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改憲・戦争叫ぶ安倍倒せ 安倍施政方針演説と、米トランプ一般教書演説は世界戦争宣言だ 統計不正許さず労働大改悪粉砕へ

週刊『前進』04頁(3010号01面01)(2019/02/11)


改憲・戦争叫ぶ安倍倒せ
 安倍施政方針演説と、米トランプ一般教書演説は世界戦争宣言だ
 統計不正許さず労働大改悪粉砕へ


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 通常国会での1・28安倍施政方針演説は改憲・戦争突撃宣言である。米トランプによるINF(中距離核戦力)全廃条約離脱と一般教書演説とあわせて世界戦争の切迫を告げている。しかし、支配階級の思惑とは逆に、労働者階級の決起が巻き起こっている。辺野古新基地建設阻止へ、沖縄の港湾労働者がストライキに立ち上がった。教育労働者、自治体労働者も現場からストライキをよみがえらせている。安倍打倒の鍵は労働運動が握っている。結成30年を迎えた全国労組交流センターは、2月2〜3日に全国総会を開き、闘う労働運動の復権へ真価を発揮する時だと団結を固めた。2〜3月、労働者と議論し、オルグを重ねて4月杉並区議選勝利、改憲・戦争阻止!大行進の発展をかちとろう。

侵略戦争の歴史を大賛美

 1月28日に行った施政方針演説の冒頭で安倍は明治天皇の短歌を引用した。この歌は日露戦争の真っただ中で「日本人の大和心」をたたえ、「打倒ロシア」の戦争に命をかけろと全人民を戦争に駆り立てた歌だ。安倍は3・11東日本大震災と福島第一原発事故からの「復興」を、日露戦争になぞらえて「日本人の底力を示したものだ」と言いなしている(だが原発事故は収束などしていない!)。そして天皇のもとでの挙国一致の翼賛体制と、明治以来の侵略戦争の歴史を「輝かしい日本」の歴史として賛美し、次の世代に引き継ぐと強調している。まさに危機にあえぐ日帝・安倍の改憲・戦争宣言である。
 何より安倍は、今日の積もり積もった労働者階級の怒りによって改憲攻撃が破綻することに恐怖し、そこから憲法9条解体と並ぶ今ひとつの改憲である「働き方改革」が「待ったなし」だと叫んでいる。勤労統計をはじめ基幹統計の不正と偽造を「おわび」の一言でごまかし、開き直って、戦後の賃金・雇用制度の全面解体、全労働者の総非正規職化に突き進もうというのだ。さらに「全世代型社会保障への転換」と称して戦後社会保障制度の解体、消費税大増税を打ち出した。
 経団連が1月22日に発表した経営労働政策特別委員会報告も、この安倍施政方針演説と一体だ(2面参照)。安倍と日帝の大資本は、米中貿易戦争として本格的に始まった世界経済の分裂・収縮、ブロック化と世界戦争へのプロセスの中で、帝国主義として延命する何の展望も描くことができない絶望的なところに立たされている。だからこそ、職場を「労働監獄」にたたき込むような一層激しい労働者支配と、改憲・戦争=独自の戦争体制づくりによって必死に突破しようとしているのだ。
 日帝・安倍はさらに、新自由主義がもたらす社会崩壊・地方崩壊が地方や農民の総反乱を引き起こすことに恐怖し、「農林水産新時代」「地方創生」を掲げて新たな圧殺に乗り出そうとしている。この間の大災害がもたらす社会の崩壊に対して「国土強靱化」の階級攻撃を貫き、何よりも福島の圧殺攻撃をはっきりと打ち出している。ここでは、東京オリンピック攻撃こそ福島圧殺であることを隠そうともしない。
 安倍施政方針演説はその最後に「戦後日本外交の総決算」を打ち出している。特に「安全保障政策の再構築」と称して、「自らの手で自らを守る気概なき国を、誰も守ってくれるはずがない」と言い放った。安倍はまさにこうした恫喝をもって、辺野古への土砂投入強行と沖縄圧殺を呼号したのだ。そして、日本をとりまく情勢は「桁違いのスピード」で激変しており、「これまでの延長線上の安全保障政策では対応できない」と言って大軍拡と改憲に突入しようとしている。
 安倍は今国会から7月参院選への政治過程で、天皇代替わりの大反革命を頂点に、改憲・戦争攻撃をあくまでも押し通すことに一切をかけて意識的、自覚的に突き進んでいる。そのためには実際に戦争を始めることも辞さない激しさを持っているのだ。改憲をとおして戦争をやるだけでなく、戦争をとおして改憲を強行し、全面的な戦争国家体制へと突入することが追いつめられた日帝・安倍の狙いである。

