週刊『三里塚』
[メニュー][トップ]

天神峰カフェ 決戦控え片付けと清掃 動労水戸が連帯の決意表す

週刊『三里塚』02頁(1006号01面03)(2018/12/24)


天神峰カフェ
 決戦控え片付けと清掃
 動労水戸が連帯の決意表す

(写真 市東さんの畑で採れた野菜を使った料理を食べながら歓談した【12月16日 天神峰】)

(写真 落ち葉を掃除し、きれいになった離れの屋根)


 12月16日、市東孝雄さん宅離れで天神峰カフェが開かれた。
 20日の請求異議裁判判決は、勝利判決しかあり得ない内容だが、国策裁判であり予断は許されない。現地結集運動を強めるべく、12月は判決を前後して2回の天神峰カフェが計画されている。この日はその第1回目だ。
 カフェに先立ち、10時から現地の仲間が集まって、天神峰農地周辺の片付けを行った。「どんな判決が出てもこの地で農業を続ける」という市東さんの決意を我がものとして、草刈りや竹切り等の作業を行った。
 正午、東京や千葉など各地から17人が集まり、カフェがスタートした。茨城からは、動労水戸の木村郁夫書記長と池田学執行委員が参加した。
 まずは、市東さんの畑で採れた野菜を使った昼食を取りながら交流し、食後に自己紹介タイム。
 木村さんは「改憲、天皇代替わりが問題になる時代だから『体を張る』ということは必ず起こる。それを三里塚が『こうやって闘える』『譲らなくていいんだ』と貫いてきた。職場でもできるんだと示していきたい」とあいさつした上で、「人が集まりだしたと見せつける。いろいろな人が絶えず入れ替わり立ち替わり訪れていることが、農地を守る陣形になる」と決意を述べた。
 池田さんは「三里塚から絶対反対の精神を学んだことで、動労本部カクマルと対決し、分割・民営化と闘うことができた。23年間売店で頑張って、現在は勝田車両センターにいる。職場の若い人と一緒にやっていきたい」と決意を交えてあいさつした。
 参加者はその後、現地調査や作業に分かれて行動した。
 作業班は、強制執行の対象とされている離れや作業場など、すべての建物の屋根にたまった落ち葉を払い落とした。権力車両はいつもとは違う動きに神経をとがらせ、頻繁に行き来を繰り返す。
 午後3時過ぎ、再度決戦本部に集まってお互いに感想を述べ合った。
 最初に伊藤さんが「三里塚は裁判だけに依拠して闘っているわけではない。全国の皆さんに依拠しながら、われわれ自身の力で事態を切り開いていくのが三里塚の思想だと思う。判決がどうであろうと、52年間の歴史を踏まえながら、全力で闘っていきたい」と提起した。
 現地調査を行ったグループからは、「何度か周辺地域を案内してもらったが、今日は初めて第3滑走路予定地を北から南までまわって、その広さを実感した」「周辺住民の思いに触れて、空港が物理的にできるできないというより、住民一人ひとりのちょっとの悔しさ、大きな怒り、これらをあわせてひとつにしていくことが三里塚に勝利することだと感じた」と感想が出された。
 作業をしたグループからは、「決戦前のすす払いという感じで決意を新たにした」と思いが語られた。
 20日の判決を見据えた意見も出され、「野次馬が集まるくらいまで運動を広げて行こう」「現地の空気を一緒に吸っていることが大事。雰囲気をもっとつくっていく」「どんな判決が出ても関係なく応援し続けたい」と感想が語られた。
 最後に太郎良陽一決戦本部長が「強制執行になれば、沖縄を超えるような闘いをやる、体を張った実力での闘いを実現するために、『いざ決戦へ』と呼びかけたい」と決意を述べ、この日のカフェを閉じた。
(神部俊夫)