週2回月・木発行『前進』
[メニュー][トップ]

星野さん釈放への正念場 埼玉などが更生保護委に請願

週刊『前進』04頁(3020号04面03)(2019/03/18)


星野さん釈放への正念場
 埼玉などが更生保護委に請願

(写真 埼玉などから駆けつけた請願団。更生保護委員会のある高松市の法務合同庁舎前で【3月8日】)

(写真 バイクの女性が駆け寄って要望書に署名し激励)


 3月8日、香川県高松市の四国地方更生保護委員会に対し、星野文昭さんの仮釈放を求める請願行動が行われた。2月19日に保護委員1人が星野さんに面会して審理が進む一方、弁護団・家族による3月中の申し入れを保護委が拒否してきた。全国再審連絡会議と弁護団は緊急に討議し「最大の正念場に入った」と確認。そして3月に何度か請願行動を行うと決定し、更生保護委員会に予告した。その最初の要請行動だ。
 今回の要請団は事務局、埼玉、東京・三多摩、徳島、岡山、そして地元香川からの9人。埼玉では今年に入り1月に浦和、2月に越谷で絵画展を開催、3人の請願団を組織し、この日の午前中には徳島刑務所への差し入れ行動を行ってからかけつけた。東京・三多摩連絡会は3月、杉並区議選決戦と一体で西荻窪での絵画展開催を計画する中で参加した。近隣の徳島、岡山、地元香川もがんばっている。要請団各人が星野さん解放に向けた真剣な思いを込めてしたためた請願書、地域の仲間から託された請願書や申入書、それ以外にも多くの資料が持ち寄られた。
 請願団は午後2時前、更生保護委員会・磯久隆夫調整指導官を訪ねた。しかし出て来たのは事務局職員の男性・女性各1人で、「磯久氏は不在」とのこと。
 請願の冒頭、事務局が、星野さんが描いた絵画「春、希望育む佐渡」を持参したこと、またこの絵が渋谷闘争で死亡した機動隊員の出身地を思って描かれたことを、星野さんと面会した藤田城治弁護士の報告書に基づいて訴えた。職員は「保護委員に見せます」と言い受け取った。続いて、意見広告が掲載された2月17日付の「琉球新報」と、沖縄での反響の大きさを記した「沖縄万人の力で星野さんを取り戻す会」の申入書を渡した。
 さらに、請願団の請願書が次々に読み上げられ、手渡された。職員は「読み上げていただかなくても...」と切り上げようとするが、請願団は全員が一歩も引かず食い下がり、請願をやりぬいた。埼玉から初めて決起した沖縄出身の女性は、怒りと緊張で震えるような声で、しかし力を込めて請願書を読み上げた。終了後、2人の職員は庁舎の外まで出てきて、頭を下げて請願団を見送った。職員は終始、平身低頭だった。
 また請願に向かう途中、庁舎前で信号待ちをしていた請願団にバイクに乗っていた女性が駆け寄ってきた。請願団が持っていたボードに「星野文昭さん無実」「賛同会員募集中/年会費3000円」と書かれているのを見て「3000円払いたい!」と歩道に上がってきたのだ。要望書にもすぐに署名し、「これから請願? 頑張って!」と請願団を見送った。
 1・27全国集会で提起された方針がどんどん実践され、星野さん解放をこじ開けつつある。3月19日には元法務省保護局長の古畑恒雄弁護士を講師に迎えた院内集会が行われる。星野さんは絶対に取り戻すことができる。請願団は今回の行動を通して、星野さんの仮釈放を必ずかちとる決意と団結をさらにうち固めた。