カ月の降格減給処分撤回闘争の末、ついに全面勝利をかちとったのだ。
 17年3月の異動発令は『序局』19号でも紹介されているように、コンビニのビジネスモデルが、店舗がもうからないで本部だけが一方的に利益を上げるシステムであることを知った河野組合員が、店舗よりの姿勢で業務を行っていたことや、彼が労働組合員として本部社員や店舗オーナー、店舗従業員、関連企業労働者の労働条件向上のために活動していることを嫌った本部幹部が、労働者の誇りを奪い、10万円近い収入減少によって生活できなくさせ自主退職することを狙った不当労働行為だった。
 セブンイレブンの賃金・職務体系は、OFCは裁量労働制で、店舗が24時間365日営業が義務付けられているなかで、深夜営業はオーナーがやらざるを得ず、オーナーへのコンサルタントが業務上の義務となっているOFCも深夜勤務が不可避となり、その結果、24時間的長時間労働が常態化したOFCの精神疾患が激増する。一方、AFCは8時間労働制だが賃金は初任給レベルで生活できない。体を壊したOFCがAFCに降格されてくるが、生活できないから転職してしまう。
 河野組合員の決起は、こうした過労死不可避の働かせ方への異議申し立てでもあった。今回の勝利は、セブンイレブンの過労死不可避の体質との本格的闘いの始まりである。千曲ユニオンと河野組合員は、本格的な労働条件改善闘争への決意を固めている。

解雇撤回を貫き勝利祝賀会
 広島連帯ユニオン 宮原亮

 12月8日、広島連帯ユニオンは山陽測器解雇撤回闘争の勝利和解を受けて勝利報告祝賀会を広島市内で開催しました。広島連帯ユニオン組合員をはじめ、動労西日本、地域の自治体労働者、婦人民主クラブ全国協広島支部の仲間などが集まり、盛大に勝利を祝いました。M組合員は2014年に退職強要をはね返すためにユニオンに加入、県労委闘争なども取り組みながら不当解雇(1度目の解雇)撤回、ボーナスカットの撤回などをかちとってきました。
 追い詰められた会社は15年11月にMさんをロックアウト解雇。以来3年、社前闘争・労働委員会闘争・裁判闘争などあらゆる手段で解雇撤回を闘ってきました。決して平坦な道のりではありませんでしたが、団結を崩さず、「解雇撤回」の原則をトコトン貫いて、ついに昨年10月、組合も本人も納得のいく形での勝利和解をかちとりました。
 山陽測器資本はMさんを解雇するために詳細な「ミス報告書」を作成させたり、従業員に「解雇要求署名」を集めさせたりしてそれらを「解雇の根拠」とするなどとんでもなく悪らつなやり方をしてきましたが、それらは団結した闘いの前では会社にとっての不利な条件にしかなりませんでした。「団結して闘えば勝てる」ということです。
 勝利報告会では本人から「団結があったから勝利できた。これからも末長くユニオンと一緒にやっていきたい」と晴れやかなアピール。山陽測器解雇撤回闘争の先駆けとなったサンナビ解雇撤回・倒産との闘いで勝利したF組合員からも「信念を貫いたからこそこのように勝利できた。信念を曲げていたらこうはならなかった」と発言。闘いが闘いを呼び、次々と青年が立ち上がっていく展望を切り開いたと感じました。

労働者こそが改憲を止める
 東北 荒畑隆夫

 昨年12月、近隣の町で行われた「9条の会」の集会に参加しました。地域の「改憲・戦争阻止!大行進」に加わってくれた元教師から誘われたからです。講師は共産党に近い弁護士で県9条の会の中心人物です。小さな町にもかからず40人ほどが参加し、改憲に対する怒りや危機感が強まっていると感じました。
 講師は、安倍改憲の背後に日本会議の路線があり、「戦後レジームからの脱却」や「企業が世界一活躍しやすい国づくり」があるとし、「9条に自衛隊が明記されることで海外での武力行使を狙っている」と指摘していました。
 そして「いま改憲を止めるために次の国会で改憲発議をさせないことが大事。会場の皆さんは発議を止める権限はありません」と述べ、「発議を止めるのは国会の仕事だから、皆さんは3千万署名を頑張ってください」と呼びかけていました。
 私はその発言に怒りを覚えました。改憲発議をめぐって、通常国会が正念場になることは明らかですが、私たちが国会議員の応援団にとどまるようなあり方でいいのでしょうか。私たちが国会議員のために動くのではなく、未来のためにどう動くのかが問われています。
 命や暮らしに結び付く問題に怒りを持った労働者や市民、学生が国会前にプラカードを持って駆け付け、抗議行動を行っています。激しい怒りを感じ、「改憲阻止・安倍打倒」へ闘っています。労働者の怒りに、安倍はぐらぐらです。だからこそ必死になって悪あがきをしています。
 私たち労働者こそ社会を動かしている主人公です。私は「改憲・戦争阻止!大行進」運動を大きく発展させ、「もっと本気で闘いたい」と思っている人々とともに、改憲阻止決戦を地域や職場に生み出して行きたいと思います。

