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安倍の改憲宣言と激突し、沖縄―杉並区議選勝利へ 2・24天皇在位30年式典粉砕を

週刊『前進』04頁(3012号01面02)(2019/02/18)


安倍の改憲宣言と激突し、沖縄―杉並区議選勝利へ
 2・24天皇在位30年式典粉砕を


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自民党が党大会で改憲運動方針

 2月10日、国鉄闘争集会が620人の大結集でかちとられた同じ日、自民党大会が東京で開かれた。安倍が演説で、統一地方選と参院選を「まなじりを決して戦いぬく」「いよいよ立党以来の悲願である憲法改正に取り組む時が来た」「憲法にしっかりと自衛隊を明記して、違憲論争に終止符を打とう」と叫んだ。
 9日には下村博文・自民党憲法改正推進本部長が全国の改憲担当幹部50人を集めて会議を開き、「統一地方選でも参院選でも憲法を語り、改正に向けた大きなムードをつくろう」と語り、街頭演説や集会で「憲法改正」を積極的に宣伝するように指示した。
 安倍政権は19年度予算成立後の4月上旬頃から衆院憲法審査会を開き、そこで自民党改憲案を提示し、今秋臨時国会での改憲発議―国民投票―20年新憲法施行を狙っている。
 また日本維新の会も9日に大阪で党大会を開き、「憲法審査会の議論をリードし、憲法改正の国民投票を実現する」という活動方針を決定した。維新の会は安倍の改憲攻撃の先兵だ。
 安倍政権は国内外の激動情勢にぐらぐらに揺さぶられ、アベノミクスの破綻(はたん)があらわになり、格差と貧困が広がる中で、ますます改憲と戦争への突進を加速している。
 それゆえ統一地方選と参院選をめぐる2〜7月の過程は、改憲・戦争を許すのかどうかをかけた一大決戦となった。安倍は改憲のための反革命運動を全国の組織を動員して展開しようとしている。これと真っ向から対決し、「改憲・戦争阻止!大行進」をあらゆる職場・大学・地域につくり出そう。学習会・講演会、デモや街頭宣伝を繰り返し行い、9条改憲反対の圧倒的な声をつくり出そう。改憲容認につながる日本共産党の「自衛戦争賛成」論と対決し、「戦争絶対反対」の団結をつくろう。

ゼネストと国際連帯で戦争阻む

 安倍は自民党大会のあいさつで「自衛隊員の新規募集に都道府県の6割以上が協力を拒否している」と嘆き、「この状況を変えよう」と訴えた。2017年度、全国の自治体(市町村)の36%が自衛隊が求める18歳、22歳の名簿の提供に応じたにとどまった。そこで安倍は、憲法改悪(自衛隊の明記と地方自治の否定)によって徴兵制を導入し、自衛隊員に戦場で死ぬことを強制し、自治体・自治体労働者に自衛隊への全面協力を強制し、学校・教育労働者に戦争教育を行うよう強制し、すべての人民に「国防=戦争」への協力の義務を課そうとしているのだ。
 また安倍は12日、韓国のムンヒサン国会議長が「天皇が元慰安婦に直接謝罪すれば慰安婦問題は解決できる」と発言したことに対して、「甚だしく不適切で極めて遺憾だ」と述べた。日帝と天皇の戦争犯罪・戦争責任を居直り、韓国への排外主義を扇動するものだ。
 こうした中で重大な決起が開始された。辺野古新基地建設をめぐって2・24県民投票に向かう沖縄で、港湾労働者400人が自衛隊車両200両の事前協議なしの民間港積み下ろしに抗議し、2月4日、終日のストライキに決起した。これは、辺野古新基地建設阻止・全基地撤去をかちとる沖縄全島ゼネストへの突破口を開く闘いである。
 また10日、被爆地・広島から「改憲・戦争阻止! 教え子を再び戦場に送らない! 広島教職員100人声明」が発せられた。この運動に続こう!
 戦争体制づくりを許すか否かは、労働運動の攻防にかかっている。なぜなら国家権力(その実体は暴力、軍隊と警察と官僚機構)を資本家階級が握っていても、生産、運輸、学校、自治体をはじめ社会を実際に動かしているのは労働者だからだ。労働運動が屈服し協力しなければ、政府・支配階級は戦争を遂行することはできない。
 だからこそ改憲攻撃が強まる今日、安倍政権は国鉄(JR)労働運動や関西生コン支部への弾圧、組織解体攻撃を強めている。
 労働者階級は団結を崩されなければ絶対に負けない。日本、アメリカ、フランス、韓国をはじめ世界中にストライキの波が広がっている。労働者の国際連帯を大きく発展させよう。

階級的労働運動強め安倍打倒を

 アメリカ帝国主義はトランプ政権のもとで、対中貿易戦争を激化させ、世界を核戦争にたたき込む政策を強めている。トランプ政権のINF(中距離核戦力)全廃条約からの離脱を契機に、アメリカ・ロシア・中国が破滅的な核軍拡競争にのめり込もうとしている。これに対して、1917年のロシア革命が第1次世界大戦を終結に導いたように、全世界の労働者の団結した闘いで世界核戦争を阻止しよう。
 政府統計の不正・偽造は安倍がやらせた国家犯罪だ。自民党政府と官僚組織は労働者人民の生活と生命に何の責任もとらず、資本家階級の金もうけのためにのみ奉仕している。労働者を搾取し、健康と生命・生活を日々破壊している。新自由主義的な延命策も破産した資本主義体制の行き着く先は戦争である。
 だが、国鉄分割・民営化後の総評解体―連合結成の労働運動の危機の中で30年間、動労千葉を先頭に国鉄闘争が不屈に闘われ、階級的労働運動の展望を確実に切り開いてきた。この闘いを大きく発展させれば、必ず改憲・戦争を阻止し、革命によって新しい社会を建設することができる。
 侵略戦争と植民地支配と差別の元凶の天皇制を絶対に許すな! 2・24天皇在位30年記念式典粉砕の荻窪街宣―3・1改憲阻止杉並集会―3・11反原発福島行動に決起しよう。4月杉並区議選を改憲阻止決戦そのものとして闘い、必ず勝利しよう。