週刊『三里塚』
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団結街道

週刊『三里塚』02頁(1004号01面06)(2018/11/26)


団結街道


 同窓会名簿が企業に売られたのか、投資勧誘の電話がかかってきた▼曰く、「人生100年時代と言われています。年金・老後の心配はありませんか」「マンションの賃貸料で1年60万円ほど入ってきたら魅力的ではありませんか」……26歳の青年労働者が懸命にオルグをかけてくる▼人生は100年なのかもしれないが、企業はずっと短命だ。帝国データバンクによれば、創業100年を超える日本企業は2%に過ぎない。東京商工リサーチによれば、2017年に倒産した企業の平均寿命は23・5年。最も短命なのは金融・保険業で16・4年だ。短期的利潤追求を動機とする企業に人生100年も100年の農地も委ねることなどできない▼ところで、飲酒・喫煙率が高く、運動・睡眠・野菜不足で不健康な日本人の平均寿命が長いのはなぜか。ハーバード大学のイチロー・カワチ氏は、「ソーシャル・キャピタル」の要素が関係し、他人を信頼するという連帯意識を持つ人の割合が高いことが大きいという▼この人と人との信頼関係を破壊するのが安倍の目指す「一億総活躍社会実現」の本丸=「人づくり革命」だ。その基本構想案では、「高齢者雇用の多様性を踏まえ、一律の処遇でなく、成果を重視する評価・報酬体系を構築する」企業には整備費用を補助し、「能力・実績主義の人事管理」を徹底させ公務員の定年を引き上げるという▼人生を企業年齢に近づける反革命を許すな!