「水の民営化」必ず打ち砕く
 奈良市従業員労働組合 吉谷宏子

 2018年、水道法改悪に対して「命より金もうけ」のやり方に、全国的な怒りが爆発しました。法律は成立したとしても闘いはこれからです! 「水の民営化」は労働者の団結によって必ず粉砕できます! この闘いは戦争・改憲阻止の闘いとひとつです。
 だからこそ、ますます奈良での下水道民営化絶対反対の闘いが重要になってきました。現場の5人の仲間が存在をかけて開始した裁判は、2月7日に証人尋問を迎えようとしています。
 水道法改悪攻撃によって、下水道裁判で訴えてきたことがかえって社会問題になりました。「世界的に水の民営化が破産して再公営化していること」「フランス資本のヴェオリアをも使いながらコンセッション方式を導入し、住民の命を金もうけに利用しようとしていること」「民営化は現場労働者の誇りを奪う団結破壊と組合つぶしであること」などです。
 この3年間、私たちは様々な困難にぶつかりました。全現業労働者の未来をかけた闘いのはずなのに、組合本部から何か悪いことをしているかのように扱われ、統制処分攻撃と闘ってきました。現在、清掃職場で解雇された非正規の仲間と団結して「清掃非正規解雇撤回をともに闘う会」として、現業職場に本当の団結をつくる闘いをしています。
 自治労をめぐる攻防は全国的に激しく起きています。神戸市職での「ヤミ専従」問題から始まった攻撃は、国鉄分割・民営化型の自治労解体攻撃です。組合本部が闘えず自己崩壊していく中、現場から絶対反対の闘いが始まっています。 第1次世界大戦のさなか、ロシアでは労働組合が先頭に立ってロシア革命を実現しました。労働組合には無限の可能性があります。安倍政権のウソとだまし、脅しの改憲攻撃を吹き飛ばしましょう!

山本弁護士迎え連続討論会
 北海道 M・F

 12月16日、札幌市教育文化会館で、山本志都弁護士を講師に迎え、「改憲―安倍政権に立ち向かう連続討論会第2弾」を開催し30人が集まりました。他の集会や街宣でビラを受け取り、「これは行かないと」と決心して来てくれた新たな参加者もいました。
 山本弁護士の講演は、日本国憲法の歴史的・階級的な本質を鮮明にしてくれました。それは戦後革命を封じ込め、天皇制の存続とブルジョアジーの私有財産を保障した「妥協の産物」だということ。したがって現憲法は決して「平和憲法」などではなく、昭和天皇の戦争責任を回避し、沖縄を売り渡して基地化し、アジアの人たちを踏みつけにした存在だったということが明らかにされました。
 そして今日、国際市場・資源をめぐる対立から戦争が始まりつつある情勢だからこそ、安倍は必死になって「改憲」を叫んでいると強調。アジアの人たちや沖縄県民の犠牲の上に「憲法」がある以上、「護憲」は欺瞞(ぎまん)に過ぎず、体制内での「立憲主義」にも限界があると提起しました。山本弁護士は、「国際連帯と生産点を握っている労働者の力、労働組合の運動で団結して改憲に立ち向かっていこう」と闘いの展望を示して講演を締めくくりました。
 質疑応答は、在日や沖縄の人々の置かれている現状の訴え、自治体労働者や労組の職場決起の報告など、時間が足りなくなるほど盛り上がりました。
 「自衛戦争」も含めたあらゆる戦争に絶対反対と言い切れる勢力として、改憲・戦争阻止を闘う広範な運動体が求められていると思います。
 この集会で、共に力を合わせて、学び、闘いをつくり上げていく大きなステップを踏み出しました。地区の底力を発揮して血沸き肉躍る改憲・戦争阻止!大行進・北海道発足に突き進んでいきます。

