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国家権力との死闘に勝ち抜く党を 改憲阻止決戦の大前進のために 労働運動・学生運動弾圧粉砕し、非合法・非公然体制建設しよう

週刊『前進』04頁(3010号03面01)(2019/02/11)


国家権力との死闘に勝ち抜く党を
 改憲阻止決戦の大前進のために
 労働運動・学生運動弾圧粉砕し、非合法・非公然体制建設しよう


 2019年は、通常国会で本格化する改憲攻防、5・1天皇代替わり、さらに6月大阪G20サミットと、日帝・安倍政権との全面的な激突となる。日帝が改憲攻撃に手を付けることは、戦後体制を破壊して自らの存立基盤を掘り崩すクーデター的攻撃に突入せざるをえないということだ。戦時下の階級決戦に勝ち抜き、プロレタリア革命の土台をなす闘いとして非合法・非公然体制の建設は死活的になっている。それは、労働者階級自身の主体的闘いであり、党が労働者階級・労働組合と深く結びつく闘いだ。4月杉並区議選の必勝、改憲阻止決戦の大爆発のための党の自己変革と一体で、非合法・非公然体制建設の前進をかちとろう。

関生支部への弾圧許すな

 改憲阻止闘争の最大の攻防は労働組合と学生運動をめぐる激突だ。戦争国家への転換は、労働運動と学生運動の壊滅攻撃として激化している。全日本建設運輸連帯労組関西地区生コン支部と京大学生運動への弾圧はその攻防の最先端だ。
 関生支部弾圧は、昨年だけで武建一委員長をはじめ延べ46人逮捕・33人起訴、さらに今月に入って新たに不当逮捕が拡大されている。文字通り組織絶滅型の攻撃である。ストライキや説得活動という当たり前の組合活動を「犯罪」とみなす弾圧であり、共謀罪の事実上の適用として行われている。しかし関生支部は完全黙秘・非転向を貫き、組合の団結を守り抜き、新たな指導部を次々に生み出し組織拡大での大反撃に立ち上がっている。こうした激突があらゆるところで火を噴くのが19年決戦だ。これに勝ち抜くためにこそ非合法・非公然体制の建設が決定的に求められている。
 十亀弘史同志(水戸刑務所在監)は本紙3002号の新年アピールで次のように語る。「労働者階級は徹底して公然と闘います。資本家階級を打倒しようとする自らの意思と闘いの方向を明快に開示します。そして、公然の分野を思いきり拡大するためにこそ、規律を守り、秘匿すべき事柄を固く秘匿します。すなわち非公然」「非合法・非公然・完黙・非転向は相互に強め合う一体であり、切り離すことができません。それは、実際に革命をやり遂げようとする、揺るぎのない階級の思想です」
 非合法・非公然体制建設とは、狭い意味での「党を守る」ためだけの闘いではない。それは労働者階級の思想であり、闘いである。労働者階級自身の力で党と労働組合を一体で建設し、その指導部と運動を守り抜き、国家権力から自由な空間を切り開き、階級的団結を拡大する闘いなのだ。

戦争情勢下の新たな攻防

 共謀罪は、会話や通信を「計画」(共謀)とみなして処罰するものであり、公安警察による電話の盗聴、メールやSNSなどのインターネットでの通信の監視・掌握などの無制限的拡大と一体だ。2020年東京オリンピックを口実としながら、GPS(全地球測位システム)捜査の合法化や、顔認証システムを高度化した監視カメラやNシステムも拡大している。
 さらにこの間、検察当局が「捜査上有効なデータ等へのアクセス方法等一覧表」を作成し、検察内部のサーバーで保管し共有されていることが明らかになった。公共交通機関や商品購入の履歴、位置情報など約360種類の顧客情報を入手できる企業など計約290団体(JRはじめ交通各社や携帯電話会社も)について情報の種類や取得方法を記載したもので、個人情報のほとんどは令状なしの「捜査関係事項照会」で取得できると明記されている。Tカード情報が国家権力に垂れ流されていることも報じられた。膨大な個人情報データを権力の手に集中するものであり、何よりもハイテク技術を通した階級闘争・革命運動への監視・弾圧の攻撃だ。
 いま米中を軸にして、次世代通信規格5Gをはじめハイテク技術の覇権争いが軍事的・戦争的激突そのものとして激化している。このハイテク技術の国家権力による全面的独占・掌握は、国内においては戦争国家への転換と戦時型弾圧として位置付けられている。
 だが、こうした攻撃も絶対に打ち破ることができる。国家権力は何ら万能ではない。何よりも勝負を決するのは階級闘争の力関係だ。権力の弾圧手法のエスカレートに対して、一つひとつあいまいにせず大衆的に反撃し、権力が好き勝手にやれないような力関係を強制することだ。技術的領域においても、研究・開発・製造を担っているのは労働者階級なのであり、その獲得をめぐる問題だ。
 そして、非合法・非公然体制建設こそ決定的である。それは一方で、権力の弾圧手法を対象化した日常活動における意識性と自覚的闘いである。他方で、膨大な数の労働者人民の協力・決起の力である。闘いを支える労働者階級人民の幾重もの層、その分厚さと結合の深さによってどんな攻撃も具体的に打ち破れる。
 弾圧と闘い、運動と組織を守り抜く経験は、階級闘争の歴史の中に刻まれており、その先頭で闘ってきた革共同の中に蓄積されている。それは獄中44年の星野文昭同志の存在であり、46年の指名手配攻撃と闘ってきた大坂正明同志の存在に典型的に示されている。でっち上げ弾圧を粉砕して絶対に全獄中同志を奪還しよう。すべての経験と蓄積を階級的労働運動の大前進、その土台としての非合法・非公然体制の建設へと全面的に解き放とう。

