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県民投票圧勝の力で安倍倒せ 労働者のゼネストで辺野古阻止を 闘う労働組合の拠点をつくろう

週刊『前進』04頁(3016号01面01)(2019/03/04)


県民投票圧勝の力で安倍倒せ
 労働者のゼネストで辺野古阻止を
 闘う労働組合の拠点をつくろう


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(写真 県民投票の開始日の2月14日、沖縄県庁前で辺野古埋め立て反対を訴える集会が行われた【那覇市】)


 2月24日に行われた「辺野古米軍基地建設のための埋立ての賛否を問う県民投票」は、沖縄県民の圧倒的な「基地絶対反対」の意思を安倍政権に突きつけた。沖縄を先頭に、改憲・戦争攻撃を実力で粉砕する闘いが始まった。今こそ安倍打倒へ! 闘う労働組合がその最先頭に立とう。

沖縄労働者人民が不退転の決意表す

 2月24日の沖縄県民投票は、辺野古新基地建設と闘う沖縄労働者人民の不退転の決意を示した。投票総数は60万5385票(投票率52・48%)で、辺野古埋め立てに「反対」が71・7%の43万4273票を占める結果となった。昨年9月の沖縄県知事選で史上最多の票を得た玉城デニー知事の得票数を約3万7千票余りも上回った。
 安倍政権は当初、宜野湾市など5市の首長に圧力を加えて「不参加」を表明させた。最後は自公両党が自主投票を決め込んで、県民投票それ自身を不発に終わらせようとあがきにあがいた。だがそれらの小細工はすべて吹き飛ばされた。自民・公明支持者の中でも反対票が賛成票を大きく上回った。県知事選の後も政府は「(辺野古反対の)民意がすべてではない」と強弁し工事を続けてきたが、そうした姿勢に改めて断が下された。
 安倍政権は昨年12月14日から土砂の投入を開始し、既成事実の積み重ねで沖縄県民の「あきらめ」を狙ったが、むしろ闘いがさらに大きく広がっていることを示した。何よりも、今回の県民投票で新たな世代が立ち上がり始めた。出口調査では、世代ごとで「賛成」票を投じた割合が最も低かったのが10代だった。これからの沖縄を担う最も若い世代が辺野古新基地建設を阻止する闘いの先頭に立ち始めたのだ。

安倍の絶望的危機示す基地建設強行

 しかし、安倍政権は県民投票の翌日も工事を強行している。安倍は「(普天間基地の辺野古移設を)これ以上先送りすることはできない」と言い放ち、防衛相・岩屋毅は工事の続行を明言した。官房長官・菅義偉は「国防は国の専権事項」と言いながら、「知事に普天間飛行場の危険除去と固定化についてどう考えているのか聞きたい」と、知事に(すなわち県民に)責任を転嫁するような盗っ人猛々しい言辞を吐いた。
 沖縄県民の民意を公然と踏みにじり、むきだしの国家暴力に一切をかけて襲いかかるこの姿は、安倍政権の絶望的な危機を示すものだ。日帝の大資本と安倍政権は今、米中貿易戦争を引き金に世界の大国がこぞって資源・市場・勢力圏の強奪戦に突入した中で、憲法を変えて再び侵略戦争・世界戦争の道に突き進むことなしには帝国主義として生き残れないという焦りにかられている。沖縄の闘いはこの改憲・戦争攻撃との激突の最先端だ。だからこそ日帝・安倍にとって引くに引けない攻撃、労働者人民にとっては命のかかった絶対非和解の闘いなのだ。

星野解放と結合し新たな実力闘争を

 多くの沖縄県民は、今回の県民投票で辺野古への新基地建設が止まるとは考えてはいなかった。それでも一人一人が自らの生き方を一票に託したことによって、闘いは次の段階へと進んだ。どうすれば辺野古への新基地建設を阻止することができるのか----この思いと闘いはさらに大きく激しくなっていく。
 県民投票という「民主主義的手法」の意義とともにその限界性も明らかだ。沖縄の労働者階級の闘いはすでに、これまでの辺野古現地での20年余りの陸・海での実力闘争の地平をもこえた、新たな実力闘争へと進んでいる。その方向性を示したのが2月4日の港湾労働者のストライキだ。闘う労働者が沖縄全域の物流を握り、ストライキを3日継続すれば、台風接近時の離島のようにあらゆる物資を沖縄全島から遮断することが可能だという。労働者階級が労働組合の旗の下に団結してストライキに立ち上がるとき、この社会の本当の主人公が自らであることを宣言するのだ。
 沖縄の労働者階級がこの港湾労働者の闘いに続いてストライキ=沖縄全島ゼネストに立ち上がり、本土の労働者がこれに呼応して日帝・安倍政権打倒の大決起を開始すること。辺野古への新基地建設を本当に阻止する展望は、その中でこそ切り開かれる。
 今回の県民投票は、1995年の米兵による少女暴行事件抗議の県民大会10万人決起に始まった沖縄の闘いの到達地平であると同時に、沖縄全島ゼネストをたぐり寄せる新たな闘いの出発点となった。さらに、県民投票の渦中で星野文昭さんの解放を求める意見広告が地元2紙に掲載され、星野さん解放と辺野古新基地建設阻止が一体の闘いとなった。ここに今回の県民投票の歴史的な意義がある。
 今や、沖縄の労働者人民と安倍政権との対決構造は一層非和解的となり、沖縄は安倍の改憲・戦争攻撃との闘いの最前線を形成している。この闘いに全国の労働者が合流し、2019年の歴史的な決戦の勝利を切り開こう。求められているのは、この社会に渦巻く安倍政権への怒りを労働者階級の団結した闘いとして解き放つことだ。3・16沖縄県民大会を大成功させよう。青年労働者と学生を先頭に、闘う労働組合と学生自治会の拠点を沖縄--全国でつくり出そう。