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動労総連合 千葉県労委弾劾し裁判闘争 国鉄解雇の真相を闇に隠すな

週刊『前進』04頁(3006号01面02)(2019/01/28)


動労総連合
 千葉県労委弾劾し裁判闘争
 国鉄解雇の真相を闇に隠すな

(写真 国鉄1047名解雇撤回闘争当該の中村仁さん、小玉忠憲さんを先頭に千葉県労働委員会に向かってシュプレヒコール【1月22日 千葉県庁南庁舎前】)

即日結審を阻止

 動労総連合が千葉県労働委員会による公益委員の忌避申し立て却下決定の取り消しを求めて起こした裁判の第1回口頭弁論が、1月22日、千葉地裁民事第3部(内野俊夫裁判長)で開かれた。この裁判は、国鉄分割・民営化による解雇の撤回を求めた動労総連合の申し立てに事実調べもせずに結審を通告し、その公益委員への忌避申し立てさえ却下した千葉県労委の不当な対応を弾劾する闘いだ。
 動労千葉争議団の中村仁さんが意見陳述に立ち、「われわれの首を切った不採用基準の策定を指示したのは、JR設立委員長の斎藤英四郎だった。不採用基準はJR設立委員会の会合で正式決定された。責任はJRにあり、JRは解雇を撤回する以外にない」と語気強く語った。そして「労働委員会への申し立ては、この新たな事実に基づくものだ。JRを呼び出し証人を調べることは、労働委員会の役目だ。しかし村上典子公益委員は調査もせず審理を打ち切った。労働委が自ら労働委員会制度を解体する重大な事態、改憲攻撃そのものだ」と弾劾した。
 原告代理人の葉山岳夫弁護士も「労働委が不当労働行為について調査せず、安倍やJRの意思を忖度(そんたく)したことが、この裁判の本質的な原因だ。県労委は、原告の人生をかけた解雇撤回闘争を違法に断ち切った」と断じた。
 県労委の答弁書に原告が反論するため裁判は続くことになり、即日結審は傍聴結集の力で阻まれた。

春闘へ決意固め

 裁判後、動労総連合総決起集会が行われた。田中康宏委員長は、動労総連合組合員がJR不採用とされた過程を振り返り、「分割・民営化の真実を暴く闘いは過去のことではなく現在の問題だ」と提起し、JRの3月ダイヤ改定を始め全職場で「働き方改革」の現実化に向けた攻撃が始まると述べ、改憲・戦争阻止!大行進の発展で労働運動の力を取り戻そうと訴えた。
 弁護団の裁判解説に続き、動労千葉争議団の中村さんと動労総連合1047協議会の小玉忠憲代表が解雇撤回の決意を述べた。
 動労水戸の石井真一委員長は、運転士に極限的な労働強化を強いるダイヤ改定を弾劾し、動労連帯高崎の木村洋一書記長と動労東京の吉野元久委員長が組織拡大の決意を示した。三里塚芝山連合空港反対同盟の太郎良陽一さんが連帯あいさつをし、ユニオン習志野、ちば合同労組が発言した。
 動労千葉を支援する会の山本弘行事務局長は、動労総連合の解雇撤回闘争は国鉄分割・民営化の真実を暴く決定的な勝利を実現しているが、それが広く知られていない現実を指摘して、闘いを広く周知する支援する会の責任を強調した。
 川崎昌浩書記長が2月10日の国鉄集会、3月ダイヤ改定との攻防、大幅賃上げ獲得の19春闘、通常国会での改憲発議絶対阻止など、当面の方針を提起した。
 裁判に先立ち、動労総連合の組合員と支援は千葉県庁前に集まり、労働委員会に向けてこぶしを上げた。