スト構えた練馬図書館司書
 東京北部ユニオン 川原成雄

 12月19日早朝、練馬図書館前で行われた練馬区立図書館専門員労組の集会に駆けつけた。「スト延期」報告に切り替えての集会だったが、「区は私たちの求めるごく一部しか受け入れていない」「指定管理者制度導入は、図書館を破綻に導く」との当該司書の女性たちの発言は寒空に凛(りん)として響き、図書館業務を担っている誇りと怒りが、自治労東京など200人の参加者に浸み渡った。
 私も小学生の時から通ってきた練馬区立の図書館は、全12館の職員を10年前頃から指定管理者制度に移管し、現在3館だけが直営となっている。そのうち2館を今回指定管理者制度に移管すると区当局が通告してきたという。「年収200万円ほどの賃金でも、文化・情報の拠点としての充実した図書館を作るために全力で取り組んできた」のに何たることか。
 しかしこれに対し「図書館司書のストライキ」を決断したことが大きく報道され、闘う労働組合への希求がどれほど社会にあふれているかを示した。スト予定日前夜の団交で「司書として区立図書館で働く場が確保される」ことからストは延期されたが、全員が移れるとも思えず、1月18日の交渉期限へ闘いは続く。
 印象的だったのは、当該の図書館専門員労組の組合員の一人一人が生き生きと動いていたこと。司会と運営、道案内と受付、署名集めなどを腕章をつけた組合員たちが分担して動いていた。この主体性・組織性があってこそ、ストを構えるまでに至ったと思う。
 羽仁五郎著の『都市の論理』に、「図書館の自由が侵される時、われわれは団結して、あくまで自由を守る」との「図書館の自由に関する宣言」があったのを思い出した。彼女らの闘いをどこまでも共にしていきたい。

晴海局前で解雇撤回を訴え
 東京中部ユニオン 原由美子

 昨年12月13日午後3時半から東京都中央区の晴海郵便局前で、「奥野明子さんの解雇を撤回しろ!」「団交に応じろ!」と怒りの行動を行いました。晴海局は2013年3月、奥野さんを不当解雇(雇い止め)したのです。奥野さんをはじめ郵政非正規ユニオンの組合員、郵政職場の仲間、東京労組交流センター女性部、なんぶユニオン、中部ユニオンの仲間が駆けつけ、マイクを握って晴海郵便局で働く労働者に呼びかけを行い、熱気あふれる行動となりました。
 前回に引き続き署名に協力してくれた女性労働者や、「時間がないので」と一度社屋に入り制服に着替えた後にわざわざ出てきて署名してくれた男性労働者などうれしい手応えがあり、今回の行動で私たちも「現場の労働者に直接呼びかけることが大事」という確信を新たにしました。
 郵政非正規ユニオンは、11年に齋藤裕介委員長をはじめ非正規労働者多数が東京多摩郵便局から雇い止め解雇されたことに立ち向かって結成され、齋藤委員長たちの解雇撤回とともに奥野さんの解雇撤回を闘ってきました。2人の決起に励まされて東京各地の郵便局で組合に入った仲間たちが、スキルダウンで下げられた賃金を取り戻したり、パワハラを止めさせる勝利をかちとっています。
 労働者にとって「解雇は殺人」そのものですが、会社が出した赤字のツケを押し付けられたり、労災事故での休職を理由に非正規労働者であるというだけで、「解雇=殺人」されるなど絶対に許されません。
 今回の行動は、齋藤委員長と奥野さんの解雇撤回の闘いを郵政非正規ユニオンの闘いの軸にすえ、各地区も力を合わせて闘う、新しい出発として闘われました。非正規労働者が6割も占める郵政の非正規労働者使い捨て解雇を絶対に許さないぞ!

カンパ郵送に感謝致します
 前進社

 東京の前進社本社にこの1年余り、毎月1万円の額のカンパを郵送してくださる方がいます。手紙には差出人の名前が書かれていません。
 カンパが送られてくるたびに私たちは本当に感謝しています。心からお礼を申し上げます。
 前進社は、皆さんのカンパに支えられて、警察の弾圧や右翼の襲撃をはね返して元気に闘っています。これからも皆さんと固く団結し、プロレタリア革命に必ず勝利し、戦争・失業・貧困のない、平和に生きられる社会を実現するために全力で闘う決意です。