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三里塚・耕作権裁判 うそ暴く重要証拠提出 「この裁判は勝てる」

週刊『前進』04頁(3014号03面04)(2019/02/25)


三里塚・耕作権裁判
 うそ暴く重要証拠提出
 「この裁判は勝てる」


 2月18日、千葉地裁民事第2部(内田博久裁判長)で耕作権裁判が開かれた。三里塚芝山連合空港反対同盟と顧問弁護団、支援の労働者・農民・学生・市民90人が団結して闘いぬいた。
 開廷に先立ち、千葉市中央公園で太郎良陽一さんの司会で決起集会が行われた。最初に反対同盟事務局を代表して、東峰の萩原富夫さんが発言。400万円カンパ運動への協力を呼びかけ、「国やNAA(成田空港会社)は勝手に税金をつぎこみ、労働者・農民の生活を破壊している。私たちは人生をかけて農地と生活・命を守り、労働者人民への食糧を供給していく」と決意を明らかにした。
 続いて動労千葉の川崎昌浩書記長が発言し、三里塚と連帯して3・31全国集会に立ち上がる決意を述べた。関西実行委、市東さんの農地取り上げに反対する会の連帯発言を受け、デモは地裁に力強く迫った。宣伝カーからは婦人行動隊・宮本麻子さんが「農地死守」の訴えを響かせた。
 裁判で顧問弁護団は重大な証拠を提出した。三里塚闘争最初期の1967年に提訴された「工事実施計画認可処分取り消し請求裁判」の中で、空港公団(NAAの前身)が証拠提出した地図、「新東京国際空港平面図」だ。公団が航空写真と現地調査に基づいて作成したとされ、南台41―9の土地は、市東家の賃借地・耕作地ではなく石橋家の屋敷林になっていたことが明確に記されている。
 NAAは市東孝雄さんを天神峰から追い出すために訴えた耕作権裁判で、「41―9」を市東家の耕作地だと決めつけ、その誤った認識を押し通すために「同意書」「境界確認書」という文書を偽造し、証拠として提出した。そのうそが一層鮮明に暴かれた。12月20日に請求異議裁判一審で強制執行を認める不当判決が出されたが、この耕作権裁判の継続は強制執行を阻む重大な力となっている。
 さらに弁護団は証拠の墨塗りなどのNAAによる文書隠しを追及し、関連文書の全面開示を求めて裁判長に強く迫った。NAAの代理人弁護士は沈黙を決め込み、文書開示にも応じない姿勢を変えず、傍聴席からの怒りを買った。
 千葉県弁護士会館で、伊藤信晴さんの司会で報告集会が開かれた。葉山岳夫弁護士がこの日証拠提出した地図を詳細に解説し、農地を守る闘いの一層の強化を呼びかけた。弁護団がそれぞれ発言し、請求異議裁判控訴審への奮起を促した。
 市東孝雄さんは、「農地法裁判では不当判決が確定したが、耕作権裁判が13年も闘われている以上、NAAは強制執行したくても見通しはありません。この裁判は勝てると思います」と決意を述べた。
 連帯発言で全国農民会議の小川浩共同代表は、全国の農民が三里塚現地調査を行い成田市で総会を開いたことを報告し、市東さんの農地決戦を全力で担う決意を表明。最後に伊藤さんが400万円カンパの集中と3・31全国集会への大結集を訴えて締めくくった。

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三里塚裁判日程
◎新やぐら裁判
 3月4日(月)
 午前10時30分 千葉地裁

市東さんの農地を守ろう! 空港機能強化粉砕! 改憲阻止・安倍政権打倒!
3・31三里塚全国集会
 3月31日(日)正午
 成田市赤坂公園(成田ニュータウン内、成田市赤坂1―2)
 主催/三里塚芝山連合空港反対同盟