週刊『三里塚』
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弾劾声明 三里塚芝山連合空港反対同盟

週刊『三里塚』02頁(1007号02面03)(2019/01/01)


弾劾声明
 三里塚芝山連合空港反対同盟


 本日、千葉地方裁判所民事第5部高瀬順久裁判長は、反対同盟員・市東孝雄さんの農地取り上げ強制執行を認める不当判決を出した。
 強制収用のあまりの暴力的不正義性ゆえに解散した千葉県収用委員会に成り代わって、千葉地裁が農民殺しに手を染める暴挙を断じて許すことはできない。
 満身の怒りをもって徹底弾劾するとともに、成田市天神峰現地において農地強奪強制執行を実力で阻止することをここに宣言する。
 市東家が3代100年耕してきた農地は私たちの命そのものである。市東さんは安全な野菜を作り届けることを誇りとして、日々額に汗し精魂込めて土づくりに励んできた。
 その血と汗が浸み込む農地で作られた無農薬有機野菜は多くの消費者の命と健康を支えている。
 野菜を楽しみに待つ消費者と心から信頼できる仲間との人間関係を破壊し、誠実に耕しつづける農民の生きがいと生存権・営農権を奪うことは万死に値する悪逆非道の暴挙である。
 同時に、今回の農地強奪判決は安倍政権の進める改憲・戦争攻撃と一体のものである。侵略戦争の反省から生まれた憲法と農地法を裁判所が破壊し、戦争国家化を推し進めることは絶対に認めることはできない。
 しかし、危機に追い詰められているのは成田空港会社であり国の側だ。
 半世紀を経て未だに完成しない成田空港の破たんは明らかだ。空港機能強化と称する新たな空港建設の攻撃に対して空港周辺住民が陸続と決起を開始している。
 何より「命よりカネ」の社会を拒否し闘う市東さんの存在は全国・全世界の人々の心をとらえている。
 命を奪おうとする者に対して実力で闘うことこそが正義であることは反対同盟52年の闘いの歴史が証明している。
 われわれは、「軍事空港絶対反対・農地死守」を貫き続けてきた地平から、ふたたび「日本農民の名において収用を拒む」実力闘争を叩きつけるのみである。
 辺野古新基地建設と闘う沖縄、原発再稼働・被ばくの強制と闘う福島と共に、「国策」の名において命を踏みにじる棄民政策、戦争政策を強行する安倍政権を打倒し、「この地で耕し続ける」と宣言する市東さんを守り抜き、勝利するまで闘う決意である。

2018年12月20日