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ほらぐちさん上位当選 3275票の杉並区民の支持 この力で改憲阻止・安倍打倒へ

週刊『前進』02頁(3031号01面01)(2019/04/25)


ほらぐちさん上位当選
 3275票の杉並区民の支持
 この力で改憲阻止・安倍打倒へ

(写真 区議選最終日、西荻窪駅に登場 区民・支持者に囲まれ、笑顔で語り合うほらぐちともこ候補【4月20日 JR西荻窪駅北口】)



(写真 西荻窪駅北口【4月20日】)


 4月21日の杉並区議会議員選挙で、都政を革新する会から立候補したほらぐちともこさん(30歳・新人)が3275票を獲得し、既成政党の度肝を抜く18位で初当選を果たした。改憲を狙う安倍政権や「杉並丸ごと民営化」を進める田中区政への怒りが、圧倒的な「ほらぐち票」となって解き放たれた。ほらぐちさんの勝利は、杉並区民のみならず日本中の労働者や若者・女性に限りない喜びと感動をもたらしている。22日夜には、選挙戦をともに闘った杉並区民や全国の支援者、若者や学生が選挙事務所に詰めかけ、激闘の末にもぎりとった大勝利をほらぐちさんとともに喜び、たたえ合った。

青年・女性のパワー全開

 新しい歴史の1ページがここに刻まれた。ほらぐちさんを杉並区議会へと押し上げた3275票は、その1票1票が、安倍政権の改憲・戦争に対する絶対反対の意思表示であり、田中区政への真正面からの「ノー!」である。多くの労働者が貧困や過労死に追い込まれるような社会のあり方に対する、根底的な変革への熱望がそこに込められている。そして何より、これまで政治を奪われてきた多くの若者や女性が、ほらぐちさんの「若者の声を杉並から!」のスローガンを熱烈に支持したことが、情勢を動かした。ほらぐちさんの勝利は、若者や女性が先頭に立って声を上げ、政治を動かし、社会を変革していく新しい時代の扉を押し開いたのだ。
 今、田中区長のもとで杉並で起きていることは、「命より金もうけ」で社会を破壊する新自由主義政策のきわみであり、安倍政権が日本中でやろうとしていることを先取りするものだ。阿佐ケ谷再開発計画はその最たるものだ。
 「小学校を移転・更地化して資本に売り渡し、巨大商業ビルを建てて商店街を破壊、しかも小学校の移転先は深刻な土壌汚染が指摘される病院跡地。こんな住民無視の再開発は絶対許せない!」。ほらぐちさんは、地元住民や東京西部ユニオンの仲間とともに、このことを徹底的に訴え、選挙の一大争点へと押し上げた。そして「オール与党」状態の杉並区議会に対して、「田中区長と闘う議員」を送り込みたいという熱望が広がり、全学連で不屈に闘ってきたほらぐちさんへの支持が広がった。
 さらには、原水爆禁止運動の発祥の地であり反戦・反核運動の中心地である杉並で、ほらぐちさんの「改憲・戦争絶対反対」の訴えが熱烈に支持され、その闘いの記憶を呼び覚ました。
 この間、安倍政権は天皇代替わりを利用して「挙国一致」の大キャンペーンを展開してきたが、杉並区民の怒りの決起とほらぐちさんの当選は、暗雲を晴らすようにこれを根底から打ち破った。
 48議席を70人が争う最激戦区・杉並で、大政党や著名な現職・元職を向こうにまわして一歩も引かずに勝負し、30歳で無名の新人として名乗りを上げたほらぐちさんが初挑戦で18位の上位当選をかちとるという「奇跡」は、こうして現実のものとなった。

今こそ闘う労働組合を!

 自民党・安倍政権は、7月参院選を視野に入れ、今回の統一地方選を改憲への跳躍点にしようともくろんできた。だがそれはまったく思惑通りにいかず、改憲・戦争絶対反対の怒りと闘いをますます拡大させる結果となっている。ほらぐちさんの圧勝はその全民衆の怒りを象徴している。
 さらに安倍政権は沖縄・大阪の衆院補選での連敗に大打撃を受けている。立憲民主党から日本共産党までの既成野党も軒並み没落し、支持を失っている。
 今、求められているのは「新しい労働者の政党」であり、社会の根底的な変革をめざす「青年・学生の党」だ。ほらぐちさんを先頭に、今こそ新しい党を登場させる時だ。杉並区議選の勝利をばねに、夏の闘いへ前進しよう。
 何より今、労働組合の新たな決起が社会を大きく揺るがし始めている。全国港湾労働組合連合会(全国港湾)は4月14、15日の48時間ストに続き、21日から24時間ストに突入し、大型連休中の長期ストも視野に闘いを構えている。JRの「運転士・車掌廃止」通告に対して、動労総連合はストライキで反撃し、日本中の労働者や青年を奮い立たせている。
 こうした労働組合の闘いを押しつぶすために、安倍政権は「労働者の闘いの日」である5月1日のメーデーに「新天皇即位」をぶつけてきた。労働組合を天皇制のもとに屈服させ、戦前の産業報国会のような戦争推進組織へと再編しようとしているのだ。絶対に許せない。だが、大企業の金もうけのために若者の未来を奪い、労働者を過労死に追い込むような国家に未来はない。5月1日正午、銀座ブロッサム中央会館ホールで行われる5・1メーデーと銀座デモ(主催/「改憲・戦争阻止!大行進」実行委員会)に集まろう。
 ほらぐちさんを先頭に、労働者民衆の力で戦争を止め、社会を変革しよう。