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ゼネストで辺野古阻止を 港湾労働者のストに続こう 安倍の改憲宣言を許さない

週刊『前進』02頁(3011号01面01)(2019/02/14)


ゼネストで辺野古阻止を
 港湾労働者のストに続こう
 安倍の改憲宣言を許さない

(写真 1200人が結集して闘われた16回目の「辺野古新基地建設阻止!第一土曜日ゲート前県民大行動」【2月2日 米軍キャンプ・シュワブゲート前】)


 いよいよ歴史的な沖縄県民投票が開始されました。安倍政権は改憲と戦争への道を突き進んでいます。そのために辺野古への新基地建設をしゃにむに強行しています。しかし、140万沖縄県民の誰もが、本当の思いとしては「辺野古新基地建設反対」です。その中で2月4日、自衛隊車両の民間港利用に反対する港湾労働者(沖縄地区港湾労働組合協議会)の組合員約400人が終日のストライキを決行しました。ストライキに突入した組合員は沖縄県の物流の拠点である那覇港の約8割の荷物を取り扱っています。今回のストライキは、辺野古への基地建設を阻止する闘う路線と方針=沖縄全島ゼネストへの突破口を実践的に切り開いた新たな闘いです。安倍首相は10日の自民党大会で、「憲法改正に取り組むときが来た」と宣言しました。絶対に許せません。今こそ県民投票の勝利で安倍政権を倒し、辺野古を阻止しましょう。

沖縄の怒りが安倍を包囲

 昨年12月14日についに土砂の投入を開始し、3月25日には新たな区域への土砂投入を宣言し、通常国会開会日の1月28日には大浦湾側の護岸工事を何の見通しもなく開始した安倍政権。実際7・7万本の杭を打つ地盤改良工事は、追加調査で最深が水面から90bになるという「例のない改良工事」と指摘されています。
 しかしこの間の沖縄県知事選で示された沖縄県民の思いを一顧だにしない安倍政権に対して、「何があっても辺野古新基地建設は反対だ!」という思いを示すのが県民投票です。ですから厳しく言えば、誰もが県民投票だけで工事が止まるなどという幻想など抱いていません。
 しかしこの県民投票すら認めることができない安倍政権の危機と脆弱(ぜいじゃく)性が、この間あらわになりました。安倍政権は自民党沖縄県連を動かし、県民投票の破壊に全体重をかけました。しかし、もくろみは完全にうち砕かれました。自民党県連は沖縄県民の怒りに包囲され、もはや組織の体もなしていません。むしろ県民投票が全国的に焦点化し沖縄の労働者階級の闘いがさらに新たな地平を切り開いたのです。
 なぜ安倍政権はここまで追いつめられているのでしょうか? トランプ政権の「アメリカ第一主義」は全世界を新たな戦争の時代に叩き込もうとしています。対中国の「貿易戦争」は究極的には中国スターリン主義を転覆することを狙った戦争行為そのものです。そのためにも朝鮮半島での新たな侵略戦争を策動しています。2月4日には東京の横田基地配備のCV22オスプレイ4機が嘉手納基地に飛来し、米軍(第353特殊作戦群)は「定期的に訓練する」と明言しました。

新たな戦争突入を阻もう

 このことに最も追いつめられているのが安倍政権です。日本帝国主義のアジア太平洋地域での自らの「勢力圏」が一気に奪い去られようとしているからです。ここから安倍政権はアメリカ帝国主義と相争いながら、この戦争への参戦を画策しています。そのために北朝鮮スターリン主義だけでなく、韓国との間にも戦争的な危機をあおり立てています。この間の韓国艦艇による海上自衛隊の哨戒機への「レーダー照射」は安倍政権のデマ宣伝であり、排外主義をあおって改憲と戦争への追い風にしようという悪辣(あくらつ)な攻撃です。
 しかし、この米日の朝鮮侵略戦争に立ちふさがっているのが、20年を超えて辺野古への新基地建設を阻止してきた、沖縄を先頭とする全国・全世界の労働者階級の闘いです。安倍政権は、だからこそ沖縄の闘いの圧殺を狙ってここまで強権的に辺野古に突っ込んできているのです。
 沖縄戦の血の教訓=「軍隊は住民を守らない」「基地あるところは戦場になる」「命こそ宝」の思いが「辺野古新基地建設を許さない!」という世代を超えた共通の決意となって沖縄全島に渦巻き、新たな団結が生み出されています。この沖縄の労働者階級の不退転の決意を見据えられない安倍政権の脆弱性を見よ!ということです。勝利しているのは沖縄の労働者階級なのです。

労働組合が先頭で闘う時

 長きにわたる沖縄の闘いを支え牽引(けんいん)してきたのが労働組合です。基地労働者や教育、自治体、全電通(NTT)、全逓(郵政)などの労働者の世代をつなぐ闘いが、辺野古新基地建設を阻止する闘いも根底で支えています。
 昨年8・11県民大会の7万人大結集から県知事選を経て、青年や学生、女性が次々と闘いに立ち上がっています。県内の完全失業率が3・4%と「復帰」以降最低になった、求人も増えているなどと報道されていますが、圧倒的に非正規職で労働組合もない職場で働くのが青年、女性です。そしてこの「非正規職の島」という厳しい現実と向き合っているのが学生です。
 「基地の島」「非正規職の島」=沖縄を根底から変革する闘いの主体が声を上げて行動を開始しました。この思いと怒りを、組織された労働者の闘いとして今こそ解き放つ時です。港湾労働者がその先陣を切り開いています。「復帰」闘争以来の、そして「復帰」闘争を乗り越える闘いを今こそ、世代を超え創りだしていくカギを握っているのが労働組合です。
 2・24沖縄県民投票は新たな闘いの出発点です。辺野古埋め立て反対の一大県民行動として、県民投票で圧勝して安倍政権を打倒しよう! ここから辺野古新基地建設を絶対に阻止し、すべての米軍基地を撤去し、「基地のない平和で豊かな沖縄」を目指す沖縄全島ゼネストへ、今こそ沖縄の労働者階級の団結=闘う労働組合をすべての職場に創りだそう! 未来を担う学生は、キャンパスに闘う学生自治会を創りだそう!
(革共同沖縄県委員会)