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団結ひろば 投稿コーナー

週刊『前進』04頁(3012号04面04)(2019/02/18)


団結ひろば 投稿コーナー

広島・高陽で大行進結成大会
 高陽第一診療所労組 森末一義

 安倍政権による通常国会開催を翌日に控えた1月27日に「改憲・戦争阻止!大行進運動実行委員会高陽地区」の結成大会を開催し、高陽地区での改憲阻止に向けた運動を開始しました。
 高陽第一診療所労働組合、婦人民主クラブ全国協議会広島支部を先頭に地区の労働者が結集し、改憲阻止に向けた闊達(かったつ)な討議が行われました。
 基調提起を高陽第一診療所労組委員長の私がやりました。その後、全体でいかに運動を拡大して改憲を阻止していくのかを討論しました。
 婦民の仲間は、「8・6記念式典での拡声器規制」を広島市が三千人を対象にアンケートを実施したことについて、「戦争反対の声をつぶしていく攻撃であり、絶対反対していこう」と訴えました。自治体労働者は「改憲をヒロシマから発信していくことは大きな意味がある、自治労つぶしの改憲攻撃に職場で反撃していく」と決意を語りました。徴用工問題に触れ、排外主義的な考えを持っている人もいる中、国際連帯をビラや街宣で伝えることが必要ではないか、新しい仲間の獲得に向けた学習会の開催が提起されました。
 ある人は「前進チャンネル」には若い人の支持があり、運動を活気づけている。このやり方を活用できないかなど、発想豊かに高陽での改憲阻止大行進をどうやって拡大、発展させていくか討論ができました。拡大、発展のために改憲と戦争に絶対反対で闘う拠点をつくっていくこと、結成大会参加者の団結を固めて新しい仲間を獲得していく活動と真剣な討議を継続して行こうと決意を固めました。
 「2・10広島教職員100人声明集会」の成功を勝ち取り、3・11フクシマを闘い、メーデー圧殺の天皇代替わりを迎え撃ち、改憲・戦争阻止!大行進高陽地区は今年の8・6ヒロシマに攻め上ります。

ミルク買えずに乳児が死亡
 みやぎ連帯ユニオン 青柳葉子

 数カ月前からツイッターを始めた。1月19日朝、ほらぐちともこさんがツイートしてたヤフーニュースの「ミルク買う金なく......乳児死なす。母親逮捕」の記事の写真を見てびっくり! もしやこれは、うちの団地じゃない?! 朝刊の社会面に住所が載っていた。やはりここだ。築45年ほどの公営住宅。こんな身近で貧困による悲惨な事件が起こっていたなんて!
 私たち家族が25年前に入居した時は、私たちより質素な生活をしてる家族はいなかった(と思う)。団地内では子どもたちが、お母さんたちが見守る中で日が沈むまで遊んでいた。家賃を浮かせてお金を貯めて10年くらいすると家を建てて引っ越していく、そんな家族が多かった。今は、小泉政権の構造改革以来、収入制限が厳しくなり、共働き世帯で子どもが扶養からはずれると「収入超過」で明け渡し勧告が出るので、高齢者世帯と母子家庭の比率が大きくなり続けている。
 25年前とは別世界なのだ。子どもが遊ぶのを見守っていられる母親は見かけない。そういえば震災の年の夏だったか、朝の5時前、3歳くらいの男の子が軽ワゴンの運転席で一人泣いているのを見つけて隣りの棟の入口まで付き添ったことがあったが、その子は児童相談所に保護されたと後で聞いたこともあった。
 赤ちゃんに白湯(さゆ)を与えるしかない家計と精神的困憊(こんぱい)。生死をさまよう子どもたち。安倍政権は毎日勤労統計などのデータ操作で労働者階級の実相をねつ造している。許せない! だけどもうみんなわかっている。安倍政治の先は戦争だ。この日は「戦争・改憲阻止!大行進みやぎ」の今年第1波のデモだった。自前のプラカードを持って参加した。

受刑者だけマスク禁止とは
 獄中同志の家族 須賀陽子

 1月31日、名古屋刑務所で受刑者ら計300人がインフルエンザに集団感染したとの新聞報道がありました。これを読んで非常な危機感を覚えました。
 私の夫である須賀武敏はいま、迎賓館・横田爆取でっち上げ弾圧裁判で無実なのに懲役11年の不当判決を受け、横浜刑務所で獄中闘争を闘っています。先月、面会に行った際、その彼からとんでもない話を聞きました。横浜刑務所では受刑者が風邪を引いてもマスクの着用が認められず、禁止されているというのです。
 外来者には受付で無料のマスクが配られ、構内にいる間は必ずマスクをするようにとの指示を受けます。当然ながら職員も全員、マスクをしています。しかし受刑者のマスクだけは、顔を隠すことになるので禁止だと。
 実際に工場で、いま彼の隣で作業している高齢の受刑者(80歳)は、昨年からもう3カ月も、せきや鼻水が止まらず苦しんでいる。それでも病舎にも移さず、本人にも他の全員にもマスクもさせない。1月には「慰安」と称して外部の歌手やバンドを招いた催しが開かれたが、その時だけは体育館に集まった全員にマスクを配った。それが終わって歌手らの一行が退場した瞬間に、マスクの回収が命じられたと!
 これは受刑者の命などどうなってもいいということであり、刑務所当局による受刑者への虐待だと、彼は告発しています。監獄が社会から隔離された密室であるのをいいことに、こんな理不尽が横行するのを許してはなりません。星野文昭さん解放は、こうしたすべてをぶち破る突破口です。絶対に勝利しましょう。

新潟事件と悪徳AKB商法
 東京 田宮龍一

 昨年12月8日、新潟市を拠点とするアイドルグループ「NGT48」のメンバーが自宅マンションの自室前で、待ち伏せていた男2人に暴行される事件が起きた。被害者が芸能人の事件は無数にあるが、この事件は特に、悪徳な「AKB商法」が招いた事態であることが強くうかがわれる。
 秋元康を筆頭とするAKBグループのプロデュース側の人間たちは、若者(タレントとファン)の熱情を根こそぎ動員し、心理操作し、競争に駆り立てることによって、巨大な集金システムを構築し、芸能界に君臨してきたのだ。
 末端のメンバーはさまざまな経費を差し引かれた薄給で、懲罰的措置を伴う禁欲生活を強いられ、過酷なレッスンで気力・体力をしぼられ、熾烈(しれつ)なポジション争いを繰り広げる。このすさまじい生存闘争が、「夢を売るアイドル」の成功物語や美談として描かれる。
 ファンたちはライブはもとより握手券や「総選挙」投票権が付いたCDやグッズに、自らの生活を削って法外な金額を投じる。メンバーと喜怒哀楽を共有し、その一体感で「総選挙」を共に戦う。CDは転売もできず大量廃棄される。
 6年前には、AKBメンバーの一人が「恋愛禁止」の内規に違反したことが週刊誌に暴かれ、自ら坊主頭になった動画で「謝罪」し、グループ残留を懇願する事態まで起きた。
 生活基盤まで投げ打って「至高の価値」に帰依し自己喪失するという意味で、AKB商法はカルト宗教と同様の人間疎外の極みだ。
 新自由主義で急膨張した悪徳アイドル商法が、ゆがんだ人間関係を連鎖的にはびこらせ、暴力事件にまでいたった。だが秋元らは責任を取る気が一切ない。
 若者が政治を自らの手に取り戻すために、真剣に闘いを呼びかけよう。