週刊『三里塚』
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第3滑走路反対一斉行動 説明会を徹底追及の場に=@芝山、多古住民に訴え

週刊『三里塚』02頁(0956号01面03)(2016/11/28)


第3滑走路反対一斉行動
 説明会を徹底追及の場に
 芝山、多古住民に訴え

(写真 三里塚現闘が作成した大きな地図で、600もの民家が移転対象になる事実を確認する反対同盟・支援連【11月13日 成田市】)

(写真 住民に働きかける太郎良陽一さん【芝山町】)


 11月13日、反対同盟と支援連は、43回目の成田空港周辺地域一斉行動を行った。農地法裁判上告棄却決定後初の一斉行動は、12・4現地闘争を呼びかけるとともに、第3滑走路計画について各地区で開催されている「説明会」への反撃をたたきつける闘いだ。午前8時30分、約30人が市東さん宅離れに集まり、打ち合わせを行った。
 冒頭に伊藤信晴さんが「説明会が12月まで各地区で開かれている。これを、推進派、自治体当局、NAAに対する徹底追及の場にするように訴えよう」と呼びかけた。続いて市東さんが、「説明会へのこちらの弾劾行動によって向こうが追い詰められていると感じる。住民一人ひとりにNAAのデタラメさを暴き、怒りを拡大して第3滑走路、24時間空港化を粉砕しよう」と一同の奮起を促した。
 続いて現闘員が模造紙をつなげて作った巨大地図を広げ、第3滑走路によって立ち退きを迫られる「600戸」のリアリズムを明らかにした。萩原さん宅すぐ南の部落である一鍬田から、南の芝山町方向へ約200戸が空港敷地に直接かかることによって移転を強制される。
 さらに騒特法(特定空港周辺航空機騒音対策特別措置法)に基づく「騒音障害特別防止地区」に指定され移転を迫られるのが、芝山町、多古町、横芝光町にまで及ぶ400戸以上と推定される。芝山町では再移転を迫られる家も多く、数百fという田畑が空港の下に埋められる。現在の1400fから2400fに拡大する「もう一つ新しい空港を造る」ことで、かつての富里の空港計画(2300f)すら超える巨大空港ができあがるとんでもない計画だ。
 反対同盟と支援連は、各人が自分の回る地域が第3滑走路計画でどこに位置するかを改めて確認し、最新の「反対同盟ニュース第38号」を携えて担当地域に飛び出していった。芝山町を回った太郎良陽一さんは、第3滑走路への怒りが沈黙を破り具体的な声となって上がっていることを実感した。地元白枡部落を中心に回った伊藤さんは「こんな説明会は認められない」という強い怒りを語る住民と意気投合した。
 支援連が訪れる先々でも、ニュースが熱心に読まれ、対話が深まった。第3滑走路に加えて、深夜・早朝の飛行時間の延長についても次々と怒りが表明された。
 夕刻に再び市東さん宅離れに集合し、この日の活動を集約した。この中で、説明会は次々と開かれているものの、行政やNAAはこの計画がもたらす生活破壊、地域破壊に対する住民からの追及に対して口を閉ざしており、形式だけのものになっていることが明らかになった。
 また、部落ごとに学習会や話し合いがもたれており、反対する具体的な方針を求めていること、12・4現地闘争への参加希望者が現れていることが報告された。
 最後に伊藤さんが「一人でも多くの人を市東さんの闘いの現場に案内し、市東さんと触れ合う機会を増やし、12・4現地闘争を成功させよう。その力で第3滑走路を粉砕しよう」と訴え、次回を12月10日に決定し、一日の闘いを締めくくった。