レーニンの闘いに学ぼう

 非合法・非公然体制建設は階級闘争の普遍的課題であり、戦時下階級闘争に勝ち抜きプロレタリア革命を実現するための必須不可欠の闘いだ。第1次世界大戦下のレーニンとボリシェビキはそれを通して労働者階級と結びつき、1917年ロシア革命に勝利した。
 12年1月のプラハ協議会(ロシア社会民主労働党第6回全国協議会)において、レーニンは、一方では議会主義・合法主義で国家権力への屈服を深めるメンシェビキと決別し、他方では国会からの引き上げをもって党を労働者階級と切り離された非合法組織へと純化させようとする勢力と決別し、党を再建した。
 具体的には、@党と労働組合の緊密な関係、A選挙闘争の取り組み、B中央機関紙の発行(後に合法日刊紙『プラウダ』を発刊)という方針を貫くものとして、「あらゆる種類の合法的な労働者団体のできるだけ広い網にとりまかれた非合法の社会民主党細胞をつくる」ことを鮮明にした(レーニン全集第17巻「協議会の諸決議」)。「非合法の党組織は、経済闘争(ストライキ、ストライキ委員会等)の指導にもっとも活発に参加し、この分野で、非合法の党細胞と労働組合との、とくに???労働組合内の社会民主党細胞との協力を、同じくまた、労働組合運動の個々の活動家との協力をうちたてることが必要である」(同)
 つまり、「秘密結社」的な一部の「革命家集団」というあり方ではなく、階級闘争全体の中で労働者階級―労働組合運動と深く結びつくためにこそ非合法・非公然体制が必要であるということだ。この力があったからこそ、第1次世界大戦下で大変な困難を強いられながらも、労働者階級と深く結びついた非合法の党細胞と機関紙配布網を形成し、17年革命の勝利を切り開くことができたのだ。
 非合法・非公然体制建設とは、国家権力に勝ち抜ける地区党建設と一つだ。
 第一に、それは地域全体の組織化であり、全体性をもった地区党への飛躍をかけた闘いである。『前進』読者網建設と一体でさらに広範な層を組織し、どんな弾圧にも揺らぐことのない、広く深く根を張った強固な地区党を建設しよう。
 第二に、それは1000万人との結合の闘いだ。労働者階級人民の不満、憤激、怒りと結びつき、団結を組織していくことだ。労働者人民の支援・協力は、どんな形であろうとも、その一つひとつがかけがえのない決起であり、革命の陣形を形成する闘いである。そしてその経験を通して階級的自覚を形成していく契機となるのだ。
 第三に、核心は路線をめぐる論議をやり抜ける地区党への飛躍である。重層的な任務・決戦の中で、全体を路線的にまとめあげ、責任体系を明確にさせて推し進めていく力を形成していくことである。そして、それを担う指導部を層としてつくりだしていくことだ。
 革命の課題、階級闘争の課題のすべてに責任をとりきる地区党への飛躍をかちとろう。地区党の力で非合法・非公然体制を縦横無尽に切り開いていこう。改憲阻止・日帝打倒の歴史的決戦の勝利をかけて闘おう。