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月刊『国際労働運動』48頁(0457号06面01)(2014/10/01)


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●セウォル号事件の真相解明と責任者処罰求めて国民大会





 8月30日、ソウルでセウォル号事件の真相究明と責任者処罰を求め、「特別法を制定しろ! 青瓦台(大統領府)は答えろ! 8・30国民大会」が開かれた。セウォル号惨事国民対策会議の主催のもと、遺族たちを中心に、民主労総本部をはじめ金属労組・保健医療労組・公共連盟などの労組や市民・社会・宗教団体など3000人以上が集まった(写真①)。集会後、大統領との面談を要求するために、青瓦台近くの市民センターで籠城闘争をしている遺族の下に向かって進んだ(写真②)。

●中国で鉄道労働者がストライキ





 中国江西省の鉄道労働者(運転士)が、賃上げを求めて8月27日午前8時から29日の夜8時まで60時間ストライキを約300人で貫徹し、徹底的に当局を追い詰め、平均300元の賃上げをかちとるとともに、この職場の党書記と主任を解任させるという大勝利をかちとった。労働者たちは待機室の前で抗議行動を行う(写真③)とともに、待機室内に立てこもるストライキ(写真④)も貫徹した。

●アメリカでファストフード労働者の大規模抗議闘争





 9月4日、アメリカの150以上の都市で最低賃金の引き上げと労働組合結成の承認を要求してこれまで最大の抗議行動が行われた。労働者たちはファストフード店の前で集会を開いたり、座り込み闘争を行い、時給を15㌦にせよと要求した(写真⑤)。警察が各地で弾圧に乗り出し、交通妨害などをデッチあげ500人以上の労働者を逮捕したが(写真⑥)、労働者たちは弾圧に負けずあくまで闘い続ける決意を固めている。

●イランの鉄鉱石鉱山労働者がストライキ



 イランのバフー鉄鉱石鉱山労働者5000人は、イラン中央部にあるヤズド地方の鉄鉱山を所有する中部鉄鉱石会社の民営化に反対して逮捕された19人の労働者の釈放を要求して、8月19日からストライキに突入した。労働者たちは低賃金の劣悪な労働条件の改善も要求している。8月26日には、知事公邸前で労働者やその家族、住民たちが民営化反対、逮捕された労働者の釈放を要求して数千人の大抗議集会を開催した(写真⑦⑧)。この闘いに対して機動隊が派遣されたが、労働者たちは8月末の段階でも依然としてストライキで闘い続けている。