週刊『三里塚』
[メニュー][トップ]

請求異議裁判 強制執行認める不当判決 市東さんが不屈に耕す決意

週刊『三里塚』02頁(1007号01面02)(2019/01/01)


請求異議裁判
 強制執行認める不当判決
 市東さんが不屈に耕す決意

(写真 反動判決を徹底弾劾するシュプレヒコールの嵐【20日】)


 12月20日、三里塚芝山連合空港反対同盟・市東孝雄さんの農地をめぐる請求異議裁判で、千葉地裁民事第5部・高瀬順久裁判長は、市東さんの訴えをすべて棄却し、天神峰と南台の農地を奪う強制執行を認める極悪の反動判決を下した。
 この日、反対同盟と全国から駆けつけた労農学市民190人は、開廷を前に千葉市央公園での総決起集会を行った。
 全国農民会議共同代表の鈴木光一郎さんが福島から駆けつけ連帯発言を行った。動労千葉の田中康宏委員長は「いかなる判決が出されようとも、今日から勝利に向かっての新しい闘いが始まることを決意しよう」と強調した。
 集会後、千葉地裁までのデモ行進を意気高く行い、法廷に臨んだ。
 午後2時、高瀬裁判長が開廷を宣し、直ちに判決の言い渡しを行った。「主文、原告の請求をいずれも棄却する。本件に付き当裁判所が出した強制執行停止決定は、これを取り消す」
 「ふざけるな」「農地強奪判決を許さない!」との怒号が傍聴席から一斉に投げつけられた。
 高瀬は淡々と判決理由の要旨を読み上げる。「請求異議事由に該当せず、そもそも強制執行権の放棄の合意は認められない」「農地を転用して空港施設を整備することには公共性がある」「強制執行は権利濫用とは認められない」。
 かつて空港公団(NAAの前身)は、「二度と強制的手段はとらない」と社会的に公言した。だがこの判決は、それを本件裁判とは「関係ないもの」と決め付けてNAAのダブルスタンダードを容認し、強制執行にお墨付きを与えたのだ。
 高瀬裁判長はわずか2分の言い渡しを終えて逃亡。
 裁判所正門前で待つ人々に結果が知らされると、怒りが爆発しシュプレヒコールがたたきつけられた。
 千葉県弁護士会館で報告集会が開かれ、最初に市東さんがあいさつに立った。
 「絶対に認められない不当判決であり、直ちに控訴しました。NAAがどんな攻撃をかけてきても、農地を絶対に死守するという気持ちでがんばります」
 続いて、葉山岳夫弁護士が控訴手続きと合わせて東京高裁と千葉地裁に強制執行停止申立を行ったことを報告し、判決を弾劾した。
 最後に萩原富夫さんが「現地での態勢を固めながらこれからも闘う」と締めくくった。
 反対同盟と支援連はこの日の夜から太郎良陽一決戦本部長を先頭に「強制執行実力阻止」の座り込み行動に突入した。
 翌21日、千葉地裁は250万円の担保金の支払いを条件に強制執行停止決定を出した。これにより裁判記録が東京高裁に送られ係属部が決まるまでの間、暫定的に強制執行が停止となったが、東京高裁が棄却すればふたたび決戦化する。
 労農学の力を総結集して市東さんの農地を守り抜き、安倍政権打倒の総反乱を作り出そう!

------------------------------------------------------------
三里塚闘争裁判日程
◎団結街道裁判 千葉地裁
 1月25日(金) 午前10時30分開廷