ストライキで反撃始まる

 改憲・戦争を絶対に阻止し、今こそ安倍を打倒しよう。そのすべては労働運動が鍵を握っている。国鉄分割・民営化と総評解散・連合結成以来30年の労働運動絶滅攻撃を打ち破ってきた国鉄闘争を基軸とする階級的労働運動が、いよいよ真価を発揮する時だ。排外主義を打ち破り、改憲・戦争阻止、ストライキと国際連帯、階級的団結で大反撃に立とう。労働組合が先頭に立って「改憲・戦争阻止!大行進」運動を発展させよう。2〜3月こそ決戦だ。
 乗務員勤務制度改悪をはじめとする3月ダイヤ改定粉砕へ、国鉄決戦は分割・民営化以来の大決戦に突入している。JRの第3の分割・民営化攻撃、JRを最先端とする安倍の「働き方改革」攻撃のすべてを反合理化・運転保安闘争路線で迎え撃ち、労働組合の再生とストライキの復権でゼネストへの突破口をこじ開けよう。JR東日本の「変革2027」との対決において動労千葉とともに動労水戸が最大の焦点となっている。特に水戸での乗務員19人の削減は殺人的攻撃だ。東労組崩壊情勢と一体で進む動労水戸解体攻撃粉砕の一大決戦に勝利しよう。
 2・10国鉄集会で宣言する、新たな1047名解雇撤回闘争の発展をかちとろう。1月22日に千葉県労働委員会弾劾の裁判闘争が始まった。この闘いは、解雇撤回闘争をとおして職場から労働組合再生をかちとる階級的労働運動の中心課題である。さらに鉄道の安全の崩壊、地域・社会の崩壊を一つの怒りへと組織して闘おう。
 関西生コン支部への大弾圧をすべての労働者の力で打ち破ろう。改憲・戦争と公教育解体を拒否して闘う広島の教育労働者の100人声明運動に、全国の教育労働者は続こう。全員解雇・総非正規職化の会計年度任用職員制度導入に、全国の自治体労働者の反撃が始まった。医療・福祉・介護を労働組合と住民の団結で奪い返そう。19春闘を階級的労働運動の2〜3月総決起としてかちとろう。

星野解放・辺野古阻止へ

 1・27星野全国集会の大成功を引き継いで、星野文昭さんを絶対に奪還しよう。沖縄タイムス・琉球新報への意見広告は辺野古新基地建設阻止の沖縄闘争と一体の大闘争だ。全国民衆の力で成功させよう。
 2・24「辺野古の埋め立ての是非を問う」沖縄県民投票の成功をかちとろう。安倍政権の全力を挙げた破壊工作にもかかわらず、沖縄県民の怒り、全国の戦争・基地への怒りを押しつぶすことはできなかった。安倍の攻撃は逆に労働者の怒りを倍加させ、改憲・戦争を打ち破る最前線の闘いへと押し上げられたのだ。沖縄現地の怒りを共有し、全力で勝利しよう。
 4月杉並区議選は改憲・戦争への労働者住民の決起をめぐる大党派闘争に突入している。選挙戦をとおして、改憲・戦争、団結破壊・地域破壊への労働者住民の怒りを束ね、行動に転化しよう。「9条変えるな!辺野古埋めるな!」の3・1「改憲・戦争阻止!大行進」結成1周年集会の大成功をかちとり、勝利への扉を押し開こう。

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福島は絶対負けない!
3・11反原発福島行動19
 3月11日(月)午後1時集会(正午開場)
 開成山公園・野外音楽堂 (郡山市開成1―5開成山公園内)
  *午後3時デモ出発(郡山駅前まで)
 主催 3・11反原発福島行動実行委員会