週刊『三里塚』
[メニュー][トップ]

一斉行動 「第3滑走路許さぬ」 周辺住民から要望書48通

週刊『三里塚』02頁(1006号02面04)(2018/12/24)


一斉行動
 「第3滑走路許さぬ」
 周辺住民から要望書48通

(写真 68回目一斉行動の朝の打ち合わせ【12月9日】)

 12月9日、68回目の成田空港周辺情宣一斉行動が行われた。
 三里塚芝山連合空港反対同盟と支援連の仲間は、午前8時30分に成田市天神峰の市東孝雄さん宅離れに集まり朝の打ち合わせを行った。事務局の伊藤信晴さんが司会を務めた。はじめに市東さんが、「一斉行動はすでに6年目に入っている。同盟の訴えが地域に浸透してきた。今日は今年最後の一斉行動。がんばっていこう」と激励した。決戦本部長の太郎良陽一さんは、「事務局会議で、請求異議裁判で12月20日にいかなる判決が出ようが市東さんの農地を絶対に守るために座り込むことを決めた。われわれは、裁判にだけ未来を託しているわけではない。全国に訴え闘っていこう」と呼びかけた。また支援連の仲間は、「いつも反対同盟ニュースでマスコミが知らせない事実を伝えてくれて非常に感謝している」という住民の声を紹介した。
 今回配る同盟ニュース第63号は、「農地奪うな」の要望書の集中と20日に迫った判決日闘争への参加を呼びかけている。さらにA滑走路運用時間の1時間深夜延長を19年10月末の冬ダイヤから前倒しで開始しようとするNAA(成田空港会社)を弾劾する内容だ。深夜延長の対策と称して今年10月から寝室の内窓設置申請が始まっているが、申し込んだのは対象地域874軒中わずか62軒(7・1%)。しかも、防音工事で騒音被害が防げないことは、裁判所も認めている事実だ。横田基地公害訴訟では11月30日に一審判決が下され、防音工事は「航空機騒音そのものを軽減させるものではない」として損害賠償を認めている。
 また、「地域住民の声」の欄では、有機農業をあきらめざるを得なかった農家の「長年の土づくりをしてはじめて病害虫に強い農作物をつくることができる。市東さんの貴重な有機栽培の農地をコンクリートで固めることは社会的損失」との声を掲載。産直消費者の「強権的な国とNAAへの怒り、裁判所は社会的正義を貫け」という声も紹介されている。
 一同、同盟ニュースを手に担当地域へと飛び出し、対話を重ねた。多くの住民が安倍政権に対する怒りを語った。
 「水道を民営化するなんて今の政治はどうなっているんだ。安倍をやっつけた方がいい」「農業を継いでくれる若い人がいない。食べていけないから継げとも言えない。芝山町は廃村になるしかない。安倍が悪いんだ」
 さらに、10年先の第3滑走路建設計画を理由にして、住民の道路補修要請を受け付けない行政への怒りが寄せられた。
 午後4時30分、ふたたび離れに戻った仲間たちは一日の集約を行った。この日集まった要望書は48通。農地強奪も第3滑走路建設も絶対にやらせないという周辺住民の熱の高まりをみな実感した。最後に、12月23日の天神峰カフェに多くの仲間を集めようと確認し、一日の行動を締めくくった。